【第二弾インターン記事】現役美大生の私が授業では得られなかったこと。

こんにちは。Digital monkey inc.に学生インターンとして参加している市川です。

現在は武蔵野美術大学の視覚伝達デザイン学科の3年生です。🎨

普段大学でデザインを学んでいる一方で、インターンではイラストレーターとしての業務を担当させていただいています。

今回は、美大生が学校では教えてくれない、インターンをしたからこそ得られた学びについて書いていこうと思います。


好きこそものの上手なれ？！

純粋に絵を描くことが大好きな幼少期

私は物心ついた時から、工作やお絵かきが好きでした。外で遊ぶよりも断然、室内で画用紙に向かっていた方が楽しいと感じていた子供でした。

将来は「絵に関するお仕事がしたいなあ」とずっと思っていましたが、高校性の頃に好きなことを仕事にするなんて、私に出来るのかなぁ……と漠然とした不安を覚えるようになりました。

絵は変わらずずっと好きだったので美大に進学するも、その漠然とした不安は無くなることはありませんでした。
課題やバイトとそれなりに忙しい日々を送る中で、物を作ることの喜びが薄れていっていることに気づきました。
就職に強いと聞いてデザイン学科に入学したはいいものの、そこには本当にやりたいことを見失っている自分がいました。
周りの学生が思い思いに大学生活や創作活動を楽しむ中、私は自分の本当に好きな事がなんなのかわからず悶々とした生活を送っていました。
２年生も春休みに差し掛かり、いよいよ就活にむけて活動しようかという時にコロナが発生して、日本だけでなく世界が大きく変わりました。自粛ムードが落ち着いてもずっと休講が続き、大学にはなかなか入れない日々……。そんななか、就活を始めましたが、わずかに光が差し込む出来事がありました。


コロナ渦でも働くことへの希望が見えてきた！

面接での丁寧なヒアリングが決め手！

長かった自粛期間が開けて、7月からデジモンのインターンとして採用されることになりました。
Wantedly上に載せたポートフォリオを人事の方の目に留まり採用が決定しました。
就活について右も左も分からない状態だったのですが、デジモンの公式HPに書かれていた『クリエイターも含めてみんなを笑顔にするコンテンツを作っていきたい』という一文に心を打たれ、「この会社ならいい体験が出来そうだな」と感じました。

インターンが始まる前に『どんなことを学びたいの？』と尋ねられました。
「きちんとヒアリングをすることで、インターンをより実のあるものにしてもらいたい」とのこと。
私のしたいことを尊重してもらえているなと感じました。
私は心配性なのできちんとやれるかとても不安でしたが、デジモンはそんな私を暖かく迎えてくれました。

実際に来てみると、デジモンは私のイメージする『会社というもの』とはかなり違ったものでした。
社長と初めてお話しした時、にこやかにゲームについて語っていただいて、安心したのを覚えています。
インターンに来るまでは、会社っていうものに対して堅いイメージがあったのですが、見事に覆されました（笑）
面談の時、私は緊張でがちがちになりながらもスーツを着ていったのですが、普段着ているような服装でいいよ！と言われました。服装髪型が自由なところもこの会社のいいところだと思います。
また、スマブラ会というものも催されていて、皆自由にゲームを楽しんだりしています。インターンを通して、会社全体の風通しのよさが感じられました。


仕事に対するイメージの変化！

憧れの絵を描く仕事・・・

私は今まで実務経験がなく、ただただ絵のお仕事に対する憧れだけがありました。
大好きな絵を『仕事』として描けるなんてまさに夢のよう……。

その嬉しさの反面、、
仕事をするなかで『私には力不足なのでは……？ちゃんと出来るかな……？』という不安もあります。
インターンとはいっても実際に使われるイラストを描く以上、プロとしてのお仕事なのです。
気は抜けません！！

そんな不安な私に、社員の方たちは手取り足取り丁寧に教えてくれました。
実際に使われる本番のイラスト以外にも、教育係の先輩から指示書を出してもらってイラストを作成したり、デザインのお手伝いをさせていただいたり……。
実務以外でも色々なことが学べ、濃密な時間を過ごしています。
そのおかげか、最初こそプレッシャーで萎縮しそうでしたが、今ではすっかり楽しく描けるようになってきました！

イラストレーターとしてインターンを始めた私ですが、UIデザインに関しても興味があると話していた（優柔不断なので色々気になっていました）ので、その気持ちを汲んでUIデザインのお手伝いもさせていただいたりしています！
自発的に動けば色んなことにチャレンジできる自由なインターンだなと感じています。

インターンがこんなに楽しくっていいの・・・？と逆に不安になってしまうほどに楽しいです。
デジモンはみんな和気藹々としていて心地いいだけでなく、業務内容まで面白い。

「作る人のことも幸せにする」というモットーのおかげなのかなと感じます。

インターンを通して、私でも働くことが楽しめるかもしれないと希望を持つことができました。


インターンで得られた思いがけない収穫

丁寧な作業でもスピード成長

現在、私はゲームに実装されるイラストの制作のお手伝いをさせていただいています。

実装されるイラストを描くこと = プロとしての仕事です。
責任重大なのでいつもヒヤヒヤしています。
上手くいかないことも多いですが、実務経験を積めるのでとても勉強になります！

また、イラストを描くことひとつとっても、多くの知恵や工夫が必要です。
ユーザーさんによりよく見せるにはどう工夫したらいいか、伝わる構図はどんなものかなど、様々な角度で考えなければなりません。

趣味で描くものならともかく、実装されるイラストは「お仕事」なので、クオリティが求められます。
クオリティの高い作品を作ろうとすると、必然的に細かい作業も多くなります。
正直、根気のいる作業です！
しかし、その責任ある実務を任せてもらえるからこそ責任感が芽生えて、キャラクターの一つ一つに打ち込めています。

そして何より、インターンをしていて先輩イラストレーターさん達の筆捌きを間近で観察できるのが嬉しいです♬
プロの方のイラストを近くで見ることは刺激をもらい向上心が高まるだけでなく、技術向上に繋がっていると感じます。

毎回絵を描いて赤入れをしてもらうたびに、自分の詰めの甘さや計画力、実行力が不足していることなどを実感させられますし、描いている途中でどうしても先に進まなくなったりしてしまうこともあります。
そういう時は『作業性は後からついてくるので大丈夫！スピードより質が大事』と優しい言葉を先輩方の力を借りつつ、焦らず自分でじっくり考えるようにしています。
キャラクターと自分に向き合い、丁寧に作業する内に、少しずつ階段を昇っているような成長を実感できます。
何より、絵が完成し、ゲーム画面上に自分の描いたキャラクターをみた時の喜びは最高です。


インターンで価値観が変わった！仕事って楽しい！！

ネガティブからポジティブに！

冒頭でも触れましたが私の中にはずっと「好きなことをするなんて」という思いがあって、「就活はこわいもの」「厳しい社会に揉まれてやりたくもない仕事をすることが大人になるっていうこと」と考えていました。
自分もこんな風に社会に適合しないと・・・というプレッシャーを感じていたのだと思います。
今まではやりたいことに自信が持てずにいて、そこからくる不安といつも戦っていました。

しかし、インターンの実務経験や先輩たちの仕事観に触れることなどを通して、今までのようなやりたいことがわからなくて悶々とする日々から卒業することができました！

インターンを通して、自分の趣味のイラスト制作も今までよりぐっと楽しく感じるようになりました！
物事の捉え方も以前よりも前向きに変わったように感じます。

この数か月間で成長と特別な経験が得られているだけでなく、幼少期の頃に感じていた手を動かす事の喜びをまた取り戻すことができ、思いがけない棚ぼたでした。
それだけでなく、自分の「好きなこと」から目をそらさない事の大切さも学びました。
そんな収穫が得られたのも、優しく受け止めてくれるデジモンの人達の温かさのお陰だと思っています。

うつむき気味だった私が今では前向きに「もっと成長したい！」という気持ちでいっぱいです。
毎日が楽しい！
デジモンに出会えてよかったです☺

長くなってしまいましたが、読んでいただいてありがとうございます！