なにをやっているのか
TNRとは
公益財団法人どうぶつ基金は、1988年創設以来、人とどうぶつが幸せに共生できる社会づくりに貢献してきました。
どうぶつ基金が基軸として行っている「さくらねこ無料不妊去勢手術事業」は、全国で殺処分される猫の8割近くが生まれて間もない子猫であることから、ノラ猫に不妊手術を実施する「TNR活動」を行うことが、蛇口を閉める予防的活動であり、殺処分数や猫の苦情の減少につながると考え、全国の獣医の協力により毎年、数千頭の施術を行い殺処分数の減少に貢献しています(27年度は8,262頭以上に実施)。
なぜやるのか
殺処分ゼロを実現する
平成25年度に全国で殺処分された猫は、9万9604頭です。とても大きい数ですが、データを細かくみていくと、殺処分のうち74%が離乳前の子猫だという現実が浮かび上がってきます。
つまり、不妊手術を行うことで、防ぐことができる殺処分が74%もあるのです。
この事実から、どうぶつ基金では、より多くの飼い主のいない猫にTNRを行うことが、殺処分ゼロへの道であると考え「さくらねこ無料不妊手術事業」を全国の協働ボランティアと実施しました。
平成26年度は全国で8262頭の不妊手術を実施することができました。
殺処分に先手を打つ、予防的活動がどうぶつ基金のビジョンです