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志望動機って必要?

こんにちは。

エンドライン株式会社代表の山本です。


面接の際に、私は「志望動機」をほとんど聞きません。聞くとしても、「何でうちが気になったんですか?」と尋ねる程度です。


正直なところ、志望動機というのは「給与」「仕事が面白そう」「雰囲気が良さそう」など、おおよそ10種類程度に集約されると考えています。実際、どの志望動機であっても、離職率に大きな違いが生じるわけではないと感じています。


特に新卒採用においては、働いた経験もないにもかかわらず、「御社の○○に魅力を感じて…」と話す応募者に対して、正直なところ、少し気持ち悪さを感じることがあります。そういった発言を聞くと、どこかで学んだきれいな言葉を並べているだけのように感じられ、口が上手いだけだと思ってしまいます。むしろ、「詳しくは分かりませんが、ここで働きたいと思いました!」と感情がこもった言葉の方が、はるかに好感が持てます。



就職というのは、論理的な決断というよりも、感情やインスピレーションに基づいて決めた方が間違いが少ないと考えています。従って、志望動機を問うことにあまり重きを置かず、応募者の感情や直感を大切にする方が良いのではないかと感じています。



私の経験からも言えることですが、面接で志望動機を深掘りして聞いたとしても、本質的な部分は見えてこないことが多いです。例えば、応募者が「御社のビジョンに共感しました」と言ったとしても、それが本心からのものであるかどうかを判断するのは難しいです。また、「給与が良いから」「仕事が面白そうだから」という理由も、応募者の率直な気持ちである場合が多いですが、それを面接で素直に言う人は少ないでしょう。



このように、志望動機に関する質問は表面的な回答を引き出しがちであり、実際のところ、その回答がどれだけ真実を反映しているのかは分かりません。ですから、私は面接の際に志望動機をあまり重視しないようにしています。



さらに、志望動機を深掘りすることで応募者にプレッシャーを与えてしまい、本来のパフォーマンスが発揮できなくなることもあります。応募者が自分の言葉で率直に話せる環境を作ることが大切であり、そのためには、志望動機を重視せず、むしろ応募者の感情や直感を尊重する姿勢が重要だと考えています。



このような理由から、私は面接時に志望動機をほとんど聞かず、聞くとしても軽く触れる程度に留めています。志望動機に重きを置かないことで、応募者がリラックスして本来の自分を表現できる場を提供し、その結果、より良い人材を見つけることができるのではないかと信じています。


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