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人の暮らす部屋”2人のセンスをミックスした部屋”

1R/50.61m²/築49年/最寄り駅から徒歩4分
20代/男性/お2人暮らし

「リノベ百貨店」スタッフとして、お客様に物件をご紹介・仲介している松田さん。
以前はアパレルのセレクトショップで働いていたが、元々ネットで賃貸物件を物色するのが好きだった中で「リノベ百貨店」を見つけ、惹かれた。
不動産業という仕事に興味があったわけではないが、とにかく「リノベ百貨店」に興味が湧き魅力を感じたため、自ら志願して、昨年10月に入社。
以来、自身が担当してきた物件の中でも気になっていたマンションの1室にたまたま退去があったため内見したところ気に入り、入居を決意した。
今年の2月下旬に奥様と引っ越してきて、約2ヶ月。
暮らしについて、話を聞いた。

●広々50㎡、スタジオタイプの1R

充実した商店街と落ち着いた住宅街からなる、東京・中野。
最寄り駅から程近いレトロなマンションに、この1室はある。
キッチン~ダイニング~リビング~ベッドスペースまで、間仕切りがなく一体となった、スタジオタイプの空間だ。
こんな50㎡もの広さの1Rの物件は、都内ではそうそう無い。
元々1Rタイプの間取りが好きだった松田さんの意向で入居を決めた物件だが、前の1LDKだった家から共に引っ越してきた奥様も「開放感があっていい」と気に入られている。

●キッチンに隣接させたダイニングスペース

ベージュ色のタイルで囲われたカウンターキッチンのすぐ目の前に、ダイニングスペースを設けてある。
無垢の木材と黒いアイアンを組み合わせたダイニングテーブルとベンチが、重厚かつスマートな印象だ。
ベンチをカウンターキッチンの壁面に隣接させ、壁面を背もたれとして活用するアイデアが光っている。

●2人の似顔絵と花を飾って

壁に掛けてあるのは、奥様が好きなイラストレーター IZUMIDA LEE(イズミダ・リー)さんに会って描いてもらったという2人の似顔絵。
結婚式のウェルカムボードとしても使った記念の品を、大切に飾られている。

その下に置かれた花も、色合いが絵と馴染んでいて素敵だ。

●ダイニングでの、定位置

ダイニングでは、似顔絵と同じ側の席に座るのが、2人の定位置。
こうしていつも向かい合って、食事や会話を楽しんでいるという。

奥のカウンターキッチンは、「リノベ百貨店」オリジナルのリノベーションブランド "eims craft" 仕様。
ベージュ色のタイルで囲われているカウンターとオープンな棚によるバーカウンターのような造りで、インテリアとして魅せるキッチンになっている上に、使い勝手もいい。

●表情豊かな空間

1つの空間の中に、コンクリートの躯体現しの無骨でクールな天井、白く塗装され清潔感のある壁面、無垢のフローリングの温もりと表情がある床。
さらに奥の壁面はベニヤ板で変化と味を出してあり、それら全ての質感のコントラストと調和が面白い。
単調でない、豊かさが感じられる空間だ。

配されている家具はいずれも腰高より低く、視線を遮る物や壁面を覆う物がない。
この間仕切りのない広い空間がもつ魅力を活かした、開放感のあるインテリアだ。

南向きの大きな窓からはさんさんと光が溢れ、その先の広いベランダでは、布団や洗濯物がふんわりと気持ちよさそうに干されていた。

●様々な植物と、水槽と

ベッドの周りや南向きの窓際では、様々な植物がのびのびと枝葉を伸ばしている。
思わず深呼吸したくなる空気だ。

棚の左上に置いてある水槽の中では、白メダカと小さなエビたちが暮らしている。
苔や岩を配したアクアリウムの風景と空気の泡が奏でるかすかなコポコポという音が、空間に潤いと安らぎをもたらしていて、水槽のある暮らしがとても魅力的に感じられた。

ちなみにインテリアに関してはほぼ松田さんが主導しているものの、無機質な物が好きな自身と奥様とでは好みが違うため、そのミックスで調整することに難儀しているそう。
だが、1人だけのセンスでは難しい、2人のセンスのミックス感がむしろ面白い。

●引っ越してきてから続く、配置換え

引っ越してきた当初はテレビ台として使っていたベンチを、今は壁際に移動し飾り棚にしている。
このほかにも引っ越してきて以来、しっくりくるまで、家具や小物の配置換えをずっと続けてきた。
2ヶ月かけて配置を試し続けて、ようやく落ち着いてきたところだ。

棚の下にあるのはなんと、前の家で使っていた業務用のガスコンロ。
この家では使う必要がないが捨てるのはもったいない、けれど置き場所が無くどこにも馴染まないと考えあぐねていたところ、ふとインテリアとしてこのスペースにぴったりフィットしたのだそう。
ヴィンテージのオーディオ機器か何かかと思っていたので、驚いた。

棚の上にはイサム・ノグチがデザインした光の彫刻「AKARI」シリーズのスタンドライトや曲げわっぱの箱などが品よく配されている。
手前に敷かれたインパクトのあるトラモチーフのラグとは、テイストが対比的なようでいて色合いが合っているところも、目に楽しい。

●お香の香りと音楽が漂う部屋

空間を浄化するような気品あるお香の香りが漂い、部屋の角に設置したスピーカーから流れる音楽が、空間に広がっている。
エレガントなクラシックの交響曲から荘厳な雰囲気のハードロックまでがミックスされたプレイリストが新鮮で、心地よい。

松田さんと奥様2人のセンスを絶妙にミックスすることで実現した、豊かで幸せな調和が感じられる部屋だった。
理想のインテリアと暮らしの探究は終わらず、今後も新たな要素を迎え、試行錯誤と進化が続いていくことだろう。

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