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【人事の本音】全国合同内定式の裏で起きていた「葛藤」と「決断」


國崎 槙史のプロフィール - Wantedly
株式会社圓陣, 社長室付人財開発部マネージャー みなさんこんにちは、クニザキシンジと言います。 小さい頃から陸上競技をずっとやっており、大学卒業後は安定を求め地元の大手企業へ入社し社畜街道まっしぐら。自身にとっての安定が何かもわからぬまま就職をしてしまったことが自身への向き合い方を変えるきっかけに。 その後は人材企業で営業、採用コンサルティング等を学び「社畜」から「役員」へ。 ...
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▲本日は私がお届けします!

11月26日、弊社では2022年卒内定式を実施しました。圓陣28年の歴史の中で初めての「全国合同内定式」ということもあり、私たち運営にとって特別な1日となりました。

2022年卒内定式の全貌を大公開! | #採用チームレポート
先日、株式会社圓陣2022卒内定式を執り行いました!また、内定式後はエリアごとに分かれて内定者交流会も実施!ここからは、そんな内定式&交流会の様子をマルっとお届けします!これを見れば、株式会社圓陣2022年内定式の全貌を知れること間違いなし...!是非、最後までご覧ください。 こちらが今回の内定式&交流会の全体図です! ▶圓陣の個性豊かなメンバーは こちらから ...
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▲内定式当日の様子はこちらよりご覧いただけます!

この内定式を行うにあたって、当日を迎えるまでに多くの「葛藤」が採用チームの中であり、その中での「決断」は容易なものではありませんでした。本日は全国合同内定式の裏で起きていた「葛藤」と「決断」について、ありのままをみなさんにお伝えしていこうと思います。

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▷例年通りの東西エリア別開催

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私たち圓陣は1都4県に展開をしている関係より、「関西エリア」「関東エリア」と大きく二つのエリアに分けて入社式や内定式などのイベントを実施してきました。それは2022に対しても例外ではなく、例年通り東西エリア別開催が既定路線で進んでいました。

しかし、2022はこれまでの採用手法と比べて少々違うものとなっていました。それは「説明会全国合同開催」ということです。コロナの影響で対面で会うことが難しくなり、webで開催をするようになったことでこの実施方法となっていました。

内定式は東西エリア別開催というのが私たちにとっては当たり前となっていたため、当初は気づきませんでしたが採用手法の変更も相まって「本当にそれが当たり前なのか?」と、そう感じ始めたのは9月のことだったと記憶しています。

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▶▷コロナ禍をネガではなくポジに変換するために

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「コロナ禍じゃなければ…」何度そう考えたか覚えていないくらい、コロナを恨みました。それは私たち採用担当よりも就活生の方がそう強く思っていたかも知れません。ただしそんな中、私たち圓陣を選んで内定承諾をしてくれた学生がいて、その中にはコロナ禍でなければ会うことの出来なかった方がいたのも事実でした(コロナ前は地元採用を中心に行っており他県からの募集はほぼありませんでしたが、コロナ禍でweb説明会を行うようになってから他県からの参加者も増えたんです)。

「コロナ禍じゃなければ…」そう考えるのではなくて、そんなネガをポジに変えていこう…!それを考えて行き着いたのが全国合同内定式です。コロナ禍で得たwebを使用した手法を活用すれば同時開催できるのでは?という考えでした。

週一回行われる採用ミーティングの中でこれを議題として話をした結果、合同開催をしよう!という方向でまとまった時の嬉しさは今でも鮮明に覚えています。ただ、これはそう簡単なことではありませんでした。

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▶▶▷東西それぞれのベクトルの違い

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元々弊社の内定式は決算等の関係上10月ではなく11月に開催されることが多いんです。そのため、9月末に全国合同開催の方向性が決まった後、10月に入ってから式典の準備を着々と進めていました。

そんな時、問題が発生しました。それが「東西それぞれのベクトルの違い」です。

関東エリアは東京や埼玉と主要部に展開をしておりますが、関西は兵庫県の中でも加古川市よりも西地方の展開が主となっていることもあって、母数等の違いもあり例年関西エリアの採用は苦戦しがちです。特に2022はそれが顕著に現れました。その結果、内定式を開催しよう!と決まったタイミングでは関東エリアの内定承諾者が関西エリアに比べて圧倒的に多く、内定式当日それを見た関西エリアの承諾者はどう思うだろう?という不安が関西エリア担当より出てきたんです。この頃各チームのベクトルに違いが出ていました。

<関東エリアチーム>採用計画上、採用をしないという選択肢はないのでより関西エリアの採用を強化して内定式については予定通り実施しよう!
<関西エリアチーム>この数ヶ月でこれまでの倍以上の人数から内定承諾をいただくのは難しいのではないか?それならばリスクを回避するためにも例年通り東西エリア別開催という選択肢を残さないか?

もちろんどちらが正しいということではありません。しかし関東エリアチームである私は「やろう!と決めたことなんだからやりきろうよ…」とそんな風に感じたことを覚えています。今思えば穿った考えだったなぁ…と反省ですが。。

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▶︎▶▶▷見えてきた共通の想い

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そういったべクトルの違いもあり、決めるべきこともなかなか決まらないそんな煮え切らない日々が続きました。一方で採用ミーティングで話をするごとに気づいたことがありました。全国の内定者を繋いで入社を心待ちできるような内定式にしたいし、コロナ禍でもワクワクできる場を提供したいと考える関東エリアチーム。余計な心配事を作らせず私たちのこころをあげるという思いで懇切丁寧に対応しようと考える関西エリアチーム。どちらにも共通した想いがあることに気づきました。

『どちらも参加する内定者のことを一番に考えている。』

ということです。確かにやり方や進め方は違ったかも知れません。ただ目指していた本質の部分は一緒でした。それをお互いに気付き共有したその後は、一気にコトが進んでいきます。

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▶▶︎▶▶▷結束した採用チームのチカラ

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関東エリアチーム、関西エリアチーム関係なく関西の採用に全勢力を注ぎ込みました。できることは全てやりました。できなそうなことも全てやりました。時には1日に30人を超える面接を実施することもありました。その結果、関西エリアの承諾者が倍近く増え関西エリアチームの抱えていた不安も払拭されたことで、無事内定式を行うことができました。

結束した採用チームのチカラすげーな笑。

って思いましたよ。。思わず「笑」って文末につけちゃうくらいに結束した採用チームのチカラはすごかったです。

冒頭お伝えしたように、圓陣28年の歴史の中で初めての「全国合同内定式」は、私たち運営にとって特別な1日となりました。コロナ禍じゃなければきっと考えなかったことでしょう。そしてこの「全国合同内定式」という形が、内定者たちにとって東西エリア別開催より良かったのか?は正直分かりません。でも合同開催の内定式の場に内定者の笑顔があったことは紛れもない事実です。

そして、この出来事を通じて

人に本気になれる、この会社が好きだな

と改めて感じました。

2022の次の晴れ舞台は4月に行われる入社式。今回よりも葛藤や決断の連続になるのかも知れません…。でもそれがどんなものになってもきっと『参加する新入社員のことを一番に考えている』ものであることに間違いはないんだろうな、という確信を持っています…!

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