サイエスト株式会社に入る前
学生時代から、父親の影響で起業したいとずっと思っていました。幼いころから、いろいろな事業に果敢に挑戦する父の背中を見ていて、自然といつかは事業を起こしたいと考えるようになりました。
大学生のとき、京都で人力車のバイトをして、働くって本当に面白いと体感しました。箱に収まった仕事の仕方ではなく、自分のやりたいことを探して生きたいと思いました。何となくですが35才までに自分で事業はやりたいという目標を作りました。そこで経営者になるために必要なことは何だろうと考えたとき、「人」が重要ということに辿り着きました。新卒でリクルートに入社しまして、熱意を持った人たちに囲まれながら働くことができました。「圧倒的な結果を出す。」という目標を二年目にして、達成することができました。
しかし2009年リーマンショックでドメスティックな事業を展開している会社は、大打撃を受けたんです。その時に国内だけのビジネスに限界を感じ、転職を決意しました。次の会社は、国際的なビジネスプラットフォームであるアリババです。簡単に言うと、ネット上の商品展示会です。商品がずらっとウェブ上にあって、それが気になった世界中の人から問い合わせが来ます。しかしその後ビジネスに出来るかできないかは、担当者次第。良い製品でも英語が出来なきゃとか、海外ビジネス経験が無くては成功に結びつきません。
その時に、共同経営者である塚崎と出会い、海外ビジネスってもっと本質的なものが本当にあるよねという話で意気投合しました。そして現在のサイエストを立ち上げるまでに至ります。「英語が話せる」だけではなく、ネットワークと知見を持っている人がそばにいることによって海外進出の成功率がどれだけあがるか。成功の秘訣はやはり「人」です。
現在
現在の主な事業は、海外進出を目指す企業に向けて「グローバル顧問」を紹介するサービスです。海外ビジネス経験が豊富なシニアエクゼクティブが、顧問としてクライアント企業と一緒に活動します。ご登録いただいている顧問の方は2000人以上もいます。素晴らしい皆さんにお会いできるのが、とても楽しいですね。定年後でもまだまだ働きたい、海外ビジネスの経験を今の日本に生かしたいと意欲のある方々ばかりです。
面白い点はビジネスを0から1にする瞬間に立ち会えるということです。人材紹介会社では紹介した時点で終わりです。しかしサイエストの事業は、グローバル顧問・クライアント企業・そして弊社のコンサルタントが三位一体となってプロジェクトの成長を支えます。それを間近で見守れることは他の事業では出来ないことだと感じています。
サイエスト株式会社について
弊社はなんといっても「人」が魅力的です。国籍も年齢もさまざまですが、みんな高い志を持って取り組んでいます。弊社では20歳から70歳が一緒に働いていますが、わからない部分を補いつつ楽しく働いています。スタートアップには珍しいですが、ママ社員も多いのでイベントは夜ではなく家族参加型やランチタイムを中心にしています。
今後どういうことをしていきたいか
グローバルビジネネスのナンバーワンインキュベーションプラットフォームになっていきたいと考えています。人材紹介だけでなく、2000名以上の顧問の方の知見を生かせるようなビジネスができればと思っています。現在も、インキュベーション(新しいビジネスを支援する)事業も手がけており、グローバル顧問が主体となってワインを販売するサービスも開始準備中です。