平島 郁巳 Ikumi Hirashima
1990年生まれ(33歳) 千葉県出身
新卒で福利厚生事業を展開する株式会社ベネフィット・ワンに入社し、約2年間、新規開拓と既存顧客の深耕を担当。その後、楽天グループ株式会社の広告事業部に営業兼プランナーとして入社。案件獲得に努める傍ら、プロジェクトの成功のために社内外の関係者をファシリテーション。3年半後に株式会社セールスフォース・ジャパンに入社し、Account Executive / Senior BDRを経験。インサイドセールスとフィールドセールスの経験を通じて、自らプレーヤーとして数字を持ちながら、体系的な組織づくりや仕組みづくりにも尽力。そして、2023年3月、エンミッシュに社員一号として入社。現在はBtoBセールスコンサルティング部長として、複数のメンバーをマネジメントしています。
エンミッシュ採用担当です!
BtoB事業部のコンサルティング事業部の責任者、平島さんのインタビューをお届けします!
平常時でも冷静さを保ちながら、誰に対しても配慮と先回りの支援があるため、周囲からは頼られ慕われる存在として知られています。ただ、その内面には大切な家族への思い、クライアントへの価値還元への追求、そして社長河原さんへの熱い思いと信頼が秘められています。
それでは・・・はじめます!
【ベンチャー企業への挑戦:河原さん(社長)の言葉が導く新たな一歩】
「大丈夫、平島家を幸せにする。守ることを約束する。」- そんなありがたいお言葉を、社長である河原さんからいただきました。彼は友人であり、前職での同僚でもありました。この言葉が私にとって大きな意味を持ち、大手企業の安定を捨ててベンチャー企業での挑戦を決断する一因となり、社員一号としてエンミッシュに加わることを選択しました。
話は前後しますが、今回、平島さんの就職からエンミッシュに加わるまでの10年間を取材し、本当に貴重な出会いと素晴らしい経験の連続でした。そんな10年間の社会人人生を伺いました。
【就職:先輩社員の輝きと社風に惹かれて―ベネフィット・ワンの魅力】
──あらためて、ベネフィット・ワンに就職の背景を教えてください。
新卒としての就活を始めた私は仕事に求める軸として
①好きなことを仕事にする②安定した収入を得る③尊敬する兄が勧める営業職
という3つを掲げていました。
最初は、自分の趣味である「旅行」をキーワードに検索し、会社の名前やビジネスモデルを理解せずに複数の企業にエントリーしていました。その中で、早い段階で選考が進んだのが、福利厚生サービスを提供するベネフィット・ワンでした。なぜベネフィット・ワンかというと、その福利厚生パッケージに「旅行」が含まれていたからです笑
とても良かったことは、社員説明会や面接を通じて、ベネフィット・ワンの魅力に気づきました。特に印象的だったのは、会社説明会のパネルディスカッションに登壇していた3つ年上の先輩社員たちの輝く姿と、若手社員たちが意欲的に役職に就いて前向きに働く姿勢を見たことです。その先輩社員の方の圧倒的なオーラとスピーチは今でも私の心に残っています。
最終社長面接も受け、社風や成長環境を含めて、ベネフィット・ワンが就職先として自分にとって理想の会社であると感じ、入社を決めました。他の会社の選考も受けましたが、当時の私にとってベネフィット・ワン以上に魅力的な会社には出会えませんでした。
約2年間、ベネフィット・ワンで働いた経験は貴重なものでした。自社の福利厚生サービスがお客様の社員の定着化やエンゲージメント向上に貢献し、魅力的な人材の獲得にも繋がっていることを目の当たりにし、充実感を持って仕事に取り組むことができました。仲間や先輩、上司たちからのサポート、貴重な経験をさせてもらい、選んだ1社目が、ベネフィット・ワンで心底良かったと思っています。
【1回目のキャリアチェンジ:業界大手の楽天への転職で叶えた3つの転職軸】
──初めての大きなキャリアチェンジかつ、より大きな会社へキャリアアップできた背景や経緯を教えてください。
ベネフィット・ワンで営業職を務める中、様々な企業とのコミュニケーションが増えるにつれ、売り上げに直結する仕事への興味が湧いてきました。広告代理店やMRなど、多様な業種を含む転職活動を通じて、自分の転職軸とマッチする会社を探しました。そして、その中で楽天に興味を持ちました。
楽天の魅力は、その知名度と巨大な「楽天経済圏」です。楽天市場、楽天トラベル、楽天カードなど、様々な分野のデータ資産を活用したビジネスに関わってみたいと純粋な思いが広がり、また、面接の過程で上司が求める人物像と私のモットーが一致していることを感じ、内定を頂いて入社しました。
- [人]成長・挑戦環境: 自発的に行動し、積極的に働ける環境や自己成長に取り組む社員がいるか
- [顧客]顧客への提供価値のクオリティ: 売上に直結する支援ができるか(データやファクトを広範囲に活用し、価値を提供できるか)
- [個人]スキルアップ: 新たなことに挑戦できるか(お客様を深く理解し、仮説を立てる力を養い、実際に結果を検証しながら前進できるか)
これらの要素が全て揃った転職先を求める中、楽天が私の思いを実現できる場所であると確信しました。楽天では多様な業界から転職してくる人々が活躍しており、刺激的な環境で新しいアイディアに触れることができます。風通しの良さや社内の設備も整っており、異なるバックグラウンドを持つ社員同士がコミュニケーションを取りながら互いに切磋琢磨する環境や企業文化が築かれています。これらの要素が私自身の成長に大いに寄与すると感じました。
楽天は膨大な会員データを保有し、そのデータを活用して新たな顧客層の認知度向上や購買動線の形成が可能です。ターゲットに近いセグメントにアプローチし、顧客のブランド認知度や購買意向を高めるための施策を展開することができます。
また、広告業界におけるスキルアップも重要な要素でした。広告は無形のサービスであり、発注いただくためにはお客様を深く理解し、仮説を立て、自分の言葉で言語化して提案する力が求められます。楽天ではスキルアップの機会が豊富にあり、これらのスキルを磨くことができると感じました。
これらの理由から、私は希望に合致した転職先が楽天であると確信し、楽天での新たなキャリアに踏み出しました。
【「楽天」での刺激溢れる、営業兼プランナーとしての日々】
──初めての大きなキャリアチェンジで大変だったと想像しますが、実際のお話を教えてください。
広告業界での未経験からのスタートということもあり、入社後3ヶ月は業界特有の用語や広告の創造に対する理解に苦労しましたが、諦めずに日々の業務で自ら調べ、周囲の方々に頼らせて頂き、知識を深める努力を重ねました。
広告は無形のサービスでもあり、クリエイティブな要素を含む広告の制作や企画の進行、楽天スーパーポイントを活用したインセンティブの設計など、様々なチームとの連携が必要でした。社内外の関係者とのファシリテーションを通じてカスタマーファーストの意識を持ちながら取り組むことは容易ではありませんでしたが、その中に真のやりがい、充実感、達成感を感じることができました。仕事がとにかく楽しい日々でした。
──印象に残っているプロジェクトを教えてください。
特に印象深いプロジェクトとして、某調味料メーカーとの自ら獲得した新規取引があります。お客様の主力製品のリブランディングの機会が訪れ、競争の激しい市場で成功するためには、ターゲット層に対して魅力的なメッセージを発信することが不可欠でした。私たちのチームは楽天のデータを駆使し、徹底的なリサーチを行いながら、効果的な戦略を構築していきました。そして、その戦略が受注に結びつく結果となりました。
媒体社としては珍しく、私たちは商材のリブランディング広告にも関与させていただき、CMの企画会議や撮影に立ち会い、貴重な経験を積むことができました。
初年度の受注額を大きく上回る、6倍の成果を翌年に上げることができたことは、私にとって誇りでした。今でもチームへの感謝の気持ちでいっぱいです。
未経験から始めたキャリアは困難も多かったですが、その分達成感や学びの多さもあり、また素晴らしい仲間に恵まれました。クライアント、社内外のチーム、他上司、刺激をもらった先輩や同僚、後輩との多くの出会いと経験は、私にとって感謝であふれる楽天での3年半でした。
【2回目のキャリアチェンジ:顧客への介在価値 売上インパクトを求めてSalesforceへ】
──広告営業から、業界最大手のグローバル企業のシステム営業へのキャリアチェンジ、ここでもキャリアアップされていますが、背景や理由を教えてください。
1社目のベネフィット・ワンで親しくしてくださっていた先輩がSalesforceへ転職後、私に連絡をくれました。Salesforceは非常に強力な製品を提供するグローバルでシェアNo.1の企業です。
先輩から、楽天で培ったデジタルマーケティングの知識を活かして、BtoCビジネスを展開している企業に対して営業を行うチャンスがあるとオファーされました。企業売上、利益に直結する強力な商材に関わりたい思いもあり、興味を持ちながら選考を進めることにしました。
転職の軸は前回とあまり変わらず、人の観点や顧客への提供価値、そして自身のスキルアップの観点でした。複数回の選考を通じて、Salesforceとの自身の転職軸とのマッチングが非常に高いと感じた同時に、広告からシステムの営業への転身には難易度の高さという不安もありましたが、Salesforceは教育体制や評価制度が整っており、チャレンジする姿勢を支援してくれる環境に惹かれ、この新たな挑戦に対する気持ちが強まりました。結果的に、自分のスキルをさらに高め、顧客に寄り添いながら営業を行えるSalesforceでのキャリアに踏み出すことを決断しました。
【Salesforceでの視座高い経験、大切なライフイベント、そして河原さんとの出会い】
──Salesforceでの仕事内容を教えてください。
入社後、インサイドセールス部門に配属され、マッチアップを組んだフィールドセールスが担当するお客様へのアプローチを行いました。ターゲットとなる企業の担当者に対し、提供製品の魅力を伝えるために、自ら仮説を立てて言語化し、電話・メール・手紙を通じて効果的にメッセージを伝え、商談機会を獲得することがミッションでした。「why now, why you(なぜ今、なぜあなたに)」の要素を取り入れ、具体的な理由や価値訴求をしました。コロナ前の時期であったため、主に対面での営業が主流であり、役員や上層部に対しては手紙を送付する方法も有効でした。これらの経験を通じて、思考を言語化する力を鍛えることができました。
約1年と2ヶ月の期間、インサイドセールスの業務に従事した後、フィールドセールス(Account Executive)に昇進しました。このタイミングで、河原さんと出会いました。フィールドセールスに昇進する前のビジネスキャリアでは、成果もおかげさまで順調でしたが、初めての挫折も味わいました。そんな中でも上司やチームメンバー、エンジニアなど多くの方々の力を借りながらお客様のビジネスを深く理解し、カスタマーファーストで向き合うことで成果を出すことができました。フィールドセールスに昇進してからちょうど1年経過した頃に、第一子の誕生があり、仕事と家庭のワークライフバランスや将来のキャリア、自分自身について見直す機会が訪れました。
色々と悩んでいた中で、シニアBDRとして、インサイドセールスのリーダーポジションになる選択肢を当時の上司が提供してくれ、ジョブチェンジを決断しました。新しいメンバーの育成や組織におけるナレッジの体系化など、組織全体に貢献するような仕事にチャレンジする機会を頂きました。自身もプレーヤーとして成果を上げる役割を果たしつつ、チームの成果向上に向けてアイディアを提供したり、またメンバーのフィールドセールス昇進試験対策などの支援を行いました。
──Salesforceでの学びの内容を教えてください。
これらの経験を通じて、自身がプレーヤーとしての成果を上げながら、組織全体に貢献できることを喜びと感じ、チーム、会社の成果に向けて精力的に活動しました。僕にとって、Salesforceでの経験は、世界トップクラスのシステム営業の経験はもちろんのこと、効果的なアプローチや提案の言語化能力、メンバーの育成立ち上がりの支援や、組織のための仕組みやナレッジの体系化など、リーダーシップポジションとして組織に再現性をもたらすスキル、またワークライフバランスを重視した働き方、前職から大きく視座を上げた学びと経験をさせて頂きました。
【最高のキャリア選択:Salesforceに残る?他に転職?エンミッシュに社員1人目のジョイン?】
──大きな転機となった決断、冒頭の話をもう少し詳しく教えてください。
去年の8月、SalesforceでシニアBDRになってから1年が経過した頃に、家族との未来を考え、目指す世帯年収を得るために大きなチャレンジが必要だと感じはじめました。
子供が小学生に上がる頃には、妻がフルタイムの働き方を変え、家族の時間を優先にとれるようにしたいと夫婦で話していました。そんな時に、偶然にも河原さんと食事をする機会があり、会話の中でエンミッシュのことに触れました。
元々友人で同い年であり、同僚でもあったので、事業モデルや将来のビジョン、求める人物像など深いところまで話してくれました。チャレンジが必要と感じていた私にとって、創業からわずかな月日で急成長しているエンミッシュはとても魅力的に映りました。
エンミッシュに興味を持った私に、河原さんからもウェルカムな姿勢を示してくださり、Salesforceに残るか、他社に転職するか、それともエンミッシュに参加するかという大きな転機でした。仕組みづくりや体系化が好きで、0からの仕事に挑戦することに興味があったため、正直独身なら迷わずエンミッシュの道を選びたいと感じていましたが、家族を持つ私は当然迷いもありました。
そんな葛藤をしている私に、河原さんは私個人だけでなく、「平島家を幸せにすることを約束する」という言葉をかけてくれました。彼の男気の溢れる温かい言葉に信じる力を見出し、エンミッシュの社員1号として挑戦することで、今の収入を超える市場価値を手に入れる希望が叶うのかもしれないと感じ、大きな決断をしました.
──河原さんの言葉以外に、他の意思決定ポイントがあれば教えてください。
大きな決断のポイントは河原さんからかけて頂いた言葉だけでなく、彼の過去の実績や経験を知っていたこともありました。さらに、エンミッシュが創業して間もないにも関わらず、多くの取引を成立させていたこと、彼が社長であるならば大丈夫だろうという確信が湧きました。また、エンミッシュの事業はデジタル化を支援する成長市場であり便利なサービスや技術を企業成長に結び付けるパートナーとしての役割は、私がこれまでに関わってきた広告やデジタルマーケティング、インサイドセールス、フィールドセールスなどの経験を活かせると考えました。そして、貢献度高く仕事をしたいという強い意欲もあり、僕はエンミッシュの一員となりたい、ここで決断しないと後悔すると強く思ったコトを覚えています。
──社員として入社5ヶ月経過して、なにか変化があれば教えてください。
入社当初と比べ、使う脳みそが違ったりやるべきことが増えていく中で、苦労もありますが、それ以上に大きな変化や成長を感じています。改めて事業の立ち上げは初めての経験であり、正直、何から手を付ければ良いか分からないという状況でしたが、その過程で事業を成功させるためにどうすれば良いかを事業責任者として考え、頭をフル活用したことで大きな成長を早々に実感しています。
改めて、私にとってエンミッシュでのキャリア選択の決断は正しかったと確信しており、社員一号としての入社は人生最大のビッグチャンスでした。
──これからの目標を教えてください。
成長する環境を提供してくれた河原さんには心から尊敬と感謝をしています。そして、これからは前向きなキャリア選択を視野にいれ、挑戦したいと思う方の入社を歓迎し、切磋琢磨して会社を盛り上げ、事業成長させていきたいと思っています。また、自身の市場価値を上げ、掲げた目標を達成し家族との時間も変わらず大切にしていきます。
ベンチャー企業での挑戦は決して簡単ではありませんが、これからも成長し続けるエンミッシュと共に、河原さん、そして仲間と共に夢への道を歩んでいきたいと心から思っています。
ありがとうございました。
株式会社エンミッシュでは一緒に働く仲間を募集しています