26卒の皆さんへ① ～未来を切り開くための就職活動へのエール～

こんにちは、エンドライン株式会社の山本啓一です。

就職活動を迎える26卒の皆さん、いよいよ新しい旅が始まりますね。この旅は、未来への扉を開く重要な一歩です。今回から数回にわたり26卒の皆様へメッセージを贈ります。私の経験をもとに、少し耳が痛いかもしれませんが、心から伝えたいことをお話しします。このメッセージを読んで、皆さんがより良い選択をし、自分の力を存分に発揮できるよう願っています。

てか、お前誰だよ！と言われそうなので、初回の今回は軽く自己紹介をしますね！

私が今経営する会社では、のぼり旗の企画・販売やプロスポーツ会場の装飾などを行っていますが、ここに至るまでの道のりは波乱万丈そのものです。大学中退、芸人、フリーター、そして営業マンから経営者に至るまで、少し変わった人生をお楽しみください。

大学中退から始まる冒険

私は福岡の大学に通っていましたが、4年半で中退しました。その理由は単位が足りなかったから。たった40単位しか取れなかったんです。授業に出ずにパチンコや競馬、ゲームに明け暮れ、「キャンパスライフ」という言葉をすっかり忘れていました。当時の自分に会えるなら、「せめて授業くらい行こうぜ」と一言伝えたいですね。

芸人という無謀な挑戦

大学を辞めた後、フリーターとして内装工事の仕事をしていましたが、これが人生で2番目にキツい仕事でした。そんな中、「このままでは終わりたくない！」という気持ちが湧き上がり、大好きなダウンタウンへの憧れから芸人を目指しました。

福岡の芸能事務所に所属し、コンビを組んで活動開始！……といっても、売れるどころか鳴かず飛ばず。素質の違いを痛感する毎日で、2年間で芸人の道を諦めることになりました。それでも、理不尽な状況を笑い飛ばす力はこの時に鍛えられたと思います。

初めての正社員、そして営業の世界へ

27歳で広告会社に入社し、初めて正社員として働くことになりました。「元芸人」という肩書きが意外と好評で、「面白そうだから採用する」と言われたのを覚えています。でも、その後の仕事は地獄そのものでした。飛び込み営業や厳しいノルマ、2時間ごとの上司への進捗報告など、理不尽がてんこ盛り。しかし、芸人時代の経験が役立ち、「どうせ怒られるなら笑って乗り切ろう」と前向きに取り組みました。

結果、3年目には年間1億円の売上を達成。仕事は辛かったですが、「いろいろな経験ができる」という面白さが勝り、なんだかんだ4年間続けることができました。

起業のきっかけ

4年間勤めた後、「インドに行きたい」という謎の衝動に駆られて退職しました。しかし、その引き継ぎ中に「山本さん、独立したらどうですか？」と何気なく言われたのが転機に。さらに、ホリエモンや藤田晋さんといった若い起業家の活躍に刺激を受け、「自分にもできるかも」と思い始めたのです。

退職して2カ月で準備を整え、エンドライン株式会社を立ち上げました。起業直後はほぼゼロからのスタートでしたが、これまでの経験を活かし、のぼり旗や看板の販売を始めました。ゼロから積み上げていくプロセスは大変でしたが、それ以上に楽しくて仕方ありませんでした。

この人生だけ見ると

この人生だけ見ると、「バイタリティがあってすごい！」と思われるかもしれませんが、実際は普通の人生を送りたいと思っていました。少なくとも大学在学中までは。

ただ、社会に希望が見えなかったのは事実です。死んだ目をしているサラリーマンを見るとうんざりしていました。だからこそ、私はうちのメンバーがそうならない会社をつくります。それがMissionの「人を、街を、モリアゲる。」、Visionの「世界中をモリアゲる。」につながっています。

人生を変えるために大切なこと

私の経験から言えるのは、「どんな状況でも笑いと行動で切り抜ける」ということです。大学中退、芸人失敗、フリーターを経て、営業マンとしてのスキルを磨き、経営者になれたのも、常に前向きでいたからだと思います。

仕事でも人生でも、明るさや元気、行動力が成功の鍵です。そして、つらい状況にあっても笑える余裕を持つことが、自分を成長させてくれます。

最後に

私の人生は、「やらなければ何も始まらない」ことを証明するものです。皆さんも、どんな夢でも目標でも、一歩を踏み出してみてください。失敗しても、それは次へのステップに過ぎません。笑顔と行動力で、未来を切り開いていきましょう

それでは次回もお楽しみに！