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ネットメディア系企業の商品企画という役割

みなさん、こんにちは。

デザインワン・ジャパンの井上です。
(※カバー写真に写っている後ろ姿の人物は私じゃありません。通りすがりのお花見客の方です。)
桜の散る季節にこのフィードを書いております。
今年の桜シーズンはずいぶん寒かったですね。そのおかげなのか、例年より桜が長持ちして2週間にわたって花見を楽しめました。

前置きはこれくらいにして、私は現在この会社デザインワン・ジャパンで商品企画の仕事をしています。

ネットメディア系の商品企画って、何をやっているのか?と聞かれることが多いので、今回はその役割について簡単に書きたいと思います。

「商品」って何だ?

ところで普段何気なく使っているこの言葉、「商品」ってなんでしょうか?

辞書で調べてみると「売るための物」というのがメジャーな解釈のようです。要は売り物ってことですね。商品企画なんで、「売り物を企画する」というのが直訳ですかね。

では、今度は当社の売り物ってなんでしょうか。

たとえば、当社が運営している「エキテン」。これは売り物なのでしょうか。商品企画の立場でいうと、エキテンは売り物、商品ではありません。エキテンは当社の製品、Webサービスです。

エキテンは、ユーザーの皆さんに店舗の情報を届けるという役割を持っています。

ユーザーは、店舗の情報があるからエキテンに集まる、ユーザーが集まるから店舗も情報を掲載するというようなサイクルで成り立っています。極端な話、誰もお金を払わなくても成立します。ただこれでは、ビジネスとして色々盛り上がりに欠けるので、エキテンというサービスにいかにお金を払っていただけるか、を設計する工程が必要です。



たとえば、エキテンでは、店舗から料金をいただいています。ユーザーは無料で使えます。また、該当のプランを申し込んで利用料金をお支払いいただいている店舗だけが使える機能があります。誰から何の名目でいくら料金をいただくか、という設計があってはじめて製品(Webサービス)が商品になるのです。


↑↑↑<水面に浮かぶスワンたち>

さらに、例え話です。週末に撮ったお花見写真にむりやり話をつなげます。池に浮かんでいるスワンのボート、ボートメーカーではなく公園の管理企業視点では、これは商品ではありません。「スワンのボート」という製品です。これに、「大人2人 小人2人まで 30分:700円 以降30分毎:700円」というルールを加えることで初めて商品になっています。

商品企画では、普段こんなことを考えながら仕事をしています。

商品は、エキテンだけじゃない!

ちなみに、担当するのはエキテンだけではありません。エキテンとは直接関係のない別の商品もいくつか企画しています。(どんな商品なのかはまだ内緒なのですが・・・)

店舗を運営するには集客以外にもさまざまな業務があり、それぞれに課題があります。こんな課題を解決するためのサービスが求められています。
これらのサービスは、Webサービスのようにバーチャルで完結するものではなく、実際に人が動くリアルのサービスです。

ここで申し込みがあったら誰が誰にどんな連絡をするか、とか、アライアンス先にどんな形で動いていただくかなど、Webサービスとは少々遠いことを考える必要が出てきます。というより、むしろ当社の商品企画のお仕事は、リアルサービスに携わってた人の方が向いているかもしれませんね。

以上、ネットメディア系の商品企画の役割についてでした。
読んでいただいてありがとうございます。

もしかしたらスワンのボートの件しか頭に残っていないかもしれませんが、このフィードに少しでも興味を持っていただいた方、「話を聞きに行きたい」ボタンをポチッと押してください!

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