皆さん、こんにちは。
ミスミさんからバトンをもらいました。2020年4月に入社し、セールス・サポート業務やインターンシップのマネジメント(取りまとめ)を担当しています、折笠 愛です。
私がユーフォリアに加わるまでを振り返りつつ、これからについての想いもお伝えできればと思っています。よろしくお願いします。
私について
神奈川県出身、30歳。一女(現在2歳)の母。
私は小学校5年生から大学4年生までは選手として、大学院から現在に至るまで指導者としてバレーボールに関わってきました。
ということで、会社員・教員・母親と3足の草鞋を履き替えながら日々奮闘中です!
子どもの頃の将来の夢
私の将来の夢は「体育の先生になること」でした。
父が高校英語教員で、その姿を昔から見ていたので「私も教員になりたい。でも英語は苦手だから体育にしよう」、割と安易な決め方だったなと振り返って思います。
それを実現させるため、大学院に進学し、バレーボールのコーチングについても専門的に勉強を始めました。指導者として歩み始め、修了後ご縁があってそのまま大学教員に。
複数の大学でバレーボールを教える経験もさせていただき、私が掲げていた夢は一定程度達成することができました。良くも悪くも…
失敗の連続
「楽な道と困難な道があったら、困難な道を選べ」。これは高校時代の顧問の先生に言われた言葉です。私は小さい時から苦手なことや嫌なことからすぐ逃げる癖がありました。けれど、その癖を変えられた出来事がありました。
大学院入学後、学部時代とはかけ離れた大学トップレベルの女子バレーボール部のコーチとして練習に参加するようになりました。指導するはずの立場なのに何もできない状態がしばらく続き、最初に立てた目標は「明日の練習ではとにかく1度はボールに触ろう」。
自分の無力さとこれまでに感じたことのない絶望感に、自分の進路選択を後悔した瞬間がありました。でも「自分にはバレーボールしかない」、その気持ちをなんとか糧にして指導スタイルを作っていきました。
私が「困難な道」を選べるようになった最初の体験です。
その後、教員として大小の数え切れない失敗を繰り返し、指導者としては道半ばのタイミングで私の人生を大きく変えるきっかけがやってきました。
自分の無知さと得た課題
大学からスポーツ庁に転籍をすることになりました。
ジャージで出勤する大学教員から、オフィスカジュアルで毎日机に向かって事務作業をするギャップに戸惑い(笑)、そして自分の社会・政治・スポーツ界への無知さを痛感する、そんな必死の4年間でした。
リオ・平昌五輪、ラグビーW杯など、国際大会から甲子園まで、スポーツを「支える」立場で経験し、スポーツの素晴らしさや人々に与える感動や可能性を改めて感じ、スポーツの価値を高めていきたいという想いが強くなりました。
一方、スポーツ界を取り巻くさまざまな課題も目の当たりにしました。国際競技力向上のための国家予算は来年開催の東京五輪をピークに右肩下がり、学校部活動・総合型地域スポーツクラブの協働、スポーツでお金をつくり、回す仕組みづくりなど、多方面で課題が山積でした。そして何より、スポーツを仕事として扱うやりがいは感じながらも、支援の仕組みや制度づくりが主な業務でどうしても現場と距離がある立場にもどかしさも感じました。
ユーフォリアでの次なる挑戦
スポーツ庁で得た課題意識は、私が今ユーフォリアで仕事をしている原動力になっています。入社前に、ユーフォリア代表の橋口と初めて話をした時に感じた「わくわく」に、「この会社の一員として取り組みたい」と強く思ったことがきっかけとなり背中を押してくれました。(初対面でカフェからそのまま秩父宮に連れられ、ラグビー・サンウルブズの試合を一緒に観戦したことは一生忘れません笑)
私が持っている最大の武器は「人脈」、そして「スポーツ界への広い視野」です。
この2つを使って、ユーフォリアの仲間、そしてスポーツに関わる人や組織を「つなぐ」役目を果たしていきたいと思っています。また民間企業に初めて入って感じたことは、自分にビジネスの視点がまったく備わっていなかったこと。今はそれを身につけることが私の一番の課題です。
3足の草鞋を履き替える
そして4月の入社直後から新型コロナの影響でフルリモートワークが始まりました。我が家でも4〜6月の3カ月間は保育園は登園自粛し、実家に滞在。常に会社員と母親の2足の草鞋を履き替え続ける状況になりました。
オンラインの打ち合わせにほかの社員の子どもたちの顔が見られることも当たり前で、私も含めて子どもをあやしながらミーティングをすることも珍しい光景ではなくなりました。
また、我が家は夫が単身赴任中のため、1年のほとんどを子どもと2人で過ごしています。そんな状況下でもフルタイムでワークライフバランスを保ちながら従事できる環境は、フルフレックス制を採用しているユーフォリアと理解ある仲間たちがいるからこそだと痛感しています。
そして3足目の草鞋としての大学教員。信頼してくださる古巣の先生の期待に答えたい気持ちに加え、現場感をなくさず教育現場のリアルをユーフォリアに還元し、ONE TAP SPORTSユーザーの皆さんに寄り添った提案やサポートがしたい。その想いで副業として大学教員を今後も続けていきたいと思っています。
ユーフォリアは社員の意志を尊重し、やりたいこと・成し遂げたいことを後押ししてくれる会社です。3足の草鞋を履き替えることは決して楽なことではありませんが、今では「私らしさ」を感じ自信を持って仕事をすることができています。私に自信を持たせてくれた切磋琢磨できる仲間と今の環境に感謝しています。
次のバトンは、恵まれた体型を活かしアメリカンフットボーラーまっしぐらに突き進むshomaくんに渡したいと思います!