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8つの新規事業を経験した男が語る「起業」する決意ができた理由

※記事写真中の名称等は執筆当時の内容となっております。


divのビジョン「すべての人が幸せに生きる世界をつくる」をさらに早いスピードで実現するために、新規事業を担うことができる新卒、第二新卒の方を募集することになりました!

今回は、2014年にdivに新卒入社し、MVP社員に選ばれ、今年divを卒業して「起業する」道を選んだ関谷 丈二(せきや じょうじ)さんにインタビューを行いました。divを創業期から支え続けた関谷さんが思う、起業につながる経験、スキル、divで学んだこと、「起業」を決意した経緯とは!?

他人がやらずして、自分ができることをやる!!

プロフィール

関谷 丈二(せきや じょうじ)

神奈川県出身。大学4年の秋にテックキャンプを知り、その翌日からdivでインターンを開始し、divの4人目の社員として入社。「テックキャンプ」の受講生にプログラミングを教えるメンターや教材、システム開発、webデザインやマーケティングまで幅広い業務をこなし、これまでに8つの新規事業を担当。周囲からは「生産性おばけ」と評価されるほどの生産性の高さ、ストイックさ。今年divを卒業し、「起業」の道を選択。
「テニスの王子様」の越前リョーマに憧れてテニス部に入部したり、木村拓哉さん主演のドラマ「GOOD LUCK!!」を観て「キムタクかっこいい…」と思ってパイロットを志したりとミーハーな一面も!

divを知ってから、入社するまで

― そもそも、divを知ったきっかけは?

関谷:大学4年生の9月か10月に、divのインターン生の友人がFacebookで「テックキャンプ第一期生の募集」の記事をシェアしていたのを見たのが、divを知ったきっかけでした。「自分で事業をつくりたい。その手段としてプログラミングを学びたい。」と思って無料のツールを使ったり、スクールに行ってみたりしたのですが、内容、教材がわかりにくかったんです。失敗ばかりしていて、「どうしよう…」と思っていたそのときに「テックキャンプ第一期生の募集」の記事を見たので、すぐに申し込みを行いました。で、テックキャンプを受講した翌日に、divのインターン生になり、働き始めたんです!(関谷さんの思い立ったら即行動は昔からすごい…)

― すでに内定をもらっていた会社を辞退してdivへ

関谷:電通、博報堂、外資コンサルなどのメジャーな企業を受けた後に、ITベンチャー、スタートアップの順に興味を持って就活をしていました。当時から「企画や何らかの仕組みをつくれる仕事をやってみたい」と考えてましたね。就職活動の結果、アクセンチュアやビズリーチ、ユナイテッドなどから内定をいただきました。

divでインターン生として働いて4、5ヶ月経った年明けの2月に「このdiv社員の人たちと一緒に仕事をしていけば、自分の価値観が変わる」「自分の価値観が変わった先に、提供できることが変わる!」「内定先よりもdivの環境のほうが自分を変えられる」と思い、内定辞退をし、divへの入社を決めました。「事業をより良い方向に動かしていけるんだ!」と思ったのも、入社を決めた大事なポイントでした。もともと人と違うことをやるのが好きだったので、「大手に入社するよりも同期が少ないベンチャーで色々やるほうが楽しそうだな」と思っていました。

― どういうことから「この人たちと一緒に仕事をしていけば、自分の価値観が変わる」と思ったんですか?

関谷:インターン生として働きながら、真子さん(社長)、新保さん(取締役)、阿部さん(受講生が使用するカリキュラムの責任者)の仕事のしかたを見ていて、そう思うようになりました。具体的に言うと、当時から『0秒思考』を採り入れ、みんなで「メモ書き」をして、常にサービスを改善するためのアイディアを考えていました。これまで自分が知っていた意思決定や思考のプロセス、ブレストのやり方とは明らかに違っており、圧倒的な刺激を受けましたね。それまで、起業家コミュニティに属していた、ベンチャー界隈で過ごしていたという自負がありましたが、実際にdivでインターン生として仕事をして経験した学びは本当に多かったです!

入社して経験してから「起業」を決意するまで

― 入社してから6年間で、どんなことを経験しました?

関谷:いろいろやりましたよ!はじめは、テックキャンプの受講生にプログラミングを教えるメンターをやりました。「起業する!」という想いを持った多くの受講生に自分の学んだことを教え、「相手のためになっている」と実感しながら仕事ができたのは楽しかったです。その後、受講生が学習時に利用するシステムや教材の開発もしました。

目の前のお客様を楽しませることも好きでしたが、「創意工夫しながら企画をすることが一番楽しい」と自分は思いましたね。イベントの運営や毎月、年末の社員総会の企画・運営。マーケティングでLPの情報設計をして、バナーを改善、どういったテイストのデザイン、どういう言葉を選ぶと人の心が動くのか?を考える。新規事業でアプリを開発、リリースするために自分がインプットしたことをアウトプットして形にしていくこと。どれもが本当に楽しかったです!

― 新規事業を8つも経験してきたんですね!

関谷:この6年を振り返って、担当した新規事業を数えてみたら、8つもありました!「テックキャンプ デザインコース」や「テックキャンプ エンジニア転職」「テックキャンプ エンジニア転職 オンラインスタイル」の立ち上げ、テックキャンプでこれからリリースする新サービスの企画や、to C向けのコーチングアプリ事業、海外事業を展開するためのリサーチ、現地調査も行いました。

実は、「入社して3年でdivを辞めよう」と思っていたんです。入社して3年経ったタイミングで真子さんに辞めようと思っていることを伝えると、「divで新規事業をやってみないか?」とお話をいただきました。それからは自分で手をあげて、やらざるを得ない環境に進んで身を置くようにしましたね。「これやらなきゃ!」「やることでもっと事業が大きくなる!」と思って、自分からどんどん仕事を取っていった結果、これだけ多くの新規事業に携わることができたんだなと思っています。

― このタイミングで「起業しよう!」と思ったきっかけは?

関谷:直近で自分が担当していた仕事に「ある程度うまくいくだろう」という確信を持てていたのと、他の誰かに仕事をお願いをして、自分は「ファーストペンギン(※)」になり、新しいことをやっていこうと決意しました。成功するか、失敗するかは別として、展開していく事業を「他人がやらずして、自分ができること」だと思ったのも、このタイミングで起業しようと思ったきっかけです。

divのビジョンである「すべての人が幸せに生きる世界をつくる」と同じ想いを持って事業を展開していきます。divとは異なる領域で、グローバルで戦えて、国内市場規模が3,000億円以上ある、スタートアップなどの競合プレイヤーが多くない、そして何よりも「自分が好きなジャンルであること」を大切にした事業を企画し、現在動いている最中です。僕が提供するサービスで、「毎日楽しい」「明日も頑張ろう!」や、その瞬間、瞬間に「幸せ」だと思ってもらえるような機会をつくっていきたいです。
(嬉しそうに語る関谷さんを見て、こちらまでワクワクしてくる事業内容でした)

※ファーストペンギン…氷上から海に飛び込む1羽目のペンギンのように、リスクを恐れずにベンチャー精神を持って行動する個人や企業


divを卒業する人の多くが「起業、独立」を選択

divを退職する人の多くが「起業、独立」を選んでいますが、それはなぜだと思いますか?

関谷:みんな腹くくってるんでしょうね(笑)「会社員として働くことが当たり前」ではなく、「会社員として働くことは手段の1つ」と考えている人が多いからだ思います。退職して「起業、独立」を選ぶ人たちに共通しているのは、みんな「自立した考え」を持ってdivに入社しているということです。他責にせずに、「どうすれば目の前の問題を解決できるのか?」と自責で捉える、主体的に考えることができる人が多いというのも理由かな。

― divでの経験、スキルは起業する際にどのように活かせると思いますか?

関谷:とりあえず、死ななくはなりますよね(笑)「稼ぐ手段」を身につけられたと思います。不確実性が高い時代において、これはすごく大事なことですね。会社員として働くだけではなく、他の会社をお手伝いできるような経験、スキルは身についたかと。具体的には、事業企画や戦略立案、プログラミング、アプリ開発、webデザインやLP設計、webマーケティング、動画制作・編集などですね。本当に多岐にわたる仕事を経験し、スキルを習得できたと感じています。                       

加えて、常識破りである「非常識な考え方」ができるようになったのも、起業する際に活かせると思いますね。divは既存のことを「なぜやるのか?」と疑うことが多いです。この体制は他の会社にはないと思いました。世の中、「これがこうだから、こうやるべきでしょ!」という会社が圧倒的に多いですね。でも、実はその決めつけた考え方や慣習を疑わないことが、落とし穴だったりするんですよね…常識を疑い、考え方を変えられるのがdivの強みであり、財産だと思います。 

― divの「仕事のスピードの早さ」の秘密

関谷:あと、divの仕事のスピードの早さを経験できたのも大きいです。スピードを構成する要素として考えられることは3つです。

①文章に落とし込んで仕事を進める
②アジェンダありきのミーティングでないと、基本的に行わない
③論理が通っていて、MECEに考えていれば、承認してもらえる

具体的に言うと、
①「こんなに文章を書いて提出する機会が多い会社は間違いなくない!」というくらい、文章を書く機会が多いです(笑)読み手、論理的な構成、表現を意識して文章に落とし込んで伝えるというスキルは、どんな仕事でも欠かせないので、かなり鍛えられたと思いますね。

②アジェンダを用意せずに、ざっくりと項目だけつくってミーティングをしている会社って多いですよね?論点を整理せずに、とりあえずミーティングを開催しているというか。divは論点を整理し、明確にしてからミーティングを実施するので、議論、意思決定に要する時間が短く、早いスピードで仕事を進めていけるなと思いました。

③読み手や聞き手を意識して、論理的な構成、文章を作り上げ、漏れく、ダブりなく、網羅性高く思考ができていれば、提案はすぐに通ります。決裁者や相手の機嫌を伺うなんてことは一切不要です(笑)

最後に、選考を希望している方に熱いメッセージを!!

関谷:ひとことで言うと、

「ちゃんと選べ」

ですね!(笑)
自分の6年前を振り返ってみて思うんですが、会社を選ぶ時って、どうしても「この会社カッコいい!」や「内定がもらえれば、それでいい」みたいな考えになってしまいがちだったんですよね。
divで6年間働いて感じたのは、「1社目の会社のカルチャーは、人生のベースになり得る」ということ。
これは「divを1社目として選んでくださいね」と言っているわけではなく、そう言えるくらい、1社目を選ぶことは大きな意思決定になるということを伝えたいんです。
入社を検討している会社の下調べをするのはもちろん、理想は、インターンを経験したり、社内の人にインタビューを行ったりして情報収集を徹底すること。まずは行動を積み重ねて、1社目を決めるということに時間を使ってもいいと思います。
その意思決定が「幸せ」につながると思うので、1社目をちゃんと選んでほしいですね!

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