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家庭ごみの半分が食べずに捨てられているって本当?【SDGs目標2】飢餓をゼロに

こんにちは。営業ハックの大迫です。
今回は、「目標2:飢餓をゼロに」についてお話しします。

「目標2:飢餓をゼロに」の現状

日本に住んでいると、食べ物が不足するということはあまり身近に感じられないかもしれません。「食料の確保が不安定な世帯に属する子どもの割合(15 歳未満)」に関して、日本はなんと先進諸国41か国中1位*1という快挙。しかし、世界を見渡せば食糧難で困っている国がたくさんあります。比率で見ると世界の約1割が「深刻な食糧不安」の状態にあります。こういった現状を踏まえ、フランスでは食品廃棄を禁止する法律があります。日本でも「食品ロス削減推進法」「食品リサイクル法」などの法律があります。

国連WFPという国連の食料支援機関では下記のような支援を実施しています。

  • 危機撲滅
  • 学校給食支援
  • 母子栄養支援
  • 自立支援

日本企業では、株式会社日本フードエコロジーセンターが捨てられてしまう食品を活用して液体肥
料を作るなど、様々な取り組みが実施されています。

ターゲット

▷2.1 2030年までに、飢餓を撲滅し、すべての人々、特に貧困層および幼児を含む脆弱な立場にある人々が一年中安全かつ栄養のある食料を十分得られるようにする。

▷2.2 5歳未満の子どもの発育障害や衰弱について国際的に合意されたターゲットを2025年までに達成するなど、2030年までにあらゆる形態の栄養失調を解消し、若年女子、妊婦・授乳婦および高齢者の栄養ニーズへの対処を行う。

▷2.3 2030年までに、土地その他の生産資源や、投入財、知識、金融サービス、市場および高付加価値や非農業雇用の機会への確実かつ平等なアクセスの確保などを通じて、女性、先住民族、小規模な家族経営の農家、牧畜家および漁師をはじめとする、小規模食糧生産者の農業生産性および所得を倍増させる。

その他合計8つのターゲットが設定されています。

私たちができること

政府や支援団体だけでなく様々な企業が取り組みを行っていますが、個人ではどのようなことができるでしょうか。

ご存知ですか?
日本の食品廃棄物のうちの約半分は家庭から出るごみ。一見企業ごみが大半を占めていると思われるかもしれませんが、家庭ごみは大きな比重を担っています。中でも、食べずに捨てられているものが45.6%*2もあります。この数字を見ると自然と私たちができることが見えてくるのではないでしょうか。

1.食べきれる量を買う
2.ローリングストック式にするなど食材をうまく循環させて使い切る
3.地産地消を心掛ける

一見当たり前のことのようですが、当たり前のことを当たり前にやることが大切なんですね。実は、これらのアクションは地球環境のみならず私たちにも恩恵があります。食べずに捨てられたごみは、焼却される際に高額な税金が使われます。私たちが支払っている税金です。家庭ごみを減らすことで焼却費を大幅に削減し、別のことに税金を使うことができるのです。食品廃棄物の削減は食品ロスに寄与するだけでなく、私たちの暮らしを豊かにするのです。

いかがでしたでしょうか。「2.飢餓をゼロに」に取り組まれている団体や企業に寄付をする、というのも有効な手段ですがもっと身近な日々の食事でも、私たちは貢献することができます。

次週は、「SDGs目標3:すべての人に健康と福祉を」についてお話しします。
ありがとうございました!

*1:「先進国の子どもたちと持続可能な開発目標」より(https://www.unicef.or.jp/library/pdf/labo_rc14j.pdf)*2:「エシカルはおいしい!」より(https://www.ethicalfood.online/faq/2021/02/151200.html

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「人類がこの地球で暮らし続けていくために、2030年までに達成すべき目標」⇒SDGs。地球が抱えている課題の解決...それも営業の仕事のうちだ!と営業ハックも会社として取り組んでいきます。その活動の様子やそもそもSDGsとは何なのか解説していくコラムも掲載中。
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