こんにちは、山口です。 今日は、”弱みを克服するために時間を使うのはやめて、強みを特化しよう!”という話をしたいと思います。
◆克服するの、やめました!
皆さんにも一つや二つ、苦手なこと、弱みがあると思います。私もたくさんあります。それ、気になりませんか?私はとても気になっていました。なぜなら、私の隣にオールマイティーになんでもこなす先輩がいたからです。私の中で、オールマイティー=すごい!優秀!という式が完成し、自覚している弱みがある自分に、相当焦りました。
そんな先輩に追いつくために、真剣に自分の弱みと向き合ったこともありました。でも、もともと上手くもないことなので、克服するために長時間頑張ること自体苦痛…。なかなか変われない自分にもイライラし、精神的にも辛かった記憶があります。
そうなると、もう負のスパイラル!自分以外でも、いろんな人や物の弱い部分ばかりに目が行くようになり、自分の弱みと比べてしまうようになりました。まさに、他人と弱みで勝負している状態。
そんな中、たまたま開かれた食事会で、衝撃的な言葉を聞きました。
「欠点は気になる。みんなオールマイティーになりたがるけど、ならなくていい。そんなことより強みを考えろ。それは誰もが賞賛するものでないといけない。弱みは改善しようとするな。精神が弱まるだけだ。」
まさに私のことでした。克服しようと頑張れば頑張るほど、弱みに縛られていました。それからは克服しようとするのはやめて、強みを磨く努力をしました。苦手なものは苦手。得意な人にお願いする方が良いと思えるようになりました。
◆克服させることも、やめる
これは、部下を持ったとき、後輩を持ったときにも同じことが言えます。 部下や後輩からアドバイスを求められたときは、弱み、改善できる部分を指摘したくなります。それは、もっともなことを言った気になるからということもあると思っています。 その弱みが周りに迷惑をかける程大きいことなら、かけない程度まで改善を勧めるべきですが、克服させる必要はありません。それより強みを認識させ、自信へと繋げていくことが大切だと思っています。
若手の方や真面目な方は、特に克服するために努力すると思いますが、ある程度時間をかけても変化がなければ、すっぱりと切り替えて、その時間を強みへ使っても良いかもしれません。
オールマイティーな人には今でも憧れます!だってカッコイイですもん!克服することをやめたと書きましたが、自分の成長を諦めたわけではないですよ?!(笑) でも、 どこか一つがずば抜けてすごい人も面白くて良いな、なんて思っています。人間らしいですし。
以上、山口でした!