今回は、私が大学3年生の3月から1月の約11ヵ月に渡って、株式会社EPARKスポーツ(以下、EPARKスポーツ)で経験した長期インターンについて、振り返る機会をいただきました。
私は以前からスポーツマーケティングに興味を持っていました。
スポーツを使ってお金を動かすことがしたいな、と考えていたときにちょうど、EPARKスポーツのインターンのお話を聞き、実際に働くことになりました。
最初に担当したのは、スポーツ×ライフスタイルWEBマガジン『MELOS-メロス-』の記事のネタ集めです。ウェブやプレスリリースのサイトなどでスポーツに関するネタを幅広く探して、エクセルにまとめました。仕事はほぼパソコンでの作業で、普段パソコンを触らない私は新鮮でもあり、慣れていなくて仕事が遅く、申し訳なさも感じながらやっていました。
「MELOS」のネタ探しは、スポーツに関するグッズ、イベント、選手、芸能人などの最新情報を知ることができるので、スポーツ好きな私にとっては楽しい時間でした。ですが、毎日情報が更新されるわけではありません。いろんなサイトを調べ尽くして、新しいネタが更新されないときはどうしたら良いか分からなかったです。聞けばよかったのですが、忙しそうだったり、こんなことを聞いて良いのか不安で声をかけづらく……。私が探したネタが「MELOS」に実際に役に立ったのかが分からなかったなと、といま振り返って思います。
どこから情報を収集したら良いか情報収集のやり方が分かったり、新しい知識が入ってきて世界が広がりましたが、やっていることがちゃんと期待通りの正しいことができているのか不安もありながらやっていて、やった仕事に対して評価やアドバイスなどがほしかったです。「MELOS」に関わって感じたことは、今まではサイトの記事など何気なく何も考えないで読んでいましたが、実際にはたくさんのいろいろなライターさんがいて、その人たちが書いたものを編集し、記事にまとめる人がいて、すべて一人で書いてサイトにまとめているわけではないというのを他のウェブサイトなどを見たときに感じ、サイトや記事の見方が変わりました。人脈が広く、すごく世の中の情報に敏感ではないとできないなと思いました。
次に担当したのは、EPARKスポーツ主催のイベント事業です。イベントを開催するために、スポーツ施設、競技人口などを地域や年齢別に調べました。正直、調べるだけならすぐに出でくると思っていたのですが、求めたいピンポイントのものはすぐに出てこなく、いろいろな調査結果から傾向を見つけ出さないといけなかったりするので、こんなに大変で時間がかかるものだと思いませんでした。
しかし、“なぜそれを調べるのか”、“なぜその指示をするのか”の理由も教えてくれたので、ただ指示されたものを調べるという作業ではなくて、目的を持ってできたのは良かったです。イベントが定期的に開催されるようになってからは、次回からのイベントを良くするために、参加者のアンケート分析・調査を中心に、イベントの企画運営に関する業務を担当しました。
アンケートの調査分析は、最初はエクセルの初歩的な使い方から学ぶ作業でした。しかし、徐々にイベントをより良くするために分析できるようになりました。アンケートは、今のイベントに足りないもの、次回に何をしたら良くなるのかを知ることができるし、新しく何か始めるときの根拠にもなる。私が考えてもいなかったことに気付かされ、新しい観点とか考えが広がってく感じがおもしろかったです。
スポーツイベントの仕事は、運営経験が少しあったので、どんな仕事なのかある程度分かっていましたが、企画から開催まで実際どんな流れでイベントができ上がっているのか、私も関わりながらできたのはすごく良い経験でした。想像しているのと、やってみるのとではまったく違うし、やってみないと分からないことだらけでした。臨機応変な対応と、そのときお客さんにとってベストの何か考えることをすごく考えました。
イベント企画は経験から予想し、計画を立て、運営ではそのときどきでベストな対応をしなければいけないので、いろんな引き出しがある人ほど強いと感じました。
スポーツイベントの仕事では振り返りとフィードバックがあったので、自分が何のために何をしなくてはいけないのか課題が明確になっていました。ですが、それが明確になった代わりに、課題が達成できたのかできなかったのかも明確になったから、前回よりも少しでも自分のパフォーマンスを良くしなければと、プレッシャーみたいなものも感じました。
イベントを実際に企画させてもらったときは、私がやりたいものと実際にお客さんが求めているものとを近づけてひとつのイベントにするのが難しかったです。持っている情報と条件から一番良いイベントを考えるのは、正解がないのでこれで良いのかという不安だらけだなと感じました。
EPARKスポーツでのインターン経験は、決まった仕事をこなす作業ではなく、お客さんのことや会社のことを考えて今よりも良くするには、どうすれば良いのかをとても考えさせられるものでした。頭を使うし、時間のかかることかもしれないけど、新しい知識が増え、体験できてとても充実していました。実際にオフィスで働いている社会人と学生の時に関われたのは貴重な経験で、やりたいことがあるのならとりあえず飛び込んでみることを教えてもらい、そのきっかけをもらったのもこの会社のみなさんのおかげだと思ってます。
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