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飲食業から飛びこんだ未経験のプランナー職。リーダーまで登りつめたその軌跡とは?

入社約3年でリーダー職として活躍する伊藤大起。飲食店を経営していた伊藤がどういう経緯でディスカバリーに入社することになったのか。また、営業職未経験だった彼がどのようにしてリーダー職まで登りつめたのか。その過去、現在、そして今後の展望について語ってもらいます。

プランどおり30歳での転職。「そろそろちゃうの?」から始まったアカウントプランナーとしての道。

実は、自分の中で30歳までは下積み。20代は経験を積み重ねる期間という位置づけで、30になったら自分の道を切り拓いていこうと考えていました。そのプランに基づいて、大学卒業後にアパレル、飲食という仕事に就き、飲食ではオーナーとしてスタッフのマネジメント業務や経営を経験しました。

そして30歳。自分のプランでは、そろそろ飲食を離れて自分の道へと考えていたときに、学生時代のアルバイトから付き合いのあった島田さん(当社 代表取締役)にお声がけいただきました。「そろそろちゃうの? それならウチはどう?」って。自分のプランを理解してくれている方からのお誘い、そして、ネットやデジタルの発展性、ディスカバリーという会社の将来性など、いろんな要素がタイミングよく重なり合ってお世話になることに決めました。

営業・プランナーとしての入社になることも聞きましたが、不安はまったくありませんでした。あくまで私の考え方なんですが、仕事はやっていけば慣れるし、必要なスキルも身につけられる。そのスピードは自分の努力次第だからなんとかなるだろうって。ただ、タイピングだけは不安だったかもしれません(笑)。

業界用語や予算規模に驚きつつも、一歩ずつアカウントプランナーとしての経験を蓄積。

入社してから3か月は、運用型広告の研修でした。そこでぶつかったのは業界特有の横文字の多さという壁。CPCやLTV、CVRなどの言葉の意味を理解していないと、クライアントとの折衝や社内でのミーティングでも内容を十分に理解できませんでした。とはいえ、日々の業務はどんどん進んでいく。だから紙に書いて見えるところに貼って覚えていました。

一方で、まだ研修期間中の3か月目には月の予算が3,000万円もの案件を動かすことに。今でも思いますけど、他ではなかなかできないような経験ですよね。こういう経験を早くからできるのはいい仕事だなと思いますし、大きなお金を動かせるのは夢のある仕事だなと感じます。

運用型広告の研修が終わり営業部の配属になると、最初の3か月は営業研修として、現在の営業部のマネージャーである沢田さんの下でアカウントプランナーとして業務を進めることに。初めのうちは仕事に慣れるために、認知系の広告やDtoCの広告など、沢田さんといっしょにいろいろな案件を担当しました。

今でも覚えているのが、ディスカバリーのコーポレートサイトを見た企業さんから「こういう集客をしたくて、何かよいプランはありませんか」という内容で直接お電話があり、私が対応したことです。その1本の電話を切った後に「じゃあ、伊藤が担当するか」って。そうやって任せてもらえる環境というのは、とてもやりがいを感じます。

営業研修の3か月が終わるころ、沢田さんから大きなクライアントさんの担当になるよう打診がありました。そのアサインが、今のDtoC広告をメイン商材とする、ダイレクトチームの一員としての一歩目でした。振り返ってみると、研修中に担当した案件の1つがそのクライアントさんの案件だったので、もしかすると適正とかを見られていたのかもしれません。ただ、自分としてはダイレクトチームに所属することがちょっと運命的だったなと感じています。

売り上げを10倍にした案件もあれば経緯報告書を書くような失敗も。それらすべてがリーダーとしての礎に。

最も印象に残っているのは、担当するクライアントさんの売り上げを半年で10倍にするというミッションです。最初は何を言っているんだろうという感じだったのですが、クライアントさん、運用チーム、制作チームなど、案件にかかわるすべての方々に協力していただき、それを達成できたことは忘れられません。

そのとき心がけていたのは、自分の周りには運用や制作といったその道のプロがいてくれているということ。たとえ自分の知らないことであっても、その知識やスキルを持つスタッフが協力してくれるということです。だから、自分の知らないことは知らない、できないことはできないと正直に伝えたうえで、社内にプロがいるので確認しますと。それをレスポンス早く、かつ求められていることを110%で返答する。これはプランナーとして今でも心がけていることの1つです。

もちろん失敗したこともありますよ。きっかけは些細な確認を怠ったことからですが、社長が謝罪に行くことになったり、人生で初めて経緯報告書を書くことになったりと、大きく燃え盛ってしまったことがありました。そのときは改めてビジネスの怖さと言いますか、何が火種になるかわからないから常にリスクも想定しておく必要があると強く感じました。

ただ、そのあとに再発防止を目的として作成したチェックシートなどは今では新人さん向けのツールとして活用されています。最初はペナルティとしてつくっていたような意識もありましたが、つくっていくうちにリスクを減らすこともそうですし、何よりクライアントさんへの信頼にもつながることだと学べたことはいい経験だったかもしれません。

そうした成功も失敗も経験できたことで、プランナーとしての能力を積み上げていくことができたのかなと思います。そのときにちょうど営業部にリーダーを配置しようということになりました。本当に今でも思います。タイミングがよかったなと。そのリーダーの候補に名前が滑り込むぐらいのタイミングで、うまく能力を身につけられたなと。そしてそれを上司や会社に見てもらえていた。「リーダー職になれた要因は?」と聞かれたら1番はタイミングだと思っています。

「簡単に言うと出世したい」(笑)。そういう夢や目標があるからこそ仕事は楽しめる。

今は担当の案件を持ちながら、リーダーとして自分のチームをマネジメントすることが仕事ですが、これからはチームだけでなく営業部全体、会社全体とマネジメントの領域を広げていきたいですね。それと並行して、自分自身も経験をさらに積んで成長していきたいと考えています。特に今はダイレクト案件しか知らないですからね。

例えば、友人と仕事の話をするときに、「デジタル広告ならインフルエンサーの…」とか一般的なデジタル広告のイメージで話をされるんですが、やっていないんですよ。本当に自分はデジタル広告の尖った部分だけをやっているんだなと。だから世の中にはまだまだ知らないことがたくさんある。ディスカバリーの通販事業部の商品開発にもチャレンジしてみたいですし。そうやっていろいろな経験を重ねて、個人の仕事面でも領域を広げていき、それをダイレクトチームに還元する。それができるとまた一つチームが成長するのではないかと思います。チームの成長と私自身の成長、それが今の目標です。簡単にまとめると「出世したいです」(笑)。

真面目な話に戻りますが、未経験で新しい世界に飛び込むことは不安もあると思います。ですが、プランナーとしてのスキルは仕事をしていれば必ず身につけることができます。それよりもメンタルの部分が大切だと私は思います。例えば、夢や目標を必ず持つ。それがあれば支えになって折れない理由につながります。

あとは未経験というのを言い訳にしないこと。一度NOと言ってしまうと、もうそういう人だと印象を持たれてしまいますから。「否定には代案を」と会社のvalueにあるように、できないではなく、できるためにどうするかを考えられるポジティブなメンタリティを持っていてほしいです。そのうえで、いわゆる傾聴力、聞く力は持つべきです。知らないことを周りに聞くこともそうですし、人の意見に耳を傾けることもそう。周りにプロがいるんだから、そこを活用できるように聞く力は必要だと思います。まあでも、タイピングはできた方がいいかもしれないですね(笑)。

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