1日135円未満で生活している人は世界に何人？【SDGs目標1】貧困をなくそう

こんにちは。営業ハックの大迫です。

今回からSDGsの目標をひとつずつ取り上げていきたいと思います。

「目標1：貧困をなくそう」

SDGsのゴールは、実は5つの「P」に分けられます。
　▷　People（人間）
　▷　Prosperity（繁栄）
　▷　Planet（地球）
　▷　Peace（平和）
　▷　Partnership（パートナーシップ）

地球と経済成長と世界平和を1つのゴールにまとめられたものがSDGsなのです。「目標1：貧困をなくそう」のゴールはPeople（人間）のカテゴリーに該当します。

まずは、質問！

世界には「極度にまずしい（1日に使えるお金が約135円未満の状態）」暮らしをしている人は何人いると思いますか？

――正解は「7億960万人」です。
そのうちの3億5600万人（世界の6人に1人）が17歳以下の子どもたちです。

SDGsでは、2030年までに、世界中で「極度に貧しい」暮らしをしている人をなくすことを目標にしています。同時にそれぞれの国の色々な基準で「貧しい」とされる人を半分にする、といった目標も含まれています。日本では、生存状況を欠くような「絶対的貧困」は多くないものの、生活はできるものの平均に比べ著しく生活レベルが低い「相対的貧困」の割合が6人に1人と、決して少なくない状況です。

日本で暮らす私たちが外食をすると1,000円ほど。物価の差はあるものの、1日に使えるお金が約135円未満の暮らしをしている人がこの世界に7億人もいる。この状況をみなさんはどう思われますか？

7つのターゲット

目標1のゴールには下記の7つのターゲットが設定されています。

1.1　2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
1.2　2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、すべての年齢の男性、女性、子どもの割合を半減させる。
1.3　各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度および対策を実施し、2030年までに貧困層および脆弱層に対し十分な保護を達成する。
1.4　2030年までに、貧困層および脆弱層をはじめ、すべての男性および女性の経済的資源に対する同等の権利、ならびに基本的サービス、オーナーシップ、および土地その他の財産、相続財産、天然資源、適切な新規術、およびマイクロファイナンスを含む金融サービスへの管理を確保する。
1.5　2030年までに、貧困層や脆弱な立場にある人々のレジリエンスを構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的打撃や災害に対するリスク度合いや脆弱性を軽減する。
1.a　あらゆる次元での貧困撲滅のための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、様々な供給源からの多大な資源の動員を確保する。
1.b　各国、地域、および国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを設置し、貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援する。