国内最大級の店舗の口コミ・ランキングサイトでバス停周辺のお店検索を実現せよ!!(認知につなげる広報ビハインドストーリー編)
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前回までのあらすじ (まだ読んでいない方はこちら)
・エキテンで「バス停周辺のお店検索ができるようになった」
・プロジェクトは"鉄道空白地域のお店探しもより便利に”というディレクターのアツい想いで始まった
・機能の実装には、関係者たちのたゆまぬ努力があった
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「ぎ、業界初?!」
平成最後の4月を迎えた日、サービス広報PRチームのマネージャー、井上さんが椅子から飛び上がった。
「エイプリルフールじゃ、ないよね?」
「はい。大丈夫です、業界初です。あらゆるジャンルの店舗の口コミサイトを27媒体にわたり調査しましたが、バス停を基点にお店検索できるサイトはありませんでした。業界初、とプレスリリース内でうたえるか、法務部にも確認しました。」
「良い発表に、なりそうですね。」
窓の外には、4月の暖かい風に桜の花びらが舞っていた。
「エキテンがアップデートして便利になった!」ということを世の中に認知してもらえるよう、広報活動をするのが私の仕事。ビハインドストーリーの取材も万全だった。しかし、プレスリリースに「エキテンは、世界を活性化するために、バス停検索機能を実装しました」と書くだけでは、小並感が半端ないし、読んでいる側にも、その良さが充分に伝わらないだろう。
「プレスリリース」というのは、「こんな機能を実装して、こんな風に便利になりました」ということを分かりやすく記者に伝える文書のことで、メディアで記事化してもらうことを目指すもの。コーポレートサイトへお知らせとして掲載したり、配信サイトでメディア関係者向けに一斉に送信するのが一般的だ。興味を持ってもらうためにも、「世界初」「業界初」「第一位」などのインパクトは大変重要だ。
社内で意見を集めたり、添削してもらったりとたくさんの人の協力を得て、試行錯誤のすえ、プレスリリースが完成した。
プレスリリース内では、3月末で惜しまれつつ廃線となったJR北海道の石勝線夕張支線沿線にあるお店を例にあげた。廃線によって、在来線の最寄り駅からお店まで、徒歩では現実的にアクセス不可能な距離になってしまっても、「バス停」という新たな公共交通機関の選択肢でお店へのアクセスをユーザーへ提案できることを具体例で説明し、新機能の良さをアピールした。
加えて、プレスリリースとは別に、「報道資料」も作成。プレスリリースに先行して、お付き合いのあるメディアへ事前告知をすることで個別アプローチもしていった。「報道資料」は、基本的にはそのまま世の中に出回るものではないので、プレスリリースとは文体を変えて、読んでもらうための遊び心を散りばめた。締めくくりはこうだ。
「バス停基点でお店検索できるようにはなりますが、"バステン”とサービス名を改めたりはいたしません」
こうした広報活動の結果、「鉄道チャンネル」にて記事化。その他にも計15媒体へ記事やプレスリリースが転載された。記事はこちら。
記事が掲載された夜、エンジニアの澤谷くんに思わずLINEを送った。2分後に早速返信が。
「めちゃめちゃ嬉しいっすね。」
というコメントとともに、彼は"オラ、わくわくすっぞ”と言う悟空のスタンプを送ってきた。
「こうやって自分たちの仕事が記事になると、すごいモチベーションになります!」
エキテンというサービスに真摯に向き合い、ミッションに共感し、技術力を上げていく万里一空の努力、チャレンジする姿勢。デザインワン・ジャパンには、さとり世代をさとらせない、若くて気概のあるエンジニアがたくさんいる。
平成最後に、エキテンのアップデートを広報できて大変、感慨深かった。
さて、令和。私たちは、広報で発信するニュースのネタとなるプロダクトやサービスを作るメンバーを募集しています。一緒に、新たな時代とサービスを、わくわくしながら作っていきませんか。