1
/
5

なにをやっているのか

京都で建築、不動産の仕事を30年続けてきた京都建設センターが、外国人Instagramerとの共同企画で建設した、「京都流別荘型ホテル」です。ホテル立ち上げ後3カ月で単月黒字を記録。施設の瀟洒さ、使いやすさに加えて、外国人目線のホスピタリティを営業開始当初から発揮してきたために、ホテルとしては異例のスピード黒字に加え、ホテル予約サイトで10点中9.6点という最高ランクの点数を保持しています。 当ホテルには、日本人ゲスト、海外ゲスト共に多くの “ 京都好き ” が来られます。 特に海外の方は、有名なお寺やロケーションにも興味はありますが、観光客が多いためローカルな京都人しか知らないようなスポットに行きたいという方も多いです。しかし、そこにたどり着くのは容易ではありません。 そんな時に、地図を広げて、「こことても良いよ!このお好み焼き屋さんが美味しいから予約してあげようか?」と伝えてあげると、とても喜んでくれます。 また、ゲストがホテルに帰って来た時に「お帰りなさい」と言うと、ゲストからは「ここは京都にある私達の別荘のようだ」という声を頂くことがあります。 これが、私たちが考えるホスピタリティです。

なぜやるのか

このホテルにImagineと名付けた理由は、「人種、国籍はタイトルでしかなく、人は人だ」というジョン・レノンのImagineのメッセージにオーナーが共感したためです。 その理念を反映して、Hotel Imagine Kyotoでは、全世界のあらゆる国境と垣根を越えてゲストがくつろいで頂け、旅の思い出を作って頂けるような空間を、スタッフ全員で作っています。 旅の終わりに、「この旅は豊かな旅だった」と感想が漏れるような旅の一助となるように、ゲストのライフスタイルや考え方に寄り添ってサービスを提供することが、私たちの信念です。 ただホテルを運営するだけではつまらない。旅の中の非常に重要な要素であり、ホッとさせたり気分を上げたりすることのできる、とてつもない可能性を秘めたホテルという空間ををどのように演出するか?それがホテルを経営していく意義です。

どうやっているのか

実は、Hotel Imagine Kyotoのホテルオーナーである京都建設センターが大切にしていることがあります。 「関わる人全員が不幸にならない継続性」です。近年叫ばれているSustainabilityを、30年間ずっと会社のスローガンに掲げてきました。 例えば、競売にかけられて物件を手放さざるを得なくなった物件オーナーには、今後の生活をスタートさせるために売り上げの弊社から30万円をお渡ししています。競売の後、一文無しになったために散々な目に会い、精神疾患や自殺さえしてしまう物件オーナーを見てきた弊社社長が、「これではいけない」と取り組み始めたものです。 もちろん、自社の利益を最大化するために得た利益を内部留保する考え方もありますが、それで人ひとりが不幸になって、最悪の場合自殺まで追い込まれることになるのは、結局この世界全体にとっての悲劇でしかありません。 弊社を含めたすべての関係者がSustainableに生きて行くための事業を、全員で作っていくというのが、京都建設センターとHotel Imagine Kyotoが大切にしている文化観であり、その考え方のもとに全員でアイデアを出しながらサービスを創っていくのが、私たちです。