弊社は100万円かけて作ったオフィスを手放して、バーチャルオフィス の企業になります。
業務後にタイル張りしたり、休憩スペースを作ったり、
エントランスの壁 10万円、5万円のチェア x 8脚 = 40万円、
思い出も高額設備もたくさん詰まったオフィスでしたが手放すことを決意しました。
🕵️ オフィスを離れ始めたきっかけ
約半年前、オフィスを借りてから1年が経った頃、コロナが収束しない状況が続いていました。 (図の赤枠あたり)
社会的には自粛を求められ、弊社も一時的な処置としてフルリモートワークを導入しました。
当時は対面でのコミュニケーションを重視しており、恒久的な制度とは考えていませんでした。
そういった状況下で数ヶ月フルリモートワークを続けていくうちに、恩恵と課題が見えてきました。
<オフィスから離れて見えてきた恩恵>
- 通勤時間の拘束時間がなくなり、時間的な余裕が生まれた
- 緊急時における事業継続性が向上し、安心感が生まれた
- コスト削減につながった
<オフィスから離れて見えてきた課題>
- どうしても対面よりコミュニケーションのハードルが高くなる
- オフィスありきの福利厚生制度が無力化する
- セキュリティリスクが増える
👨🔬 課題とどう戦ったか
現在も工夫を重ね続けていますが、弊社では以下のように課題に向き合いました。
<コミュニケーションとの戦い>
弊社では仮想オフィスツールのGatherを導入しました。
https://www.gather.town/
フルリモート導入当初はSlackのハドル等を活用していましたが、オフィス時の話しかけやすさには到底及ばないと感じていました。
しかしGather導入で物理的な距離によって開いた距離感が緩和され、オフィス時の気軽さを取り戻し始めました。 自然と周囲の声が聞こえてくる状況も再現でき、今までハドルだけに閉じていた情報を再度共有するコストも低減されました。
<福利厚生との戦い>
以前のオフィス型の福利厚生をフルリモート向けの福利厚生に転換しました。
https://egstock.notion.site/
特に評判が高いのはリモートHQで、自宅の作業環境整備や、光熱費の補助等、社員1人1人が自分にあった形で福利厚生を受けられます。
https://remote-hq.com/
また、以下の福利厚生制度も追加する予定です
・食事付き勉強会の開催
・さぽーと札幌 (福利共済制度)
<セキュリティとの戦い>
オフィス時代もセキュリティは意識していたので大きな変化はないですが、ごくごく当然の仕組みでセキュリティを担保しています。
・Keeper Securityを利用しての鍵情報の厳重管理
・VPNを利用しての不特定多数の社内リソースへのアクセス制限
・ディスク暗号化
💡 決断とこれから
コロナ収束によってオフィス回帰の動きも見られます。
しかしEGSTOCKではこのような経緯からオフィスを手放しバーチャルオフィスの企業を目指すことを決断しました。
コロナに限らず課題をシステムで解決するのがエンジニアとしてあるべき真の姿だと考えており、会社としてより柔軟でより強い組織へ向かうと確信しているからです。
実際に働いている社員のアンケートでもフルリモートワークは好評で働きやすいようです。
現在も次の3つの課題と向き合っています。
・リモートワークに適した評価制度基準の準備
・リモート環境での勉強会や懇親会制度の強化
・その他、リモートワークにおいて必要な制度や設備の整備
引き続き、時代と人間と仕事と向き合い、より働きやすく質の高い仕事ができる組織が作れるよう努めていきます。