こんにちは!ドクターズプライム代表の田です!今回は
「医療業界の隠された真実とドクターズプライムが実現したい未来」
について書きます!!!💪
救急車たらい回しのその先についても書きます!
こんな方へオススメの記事です!
- 医療業界の構造的な課題を知りたい方
- ドクターズプライムが実現したい未来について知りたい方
- 医療に興味があるすべての方
1.医療業界の隠された真実
医療業界の特徴
まずは病院で働くことの特徴を説明します。
日本の約90%の病院では医師の評価制度がありません。
そのため医師の頑張りが評価されることがありません。
慈善的な心のみで頑張れという状況で、医師は疲弊してしまいます。
また、企業が目標達成によって事業拡大するのと違い、病院での勤務は受診した患者さんを診察するという守りの業務になるため、目標を掲げている病院もほとんどありません。
そのため、医師個人の視点からすると、目標達成や良い評価を受けようとするのではなく、自分のキャリアをどう切り開くのかが興味の中心になることがどうしても多くなってしまいます。
医師と患者さんの目線が揃わない
医師のキャリアはどう磨くのか? それは論文を書いたり研究をすることです。 良い論文をたくさん書くことで認められ、大学病院の教授、病院の診療部長、病院長を目指すキャリアになります。もちろん勤務医のキャリアから開業医のキャリアに転向する医師もいます。
医師は目の前の患者さんを診察することだけではキャリアアップにつながらないのです。
つまり、医師にとっては「患者さんを助けること」に対するキャリア、給与面でのインセンティブが薄いというのが現状です。 患者さんを助けるのは医師個人の慈善心に委ねられているんです。
それによって何が起こっているのか?
医師は様々な業務に追われているため、患者さんを診ることに多くの時間を割いてしまうと自分のキャリアのための研究や論文に時間を避けなくなります。
このトレードオフ構造の中で、
- 自分の研究対象にならない患者さんであれば担当することに消極的になる
- 複数の選択肢があるときに、自分の研究対象の手術方式を選択したい
という誘惑が常につきまといます。
それにより、患者さんが最適な医療を受けられないというケースが一定量、発生してしまうのです。
病気を治してほしいという患者さん、診療は早く終わらせて時間にゆとりを作りたい医師、という形で、患者さんと医師の目線が揃っていない現状が日本の医療で起きている現実です。
しかし、あくまでも悪いのは医師個人ではなく、医師を取り巻く構造の問題です。
最初は頑張っている医師でも、他の医師のしわ寄せが自分に来て疲弊してしまう悪循環があります。 医師でなくても、みなさんがそのような環境の中、慈善的な心のみで頑張れというのは困難だと思いませんか? これは構造の問題なんです。