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なにをやっているのか

オフィスにある研修スペースで定期的にワークショップ形式のセミナーを開催しています
我々が運営する「アイリーニ・マネジメント・スクール」は過去にトップ52社、4200名以上が受講しています。
私たちは、 「個人のキャリア・組織・社会にとって有益なマネジメント知識を時代に即して提供し、世界の持続的な繁栄に貢献する大局観と実行力を備えたリーダーを様々な領域・分野において育成する」 という使命のもとで、イノベーション・プロセスや組織マネジメントに関する企業研修、教材開発、ワークショップ、コンサルティングを行う非営利の一般社団法人です。 ニーズの多様化、グローバル化などに伴い、社会は以前にも増して激しく変化しています。 そして、このように不確実性の高い環境で成長を続け、生き残るために「イノベーション」を重要視する企業が増えています。 私たちは、そのような企業に対して問題解決の手法である「デザイン思考」というツールを主に用いて、企業のイノベーションを目標とした活動を支援しています。 具体的には、デザイン思考の資料や教材、動画等の開発・無料公開に加え、「デザイン思考」や「チームビルディング」「イノベーション・マネジメント」を学ぶ独自のワークショップや企業研修などを行っています。

なぜやるのか

一人でも多くの人により多くの学習環境を提供するため、テキストや動画をオンラインで無料公開しています。
ワークショップには、それぞれに問題意識を持った多様な人々が集まります。
2012年2月。 学びを深めたい分野がありながら、その機会をキャンパス内で得られなかった大学生3人。 自ら学びの場を作るべく、「半学半教」の精神を持つ任意団体を、3人は立ちあげました。 学習テーマは「デザイン思考」。 活動内容は、洋書を含む定期的な輪読、海外のデザイン思考教材の翻訳、そして学内・学外でのワークショップ開催などです。 当初は3人で始めた活動ですが、次第に4人、5人とメンバーが増え、活動を広げる中で社会的な認知度も高まっていきました。 特に、スタンフォード大学d.schoolによるデザイン思考を扱った教材(bootcamp bootleg)の翻訳版である 『デザイン思考家が知っておくべき39のメソッド』 は、メンバーの予想に反して極めて多くの人に利用されることとなりました。 関連教材を合わせると、公開から1年間で6万件以上がダウンロードされています。 ベンチャー企業や大企業はもちろん、大学などの教育機関やその他の非営利組織も含め、多くの人がデザイン思考に触れるきっかけとなりました。 やがて様々な組織から共同研究や研修実施の依頼を受けるようになり「一般社団法人デザイン思考研究所」として本格的にデザイン思考の普及を行うこととなったのです。 様々な関係者と意見を交わし、日本の組織の現状を知るにつれ、創業者の1人である柏野は 「社会構造そのものを根本的に一新する必要性」 を感じるようになりました。 なぜなら、今の日本の組織は人々の創造性に重きを置かず、窮屈な仕組みの中に人間の可能性を閉じ込めているとわかったからです。 「新しいことを学び続ける中で新しい発見が生まれ、やがて新しい価値を生み出すイノベーションにつながる」 私たちは創業のきっかけとなった「学び」を常に意識しています。 テキストや動画をオンラインで無料公開しているのも、一人でも多くの人により多くの学習環境を提供するためです。 私たちが成果を出すことで、世界が今よりもさらに革新的な場所に変わり、誰もが学びたい時に学べる環境へ変わっていくことにつながります。 社会の中で生きる人々には、様々な役割があります。 その役割は千差万別であり、私たちメンバー同士もそうです。 しかし、時にある人が誰かの教師であったとしても、ある時は誰かの生徒となります。重要なのは、互いを刺激しあう環境をつくりだし、その環境を維持し続けることです。 私たちが掲げる社会や組織の在り方を、世界の新しいスタンダードにし、次なる社会の流れを創り出すことにつなげたい。 そのため昨年、デザイン思考研究所の名称を「アイリーニ・ユニバーシティ」に変更しました。 デザイン思考のみならず、イノベーションに関する様々な学びを提供し、将来的には世界トップクラスの大学・大学院と並ぶ教育・研究機関を目指すという、私たちの想いを実現するためにです。 想いは実現できる。 私たちは信じています。

どうやっているのか

学びを提供する「講師」と組織を作り上げる「運営」メンバーがお互いに支え合っています。
私たちの組織は2013年7月に法人化した設立6年のスタートアップ企業です。 間違いなく、組織としてはまだまだ未熟だと言えるでしょう。 しかしながら、未熟であるが故に1人1人の自由度はかなり高くなります。 メンバーは皆「学び」と「成長」に対する意欲が高く、自分次第でチームのリソースを自由に使ってやりたいことをやれる環境があります。 自由な環境で自由に働くメンバーをまとめるのは、 「イノベーションの研究と実践により、世界に向けて社会の新たな潮流を創り出す」 というビジョンへの共感と 「どうしたらユーザーがもっと喜ぶか」 を常に最優先で考える心、そしてその2点のために、個々人がきちんと責任を果たして成果を出すという意識です。 それぞれの役割意識の中で、デザイン思考の柔らかな発想を忘れず、自由にのびのびと働いています。 メンバーの役割は主に2つに分けられます。 1つは、デザイン思考の伝道者となる「講師」 そしてもう1つは、講師が役割に専念できるように組織をつくり上げる「運営」です。 講師と運営メンバーは、お互いに支え合い、成長することでシナジーを生み出していきます。