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私の #テンショク物語。

こんにちは。社会福祉法人あかねの採用担当、淺井です。私が社会福祉法人あかねと出会って約1年ほど経ちました。初めてあかねを訪れたのもこんな暑い日だったな、と思い出します。

私がフリーランスとしての活動準備を始めたのが1年前、ということなのですが振り返るとあっという間の1年だったなぁと思います。wantedlyがちょうど#テンショク物語 というハッシュタグを特集されてましたので、今回はフリーランスになる前の、アパレルから人材業界に飛び込んだ経緯について少し詳しく振り返ってみようかと思います。(経歴については前回自己紹介の記事でUPしています。もしよろしければそちらも合わせてお読みください。)

以前の記事でも少し触れましたが、私のキャリアはアパレルのショップ店員から始まりました。

当時は責任感もない、目標や夢もない、でもやりたいことしかしたくない、というとんでもない若者でしたが、当時出会った上司がとても尊敬できる方で、その方のおかげで今の私があると思っています。感謝しても仕切れません。

そんなダメダメだった私が一つだけよかったことがあります。それは「仕事が好き」だったことです。

接客やお店のレイアウト、スタッフの育成などとにかく忙しく、本当に朝から晩まで働いていましたが、とても充実してやりがいのある毎日でした。

大阪の心斎橋にある、最大基幹店に配属され副店長として2年経過した後、新店舗の店長に任命されます。

それまで私は、尊敬していた上司のようになりたい!と思いながら一心不乱に働いてきていましたので、店長になった後どうしたらいいのか分からなくなってしまいました。

すでにその時結婚していた私は、転勤できるとは言え住んでいるところから通える範囲のみ。本社は東京にあるため、本当は商品部や企画部への憧れもありましたが、それも叶わない。今まで基幹店にいたので売り上げを追うこと(全国1位、2位を争う店舗でした)がやりがいでしたが、新店舗は13坪程度の小さい店舗。もちろんお店作りやファン作りは楽しくやりがいがありましたが、今までのように売り上げを追いながら1位を目指すというモチベーションは失われてしまいました。

「私は今後、この会社でどうキャリアを描いて行ったらいいんだろう・・・。」

この想いは店長になった時からずっと胸にあったように思います。


店長になってからは、会社がいろいろな研修を用意してくれました。店長研修、社員育成研修、他にもテナントが用意してくれた接客研修やVMD研修などなど。

バイトから正社員になったので、特に新卒研修なんてものを受けてこなかった私はこの研修がすごく好きでした。

講師の方々から学ぶいろいろなノウハウや考え方を聞きながら、「そういう考え方もあるのか」と感じて実践に移していくことで、自分の能力が上がっていくように感じたからです。

しかし、残念なことに参加者全員研修に対してやる気があった訳ではありませんでした。(当たり前ですが)研修を受けている時間、シフトに入ったほうが売り上げにつながるのに、こんなこと学んでも意味あるのか、なんて同期の店長たちが漏らしているのを聞きながら、もったいないなぁと思っていたことを覚えています。


そして店長になってしばらく経った時、社員になりたいと思っていた当時アルバイトの子の試験に対する上司の対応で揉めてしまい私は勢いで退職してしまうのです。(ここ詳しく書いてしまうと愚痴っぽくなってしまうので、割愛します)

今振り返ると、もう少し私も大人な対応ができたんじゃないか・・・と反省することも多いです。約6年もお世話になった会社を、怒りに任せて辞めてしまったことも、せっかく今までここまで育ててくれた会社に対してとるべき行動ではなかったなと。

ただ、その時の私は自分のお店で一生懸命頑張っているスタッフが一番大切でしたし、そのスタッフが理不尽なことで適正な評価をしてもらえないことが許せませんでした。

まぁそれはきっかけに過ぎず、ずっと私の中にあった「この会社でどうやってキャリアを積んでいくんだろう」と思っていた気持ちが退職に向かわせたのだと思います。


退職してからは、初めて正社員としての就職活動を行いました。

何せちゃんとした就活は初めてでしたからいろいろ調べまして、「面接にはスーツを着ていくらしい、そのスーツはリクルートスーツというらしい」という情報を読み、27歳にしてリクルートスーツを買いにスーツ屋さんに行きました。(もちろん、店員さんにそれは新卒用だからと止められ、普通のスーツを購入しました。あの時の店員さんありがとう・・・)

この就職活動の時、私が大切にしていたことは、

・女性でもキャリアを築けること(全国転勤じゃなく、本社が近くにある)
・人材育成に関わることができること
・リーダーを変えることができる仕事

この3つです。
当時、話を聞いてくれなかった上司に復讐してやりやいというなんとも意味のない情熱に燃えていましたので、自分が力をつけてあいつらを変えてやるぞ!と燃えていました。(笑)

ここで私は転職サイト(確か女性の転職だったと思います)を見て、「日本にはリーダーが足りない」という一言を掲げているある人材会社に目が止まり、この業界に飛び込むことに決めました。

人材会社が何をするところか、ましてやその会社が何を売っているかなんてどうでもよかったのです。とにかく、同じ志を持って働いていきたい!と思ったことをよく覚えています。

結局この会社は倒産してしまいましたが、ここでは3年間、とても貴重な経験をたくさん積むことができました。なんちゃって社会人だった私を、一応一定ラインまで引き揚げてくれたのは、この会社のおかげだと思っています。(倒産してしまった時の話なんかは、また別の機会にでも書けたら書きたいと思います)

改めて自分の#テンショク物語を振り返ってみると、若くて真っ直ぐで、どうしようもない馬鹿だな・・・と、恥ずかしい気持ちになりますが、あの時の行動力がなかったら今私はここにはいないと思うと、若い時のいきおいってすごく大事だなと思います。

未来の自分を作るのは過去の自分でしかなくて、学生時代のらりくらり生きてきたツケを20歳くらいからずっと返済していますが、自己研鑽は終わることなく一生勉強なのだな、と30を過ぎて見て思います。

これからも猪突猛進で精進していきたいですし、いろんな経験を積んでいきたいです。

今転職を考えている皆さん、新卒で就活中の皆さん。本当にどの企業で働くかってその後の人生に大きな影響を与えます。振り返ってみて私はよかったな、と思いますが、もしあのまま辞めずに今もアパレルで働いていたらそれはそれで違った未来があったかもしれません。


終身雇用の時代もおえ、自分でこれからの人生は切り開いていかないといけない時代です。
慎重になることも大事ですが、挑戦することも大事だと私は思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。皆さんの就職活動の、何かヒントになれれば嬉しいです。

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