▲サイバードのエンジニアスペシャリストのロールモデルの一人と評される、湊 翔太
2022年2月現在、サイバードでは数少ないフルスタックエンジニアとして活躍する 湊 翔太。その活躍は、2021年度下期 CYBIRD HEROESのTOP HERO受賞という形で実を結びました。一見、寡黙で静穏な湊ですが、うちには情熱、熱意を携えています。今、エンジニアとしての拘り、そして秘めた想いを語ります。
”学ぼう”という気持ちが道をひらいていった
ゲームを含めて様々なエンタテインメントコンテンツにエンジニアとして携わっている湊ですが、プログラミングを学び始めたのは、高校を卒業後、専門学校に入学してからでした。
専門学校への進学を決めたのは、大学へ行くイメージが自分の中で、あまり浮かばなかったから。”これを勉強したい”というものが特にあった訳ではなく、かといって、目的もなく大学生活を過ごすのも嫌だと思ったのです。
湊「幼い頃からゲームは好きでした。手に職を持ちたい、自分自身で作ってアウトプットできる人間になりたいという想いはあったので、それならプログラミングを学ぼうと思って専門学校への進学を決めました」
プログラミングを学ぶ日々が続き、いよいよ卒業も間近となり就職を考える時期がやってきましたが、その時はまだ、卒業した後の仕事に対してイメージが湧いていませんでした。
湊「学校ではコンシューマー向けのプログラミングを学んでいたのですが、3Dゲームについては全く学ぶ機会がなかったりもしたので、すぐにゲーム業界を目指すのではなく、もっと幅広く学びたいと思うようになって。就職先にはweb系の会社を選びました」
入社した会社はゲームやエンタテインメントとは全く異なる業界で、管理ツールやコーポレートサイトの受託開発を請け負っている会社でした。
湊「とにかく忙しかった記憶ばかりです。それでも続けられたのは、規模感が小さい会社だということもあったけど、周りの社員が皆、人が良いし、一体感があったからです。仕事をする上で一体感はとても大切にしています」
そんな忙しい中でも、会社の同僚と「こんなサービスを出したいな」と自分たちで企画し開発することもやっていくようになりましが、その事が思わぬ展開へと繋がっていきます。
湊「そのサービスをメインでやるために創業しようという話しとなり、1社目の会社を退職し、二人で創業しました。ルールや決まりもなく、金銭面的にも不安だったし、新しいメンバーが入ってきても育成もできず、どうしようと思ったりすることばかりでした。エンジニアだけでなく、コーポレート分野も見ていたので、色々大変でしたね」
自分の力を知るために、より広い世界へ飛び込んでいく
▲今後はゲームの新規開発にも挑戦してみたい
新たな環境で充実した日々を過ごしていた湊ですが、更なる成長を求めて転職を考えるようになりました。自分がエンジニアとしてこれからも挑戦していけるようなスキルレベルを持っているのだろうか、と疑問に思うようになったのです。
湊「1社目も2社目も地方の地元の会社でした。なので、もっと大きな市場で自分を試してみたい、東京の会社で挑戦してみたいと思ったんです。ゲームやプログラミングをやっていたので、一応ゲーム会社メインで探していました」
転職活動を進める中でサイバードのことも知り、興味を持ちました。ゲームだけではなく様々なサービスをやっていることに魅力を感じたのです。
湊「サイバードの面接を受けた際に、面接官の人達がいいなって思いました。ちゃんと人となりを見てくれているなと強く感じられたんです。それから、自分は、一緒に働く仲間と良いものを作ろう!という想いや情熱を共有しながら働きたいんですね。結構、体育会系なんです(笑)。サイバードの面接官の人達からはそういうマインドが感じられた。この人達と働いてみたいと思えた。なので、サイバードへの入社を決めました」
2016年にサイバードにジョインした湊。入社後すぐに、新規のiOSアプリ開発を任されました。
湊「サイバードのやり方がまだ全然分からない中で、開発をまるっと任されたのにはびっくりしました。それまではWeb開発が多かったですが、本当はクライアントエンジニアになりたかった。前職でもiOSのアプリは作っていたので、多少なりとも触れていた経験が、任せてもらえたきっかけかもしれませんね」
誰かが困っていたら手助けしたい。だからやってくる仕事は何でもやる
▲旅行は趣味の1つ(ハワイにて)
無事に新規サービスの開発を終え、その後は情報系サービスを担当。そして、2022年現在は女性向けゲームや新規サービス等、幅広く担当しています。様々なプロジェクトに携わるようになり、社内の様々な人と関わることが増えたことで、組織の壁を感じることが無くなり、仕事をしやすい環境にもなりました。
湊「元々技術部は、上長やマネジメントの皆さんが雰囲気づくりや体制づくりをやって下さっているのは大きいですし、困ったらこの人に言えばいいって上長がいるのはありがたいです。そういう環境があるのも、組織の壁を気にせず自由にできることに繋がっていると思います」
様々な分野での活躍が評価され、CYBIRD SPIRITに掲げる「挑戦」と「愛」を幅広く体現したとして、2021年下期、湊はCYBIRD TOP HEROに選出されました。自分は何か特別なことをやったということはなく。周りのメンバーが支えてくれて、その結果としての受賞。だから、自分ではなく、チームで取った賞だと湊は言います。
湊「担当していた新規事業の開発においては、企画担当の方の良い物を作ろうという想いが強かった。だから、自分もそれに応えたい、実現したいという強い想いがありました。そうやって想いが重なったから、周りの皆さんに支えて頂けたのだと思います。色々なプロジェクトに関わっているねと言われるのですが、正直に言うと、やれと言われたから全てやっただけなんです(笑)。でも、誰かが困っていることに応えることで、自分も成長させてもらっているんだなと思います」
目指すのは情熱をぶつけ合えるチーム
▲非日常が日々の仕事への活力にもなっている(オーストラリアにて)
次なる挑戦として、エンジニアがチャレンジできるような環境をもっと築いていきたいと、湊は考えています。
湊「エンジニアには新しい技術を知り、学び、使う機会が必要。自分自身も新しいことにチャレンジしていけるような人間になりたい。1~2年で新しい技術が出てきて、どんどん置いていかれてしまいます。若いエンジニアはスピード感があるから、常に負けじとキャッチアップしていきたい。そして、そういう心持ちのエンジニアがもっと活躍できる環境を作っていかなくちゃと思います」
一見物静かに見られる湊ですが、その芯は情熱的です。
ものづくりは、使う人の立場に立って考えることが大事。表面上で濁したとしても良いサービスは作ることができません。だから、そういうところに拘り続けられる情熱や熱意を、常に大切にしたいと考えています。
湊「社内でももっと情熱をぶつけあっていきたいですね。どんどん尖った人が入ってきてくれればなと思います。技術が尖っている人、やりたいことをどんどん前面に出していく人、拘りが強い人がいいですね。若手はもっと熱をぶつけてきて欲しい。ぶつかり合うことで成長していける仲間を増やしていきたいです」
今後、湊が目指すのは、「わがまま」を言ってもらえるエンジニア。
湊「みんな、もっとエンジニアに頼ってもいいと思うんです。日々の業務の中で面倒くさいと思っていることも、エンジニアなら対応できることや出せる答えもあるはずです。だから、もっとわがままを言って欲しいし、それに常に応えられるエンジニアでありたいと思ってます」
「響き合う情熱を、重ね続ける」チームと共に成長していくことを目指し、湊はこれからも前進していきます。