なにをやっているのか
オフィスのある新宿住友ビル。フルリモートワークなので出社する人はごくわずかです
オフィス入口
絵本ナビは、年間2000万人が利用する国内最大級の絵本情報サイトを企画・運営している企業です。紹介作品は8万冊以上、40万件以上にのぼるユーザーレビューも掲載されており、これらの豊富なコンテンツのほか、絵本がネット上で1回だけ読める「全ページためしよみ」、ユーザーの評価ランキング、対象年齢別のおすすめ絵本、新着レビュー、新刊紹介など絵本選びに役立つ最新の情報も盛り込まれています。当社の絵本情報サイトをベースに、コマース事業(物販)、メディア事業(広告)、コンテンツ・ラーニング事業(課金)を展開しています。
【当社の強み】
(1)子育て層に特化した年間2,000万人のユーザー
(2)高品質のコンテンツ
・市販の絵本2,500冊以上の無料全ページためしよみ(許諾済み電子データ)
・10,000冊以上のちょっとためしよみ(数ページ)
・80,000冊以上の作品紹介データ
・40万件の高品質レビュー
・テーマ別作品セレクト600テーマ
・200件以上のインタビュー取材記事
(3)子育て・絵本業界における独自ポジションとプレゼンス
(4)出版社・著者との密接な関係性
(5)類似会社のない独自性
(6)スマホ × デジタルコンテンツ × ユーザー課金:時代にマッチしたビジネステーマ
(7)メディアへの親和性の高さ(テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、webでの紹介)
2022年5月、約11億円の資金調達および資本業務提携を行いました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000003893.html
2024年に東証グロース市場への株式上場を目指しています。
代表が自分の言葉で語っている「カナガキノート」をぜひご覧ください。
https://note.com/hide_kanagaki
2022年9月、テレビCMの放送を開始しました。
https://www.youtube.com/watch?v=B7vrmbEz2bE
なぜやるのか
<企業理念 vision>を
『幸せな時間』を応援する生活ナビゲーションカンパニー
としています。
『幸せな時間』は、絵本ナビ最大のキーワードです。
商品や情報やサービスはすべて『幸せな時間』のための手段と考えています。そして「生活ナビゲーション」という言葉で、事業ドメインを広く捉えるようにしています。
<使命 mission>は大きく3つ掲げています。
① 『幸せな時間』を増やすことに貢献する
② 生活・子育てのインフラとなるサービス・メディアを創り運営する
③ 絵本・児童書の市場を拡げるためのチャレンジを行う
私たちの事業活動によって、お客様の『幸せな時間』が増えるように貢献していくことが1つめの使命。
「インフラとなるサービス・メディア」は、例えば子どもが生まれたら必ずそのサービスやメディアを使うよね、というレベルのものを創って運営すること(絵本ナビはそうなりつつあります)が2つめの使命。
そして、既存の市場プレイヤーである書店・出版社・取次・紙メディアなどがなかなか手がけられないようなチャレンジをやり続けることで市場を拡げていくことが3つめの使命。
特に3つめは社内外で毎日のように代表が話していますので浸透していますが、概念として①>②>③というレイヤーになっています。
どうやっているのか
全社員フルリモートのためオンラインでコミュニケーションしています
<8つの価値基準>に基づいて行っています。
① 挑戦主義 ② 提案主義
③ 合理主義 ④ 収益主義
⑤ 共有主義 ⑥ スピード主義
⑦ 愛情主義 ⑧ 理不尽排除主義
◆価値基準① 挑戦主義
・本気の挑戦には大きな価値がある。たとえ失敗しても。
絵本ナビはベンチャーで、それまで何もなかったところから生まれ、大きく成長し続けていくことを前提としています。今は2年後の上場を目指している。常に挑戦を続けていくことは必要条件であり、会社の遺伝子としてとても大切だと考えています。
挑戦しよう、本気で取り組もう。やり切った失敗は価値があり、やらないこと、やり切らないことが機会損失である、と考えます。
◆価値基準② 提案主義
・企画はパッケージ。企画書を作って提案できるように。
・初期に企画に乗ってくれた先を大事にする。
社内外に対して、相手が判断できるように「企画書」にしよう、ということです。企画というのはパッケージで判断されるもので、どれだけいい内容であっても、価格を含めた条件が明らかになって初めて、それに乗るかどうかが決まります。
◆価値基準③ 合理主義
・非合理的、非効率的なことを嫌おう。
・繰り返しやることは必ず仕組み化・システム化する。
・合理主義は基礎体力。
「非合理的、非効率的、ダメ、ゼッタイ!」ということ。
具体的には、繰り返し発生する作業は仕組み化・システム化しましょう、ということです。
人は放っておくとどんどん非合理的になっていってしまいます。そうではなくて、常に合理化効率化していくんだ、という認識・姿勢・意欲・行動を皆が共通認識として持っていることが組織としての基礎体力になります。
◆価値基準④ 収益主義
・理念なき経営は犯罪、利益なき理念は寝言。
・法令遵守は当然に収益より優先。
これは二宮尊徳の言葉「道徳なき経済は罪悪であり 経済なき道徳は寝言である」からとっています。(道徳と理念、経済と経営を置き換えています)
どれだけ素晴らしい理念を掲げて素敵な会社を気取ったところで、それが利益を生み出すことにつながらなければ、会社と事業は継続することができないので、それでは意味がありません。また、理念に基づかず、儲け優先で事業を行うことも意味がないと考えています。理念をしっかりと遂行していくために、利益についてしっかりと考え、大事にしていこう、ということです。
◆価値基準⑤ 共有主義
・チームワークを重視。属人性を排する。
「早く行きたいならひとりで行け。遠くへ行きたいならみんなで行け」という言葉がありますが、個人プレーよりもチームとしてのパフォーマンスを重視しています。チームとして強くなるにはどうするかを、常に考えます。
◆価値基準⑥ スピード主義
・早い仕事は価値、遅い仕事は悪習。
・完璧を目指すよりまず終わらせる。
早さと品質、どちらを優先させるのか、といった議論はよくありますが、「適切な品質でできるだけ早く」です。さらに品質を上げていくことが大事なのであれば、一旦適切な品質で終わらせた後に、さらにブラッシュアップしていくようにします。
◆価値基準⑦ 愛情主義
・作品なくして「幸せな時間」は生まれない。作品の作り手へのリスペクトを。
・作り手への確認を怠らない。
絵本・児童書の世界が存在し、多くの子どもと大人がワクワクしながら幸せな時間を過ごすことができるのは、素敵な作品が生まれてきているからです。作家さんと編集者さんが心血注いで制作した作品を、出版社がお金をかけリスクを負って出版していくことで、初めて作品が世に出ます。
私たちは作品の「つなぎ手」ですが、作品に愛情を持ち、作家さんをはじめとする「作り手」の方々に大きな敬意を払っていきます。絵本ナビのスタッフひとりひとりが絵本を愛し、この素晴らしい作品を多くの読者の方々に届けたい、という想いを持つことが大切だと考えています。
◆価値基準⑧ 理不尽排除主義
・価値基準に基づいて一生懸命の仕事をして、それでもうまくいかない理不尽な先とは取引しなくてもよい。
・仲間にも理不尽なことを強いない。
これが価値基準の集大成です。
①〜⑦の価値基準に基づいて一生懸命仕事したとしても、法人でも個人でも、理不尽なことを言ったりしたりする方がどうしてもいます。そんな先とは、取引しなくてよい、と会社として正式に表明しています。
普通はそんなことは起きません。正しく一生懸命の仕事をすればそれはお客様に伝わりますし、足りないことにお叱りを受けることは受け止められるものです。それでもやっぱり、無茶な要求をする方は社会に一定数いらっしゃって、それはもう会社として取引をしない、ということを明確にしています。どれだけ取引金額が大きくても関係なく、会社はスタッフを守ります。