もし、
自分の中の「コレ ※得意なこと」がわからないなぁと思っても、
別の誰かからは、必ずその人の「コレ」というものが見えたりします。
そして「コレ」は、何かのタイミングで、自分を助けてくれたりしますね。
会社も同じで、
「新規事業」「事業の拡大」など、新しい取り組みをスタートさせるとき、
会社のなかの「コレ」があることは、事業推進に非常に役立つポイントになりますね。
先日、非常に興味深い本を読みました。
「エルメスの道」
偶然に、この本に出会って、読んでみました。
エルメスの商品は、あまりなじみがないので、
「逆に読んでみよう!」という勢いもあって、読んでみました。
もともと、エルメスは、馬具屋さんだったようですね。
馬に乗るための鞍が評判だったようです。
改めて、ロゴを見てみると色々見えるものがあります!
https://www.hermes.com/jp/ja/
その鞍は非常に質が良く、お客さんからも評判がよく、
エルメス社内の職人達もプライドを持って、商品づくりをしていたようです。
時代が流れ、馬から自動車の時代になり、
鞍が売れなくなって、いろいろな商品を作って、
職人たちと軋轢がうまれたり・・・。
いろいろあったようで・・・。
エルメスの歴史の中でも、「新規事業」は、どんどん展開をされていたようで。
うちら(エルメス)は「これだ!」という軸が、
会社の中心にしっかりあって、
それをどんどん広げていく様は、
どの時代も変わらないのかなあ、なんて思いました。
「新規事業」って、聞こえはよくて、
「挑戦は失敗があたりまえだから、どんどん新しいことをやっていこう!」
なんて、会社は優しい言葉を言ってくれたりするけど、
やってる事業責任者は、
「失敗は絶対にできない!!!!!!💦👿👿👿💦」 って、
常に思いながら、文字通りの「死に物狂い」で・・・。
数えきれないほど、想像もできないほどの問題を、
一つ一つ丁寧に解決していくしかありません。
迷いながら、もがきながら、歩いていく・・・。
そんな中でも、
とてつもないプレッシャーの中でも、上司から言われるあったかい言葉に、
思わず、人知れず泣いたり、お客さんが喜んでくれたり、
何か少しでも、目指すポイントに到達したときは、
なんとも言えない喜びを感じることができるものです。
そのきっかけになる、
「コレ」というものを見つける、または再認識するには、
不断の努力と、それを感じることができる感性が必要です。
物事は、他面体です。
人によって、表現によって、良いものも悪いものになるし、
例えば、
「天気が悪い(雨)」も、人によっては、「恵の雨」になったりします。
今、会社の中で、
今までとは違った市場のお客様に対して、
「弊社の「コレ」を、このように展開すれば、役に立つことができる」
と、着々と新規事業の準備を進めています。
新しいからと言って、捨ててはいけない・捨てられない「コレ」を
大事にしながら、これからもお客様のお役に立つサービスを
提供し続けていきたいと思います。
自分のこと、家族のこと、会社のこと、事業のこと、お客様のこと・・・。
いろいろ感じることができた本でした。
おススメです^^