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なにをやっているのか

ファームデザインズのスイーツとなる牛乳は、 現在すべて海野牧場産を使用しています。 海野牧場は持続可能な小規模家族経営の酪農を目指し 東京ドーム12個分の牧草地で 35頭のホルスタイン種の乳牛を放牧し育てています。 酪農経営では、面積当たりの搾乳量を増大することが 利益拡大に向けた常識ですが、私たちは敢えて 目指している水準の健康・安心・安全な牛乳を生産するために 一頭あたり通常の約1.5倍のコスト(敷地面積)を使います。 これは、餌である牧草の自給率100%を実現するためです。 安い輸入飼料に頼らず、安心して与えることのできる自前の牧草だけで 肥育することを目指しています。 当たり前の話ですが、 牧草は土と水と日光によって光合成を行い成長します。 では土とは何でしょうか。牧草地の足元の土を手にとってみれば そこにはいろんなものを発見することが出来ます。 目に見えないほど小さな微生物は1グラムの中に 50兆個も潜んでいるといわれます。 目には見えない大きさの微量元素(ミネラル)etc。 土壌は莫大な種類のモノたちがひしめき合い 関係しあって作りあげられているのです。 土壌という集合体が活き活きとした健康な状態であるからこそ、 そこに育つ牧草も健康を保っていられるのです。 ファームデザインズでは農薬はもちろん、化学肥料も極力減らして、 微生物や植物の力をバランスよく引き出す土作りに挑戦しています。 土づくり→牧草づくり→牛乳づくり→スイーツづくり そして牛の堆肥でまた土をつくる。 また、通常の牧場で牛たちは、牛舎の中で1頭1頭つながれて飼われます。 運動も出来ませんし、食べるところも寝るところも、そして糞をするところまで 同じ場所です。 多くの牛たちは多大なストレスの中で生活しているのです。 もし貴方のお家がベッド&リビング&ダイニング&トイレだったらどうでしょう? 海野牧場ではフリーストールという牛を牛舎の中でつながず、 自由にさせる方式で飼っています。 夏の間の放牧地よりは狭いですが、集団生活に慣れている牛たちにとっては つなぎっぱなしにされるよりもずっとストレスが少ない環境です。 もちろん天気のいい日は厳冬期でも自由に雪の上へ運動に でられるようにしています。 (リゾート施設でもこれはやりたい!) まだまだ伝え始めると、無数に出てきますが こうしてこだわり抜いた乳牛から搾乳したミルクは、 通常の十数倍もの値段で取引きされます。 間違いなく美味しく、健康で、安全な、牛乳であることを、私は身をもって 知っています。だから相応の価格で買い取ることが出来るのです。 ファームデザインズは私の家族で経営する海野牧場とは別の有限会社です。 ファームデザインズのブランドが広く知られ、スイーツの出荷規模が拡大すれば、 近隣農家のみなさんにも私たちと同様の方法で飼育していただき、 その牛乳を同じ価格で買い取ることが可能になります。 これは私の大きな夢の一つです。 半年で学び切れることは決して多くはないかもしれません。 しかし、1分1秒を大切に使ってもらえればきっと、私たちのこだわりの深さを 理解してもらうこともできると思っています。 私たちも、プロジェクトの進行に加えて 牧場業の奥深さを伝えていきたいと思っています。

なぜやるのか

「酪農はカッコイイ仕事だ!と、いわれたい」 大阪出身の私は帯広畜産大学に学び、在学中はログハウス作りに夢中になりカナダのログビルディングスクールにも留学しました。 そんな私が選んだ酪農家の道はカッコイイものであるはずでした。しかし実際に就農し周りを見渡せばカッコイイという言葉とはおよそかけ離れた世界・・・。 カッコイイ酪農家になりたいし、酪農をカッコイイ仕事にしたい。従来のイメージを次々に壊していきたいと思います。

どうやっているのか

トマムプロジェクトはまだまだ新規事業です。常勤している海野社長と二人三脚で事業展開を後押しして下さい。外国人の観光客さんが多いです。英語は必須ではないですが、最低限の度胸は必要だと思います。