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新入社員のエンジニアデビュー記パート2

新人エンジニアの乘松です。
今回は、IT業界へ転身後に「客先常駐」というスタイルで働くことで感じた、これまでとのギャップについてお話したいと思います。

IT業界以前

まず私はIT業界へ転身する前は工場勤務で車関係の製造を11年半従事しておりました。
前職では…

  • 自社内で業務を行っていた
  • 主に製造を担当し、他社の方と関わることはほとんどなかった

といった環境のもと、業務を行っていました。


SESエンジニアの働き方

転身後はSESエンジニアとして新たに「客先常駐」という働き方が始まりました。
友人には、よく「SESって何?」と尋ねられますが、「簡単に言うと派遣社員に近い働き方かな」と説明しています。
派遣と異なるのは、派遣社員は派遣会社と雇用契約を結んで、お客様企業で働きますが、SESの場合は、SES企業と雇用契約を結んで、お客様企業で働くことが多くあります。※1
自社オフィスではなく、お客様企業のオフィスで業務を行う働き方は、前職との環境の違いが多く、戸惑うことがありました。


共に働く人たち=同じ会社の人ではない

まず最初に感じたギャップは、「同じ現場で働く人たちが自分と同じ会社の社員ではない」ということです。
同じ空間で業務をしながら、周囲の方々から業務の手ほどきを受ける過程は前職と似ています。しかし、「一緒に働いてはいるけど、実は他社の人たちなんだ…」と改めて思い返した時、少し違和感を覚えました。


出勤日は自社の日程に従う

次に、驚いたのは出勤日についてです。
特に年末など、常駐先と自社の休暇スケジュールが異なる場合、「どちらのスケジュールに従えばいいのか?」と迷うことがありました。※2
前職では自社の営業日に沿っていればよかったため、この点は大きなギャップを感じました。


作業報告書によるタイムマネジメント

前職では勤務時間は全て管理職の方が管理し、特に自身でタイムカードを押したりなどの時間の管理は行っておりませんでした。
現在は、お客様に提出する月次の作業報告書が必要で、案件によって一定の作業時間を確保する必要があります。
転職当初は、この作業報告書の重要性を把握しておらず、タイムマネジメントで失敗したこともありました…。

※1:常駐先/テレワーク/ハイブリッドワークの働き方は、案件によります。
※2:労務管理は会社に帰属する為、出退勤については会社の指示に従っていただきます。

まとめ

前職まではコミュニケーションは自社内で完結することが殆どでしたが、新たに「お客様」や「他社社員の方」と関わる機会が増え、前職では味わうことができなかった感覚を覚えました。
常駐開始当初は業務上、「自社に必要な情報」と「お客様が必要な情報」の取捨選択に苦労しましたが、自ら考えて行動することや視野を広く持つことがビジネスシーンでは必要不可欠であることを学びました。

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