なにをやっているのか
世界的な感染症の流行、ますます進む格差と分断…予測不能で変化が激しい社会に対して、私たちはどう対応していくのか。また、この先の未来を生きる子どもたちは、どんな社会を生きていくのか。
今、学校において「生きる力」を育む教育が、強く求められています。
私たちは、すべての生徒たちが主体的に社会と関わり、自らの望む人生を送ることができるようになる学びを起こすため、中高生向け探究学習プログラム「クエストエデュケーション」を提供しています。
クエストエデュケーションは、2005年にスタートした、現実社会と連動しながら「生きる力」を育む教育プログラムです。
生徒たちは学校で、実在の企業からのミッションに取り組んだり、社会課題に向き合ったり、ゼロから商品開発に取り組んだり。教室の中にいながら、現実社会につながるテーマに取り組みます。自ら感じ、考え、表現して、自身でも驚くような力を発揮していきます。
2020年には、自分たちが暮らす地域の新しい可能性を発見し、その地域をより良くするためにイノベーションを起こしていくような学びを提供するための地域探究をテーマにしたプログラムの提供も開始しました。
新しい学習指導要領が導入され、学校で探究学習への取り組みが進むなか、クエストのプログラムはこれまでに合計約2,000校36万人の生徒に取り組んでいただいています。(*2023年3月時点)
参考:https://eduq.jp/for-school/quest_education/
また、企業向け事業にも取り組んでおり、企業が行う教育CSRやESG経営、地域教育の取り組みを効果的にサポートしています。
テーマに沿ったオリジナル教育プログラムの開発や働く人達のアウェアネスを高める人材開発の支援にも取り組んでいます。
代表的なオリジナル教育プログラムの開発の一つに、中高生が金融教育を体験的に学び、自分とのつながりを考えながらアウトプットする「株の力」という取り組みがございます。
参考:https://eduq.jp/for-business/edu-program/
なぜやるのか
「教育と探求社」は、19年前の2004年に創業された歴史ある会社です。日本で探究学習(アクティブ・ラーニング)という言葉が登場する以前から、教育における「探求的な学び」の重要性を感じ、探究学習プログラムの制作と普及に注力してきました。
2004年当時、代表取締役の宮地勘司(みやじかんじ)は、日経新聞社に在籍していました。あるとき、企業の経営者や技術者が講師となり、高校生に対して授業を行う1日だけのサマースクール「日経エデュケーションチャレンジ」を企画。大人が熱く語り、それを受けた子どもたちの目が輝くー感性が開き熱を帯びていく子どもたちの姿を見て「この仕事を一生の仕事にしよう!」と決意したのが「教育と探求社」のはじまりでした。
当初宮地は、新聞社内に教育事業部を設立しようと働きかけます。しかし、社内の動きはスローで、なかなか思うように進みません。「これを一生の仕事にする」と決めていた宮地は、会社を辞め、40代にして起業を決意。教育と探求社を創業し、教育プログラム「クエストエデュケーション」を開発しました。
教育と探求社が目指すのは「教育事業を通じて誰もが自分らしく生きる豊かな社会をつくる」こと。
クエストエデュケーションや他の教育プログラム、企業向けの研修等を通して、「自分らしい」と感じることができる瞬間が少しでも増え、自分らしく生きる人が増えてひろがっていくということにチャレンジしています。
その思いと練り込まれたプログラム、使いやすい教材は、多くの教育現場で支持されています。現在、「クエストエデュケーション」は、日本全国の中学高校2000校、36万人*が受講する探究学習プログラムとなりました。(*2023年3月時点)
さらに、クエストエデュケーションを通じて繋がった企業と教育事業を手がけたり、クエストで得られたノウハウを企業研修に活かしたりと、事業は今も拡大を続けています。
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会社理念
自分らしく、生きる。
“自分らしさ”こそが、生きる力の源だ。
そこから無限の創造性が湧いてくる。
奪うことも、争うことも必要ない。
自分自身を生きる時、人は満たされて、輝く。
我々はいつの時代も、学び、探求する。
真に、自分と出会い、
自らが生きるこの世界と出会うために。
(※「教育と探求社」HP「会社理念」より)
どうやっているのか
「自分らしく、生きる」という企業理念のもと、採用時から入社研修、その後の人材育成まで、対話の促進機会を構築しています。
また、サテライト全社導入や、産休育休取得(男女とも実績あり)、多様な勤務体系の容認など、制度面の充実からも自分らしくいられる働き方を後押ししています。
この「理念の実現と事業成長の両立を目指す、対話型組織の運営」は、一般社団法人at Will Workが主催する「Work Story Award 2018」で審査員特別賞(宇田川 元一氏)「ナラティヴ・オーガニゼーション賞」を受賞しました。
そして、所属の枠を超えた学びのコミュニティも大切にしています。
企業探究コース「コーポレートアクセス」参画企業の方を中心に、クエストエデュケーションに限らないテーマで、新しい発見や気づきに出会える場の創造を目的とした活動にも取り組んでいます。
教育と探求社に関わるすべての人が「自分らしく、生きる」ことができる。 そんな企業であり続けられるよう、 そして、そうした事業を提供し続けられるよう、常に創造と改革を続けています。