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なにをやっているのか

エコランドで世界一を目指す仲間
エコランドが目指す循環型物流
メーカーが資材を調達し、製品が問屋、小売店を経て消費者の手に渡ります。これが従来型の動脈物流で、今、当社がやろうとしているのは、消費者が使ったものがまた別の消費者の手に渡るリユース、さらには使命を終えた製品が木くずなどの資源に戻ってまたメーカーに行くリサイクルといった静脈部分の物流です。従来の物流会社が動脈部分だけに注目してきたのに対し、当社は静脈部分でもっとできることがあるのではないかと考え、様々な仕組みづくりに取り組んでいます。それが『エコランド』の名前で展開するサービスの数々です。

なぜやるのか

代表取締役社長 高嶋民仁
IT戦略室室長、システム課プログラマー
環境意識が高まる中、誰しも無駄にゴミは出したくない。リユース、リサイクルとは一見当たり前に見えるが、現実にやろうとするとなかなか難しい。例えば大型の家具を手放したいとき、誰かにあげたり、売ったりできたらいいが、結局はその「誰か」がわからず、また輸送手段もなく、粗大ゴミに出さざるを得ないことも多いだろう。その粗大ゴミも、手数料は決して安くない上に手間もかかる。だからこそ、60年以上も物流を手がけてきたウインローダーの出番なのだ。輸送手段と「誰か」を解決すべく、このビジネスを立ち上げ、軌道にのせてきた。キーワードは「あなたの『いらない』を誰かの『ほしい』につなげる」だ。

どうやっているのか

荻窪本社3階
荻窪本社会議室、福利厚生施設
エコランドのサービスはまだIT化の途上にあるが、目指しているのは、利用するお客様とエコ回収したモノのデータ、そしてそのモノがオークションやリサイクルショップに出品され、値段がついて次の人に渡っていくまでの履歴が詳細に蓄積されることだ。それによって「いらない」人と「ほしい」人が結びつくとともに、オークションを通じて刻々と変わるモノの価値が「見える化」される。その「見える化」されたデータから、今手元に持っているモノの価値もわかり、それを持ち続けたほうがいいのか、手放したほうがいいのかといった判断も一人一人ができるようになる。結果、モノの二次流通がさらに活性化されていく―ウインローダーが描くのはそんな姿だ。そしてそれは日本国内に限った話ではない。 「エコ回収やお預かりに向かったドライバーが、専用の端末でパシャッと写真を撮れば、それがすぐに世界中に情報発信されるという仕組みをつくれば、気軽にオークションに出品できるようになり、タンスや物置にあるありとあらゆるモノが出てくる。それを世界中の人がポチッと押して『ほしい』と言える状態が作れれば、ものすごい流通ができるんじゃないかと思います」