プライム案件にこだわることで、会社と社員が並行して成長できる
―髙柳さんには事業視点と人物視点の両側面からお伺いします。 まず事業視点ですが、当社の事業としての強みはどのようなところにあると思いますか? たくさんあると思うのですが、あえて1つに絞るならどこでしょうか?
あえて1つに絞るなら、プライム案件だけにこだわって獲得できている点です。 営業力と技術力が高いレベルにあるからこそ実現できていることであり、当社の規模感でこの点にこだわれている会社は稀です。 もちろん獲得できた後は、それを回していかなければならないので、しっかり回し続けるだけのスキルや知識も蓄積できています。 これだけのことができている状態は、会社としてもエンジニアとしても強みだと言えます。
―下請けをやっているエンジニアと、プライム案件を回すエンジニアではどこが違いますか?
違いは、「やりがい」に尽きます。 顧客とダイレクトにやり取りできることは、エンジニアとして醍醐味の1つだと思っています。 もちろんプライム案件は、下請け案件に比べて、圧倒的に仕事の難易度が高いです。 上流から下流まで引き受けるためコントロールする範囲は広いですし、顧客の厳しい要求も直接降り注いできます。 ですが、それ以上に自由度が高く、直接感謝をされるというところに私自身魅力を感じています。
身に付けるべきは、顧客に求められているシステムアーキテクト
―当社の社員を見ていても、顧客とのコミュニケーション力や、責任感の強さはひしひしと感じますね。 プライム案件を経験することで、スキル面ではどのような成長が見込めますか?
システムアーキテクトができるようなエンジニアになれると思っています。 つまり、単純に製品ありきの物理的な設計しかできないエンジニアではなく、 どこまでをインフラがやり、どこからアプリケーションに渡すか等をレイヤーで考えて設計できるようになれます。 すでに設計ができている下請け案件では経験ができず、製品しか持っていない会社でも経験できないことなので、 スキルとして保有している人は少なく、非常に市場価値が高いスキルです。
―当社のエンジニアとして目指すべき人物像とも言えそうですね。 当社でも自社クラウド製品を保有していますが、製品にとらわれずソリューション提案をできているところも影響していそうですね。
そうですね。「admage」という総合広告配信システムとしてはトップシェアを誇っている製品を持ってはいますが、 その根底には代表の大内がよく口にする「システムではなく、まず人と向き合う」という精神があるので、 自社製品を導入して終わりということは、まずないです。 どんな案件でも、そう心掛けるよう努めているおかげで、有り難いことに顧客満足度(CS)はすごく高いです。
―CSの高さは現場エンジニアが一番感じていることだと思いますが、CSの高さを誇れるエピソードをもう少し具体的に聞かせていただけますか?
当社では基本的に上流から下流まで一気通貫で依頼されることが多いですし、1回だけで契約終了ということがほとんどありません。 開発だけではなく運用まで任せていただき、そこからさらに保守開発までご依頼いただけているという実績がCSの高さ象徴しています。
一人ひとりのキャリアを考えて、実現できる環境がある
―CSが高くないと、継続開発はないという観点は納得です。今度は少し切り口を変えてお伺いしたいのですが、 中途面接をやっていると「良い案件はあるものの、案件のたらい回しが多くやりたい案件に関われない」という話を求職者からよく聞きますが、 当社での個人のキャリアとアサインの関係について伺えますか?
会社として標準のキャリアパスを用意していますが、それに個人のキャリアプランを重ね合わせて、最終的な目標などを決めています。 各自のキャリアプランを満たすための取り組みの1つとして、プロジェクト型組織の実現があります。 プロジェクト型組織にして、アサイン都度に承認会議を設けることにしたため、 個人のキャリアを踏まえたローテーションやアサインができるようになり、本人の思考性に合わせて業務を任せるようにしています。
―本人の思考性に合わせたアサインは、やりたくてもできていない会社が多いと思うので、エンジニアにとっても魅力ですね。 当社は「エンジニアファースト」を掲げていますが、その他に魅力になる要素はありますか?
AIやブロックチェーン等の新しい技術に触れる機会や環境があることは、わかりやすい魅力の1つだと思っています。 また勉強できる環境が整っていることも、魅力としてお伝えしたいです。 資格取得支援や書籍購入補助はもちろんのこと、プロジェクトとは直接関係しない勉強会等の取り組みも積極的に行っているので、 向上心の高い方にはそれを満たせる環境があると思います。
―ありがとうございました。