1
/
5

なにをやっているのか

XRアドベンチャーゲーム「ロイと魔法の森」のプレイ風景。日常生活の中での「非日常」を表現することで、今までにない体験を目指しています。
特別なデバイスはいらない!そこに床があればすぐにプレイできるデジタルホッケーゲーム「Hockel」
■魔法のような体験を現実でつくる 日本で希少なXRスタートアップ curiosityは「Immersive Entertainment」というビジョンを掲げ、「魔法のような体験を現実でつくること」を目指しているXRスタートアップです。 XRとは、すべての仮想空間技術、空間拡張技術をまとめた呼び方のことです。つまり、VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)など、「多様な新しい現実」を総称した表現になります。curiosityはプロジェクションマッピングやロボットを用いた体験設計を進めています。 ■XRアドベンチャーゲーム「ロイと魔法の森」をリリース curiosityは昨年、XRを活用した完全オリジナルストーリーのアドベンチャーゲーム「ロイと魔法の森」のプロローグ編をリリースしました。現実世界にARやMRとして出現する魔法の国で、プレイヤー自身が主人公となって謎やギミックを解き、モンスターと戦う物語体験です。ARで楽しめるスマホアプリとしてリリースしているのに加え、「Magic Leap 1」というMRヘッドセットにもいち早く対応し、まるで目の前で魔法が起こっているような、より没入感の高い体験を可能にしています。 https://www.curiosity-inc.jp/roymori-ar/ https://www.curiosity-inc.jp/roymori-ml/ プロローグ編は10分弱と短いですが、現在開発している本編はマルチストーリーの長編になり、映画のような出来事を現実空間で体験できる内容になっています。 ■デジタルアトラクション 脚本やキャラクターデザイン、ゲーム設計からシステム開発実装まで自社内で開発しています。 (1)インタラクティブ Hockel: https://www.curiosity-inc.jp/work/hockel プロジェクションマッピングを活用した新しいデジタルスポーツ「Hockel(ホッケル)」足を使って光のボールを打ち合い、相手のゴールに入れて得点を競う、新感覚のデジタルホッケーゲームです。 natureballs: https://www.curiosity-inc.jp/work/nature-balls Kinectを活用した、自然をまなぶデジタルボールプール。水・火・光・木といった自然のエレメントがボールとなって、空から降り注ぐインスタレーション。 自分で描いた絵をボールとして降らせることも可能です。 (2)インスタレーション Welcome installation: 床に敷き詰められたグラフィックの上を歩くと、オブジェクトが動いたり、音がなったりと、 インタラクティブにデジタルの世界に変化する作品です。 グラフィックを差し替えることで様々な世界を表現することができ、施設の入り口や通路などに設置できるプロジェクションマッピングです。 (3)ストーリータイプ Over Looking the Earth https://www.curiosity-inc.jp/work/overlooking-the-earth ドーム天面全体にプロジェクションマッピングを施した、プラネタリウムタイプのシアターアトラクションです。独自開発した専用デバイスをかざすことで、体験者はドーム映像の物語に参加することができます。 コンテンツの内容は、子供向けエデュケーションを目的とした冒険物語で、キャラクターの冒険を通じて宇宙や地球、海の環境について学ぶことができる作品です。

なぜやるのか

代表の堀川はシリコンバレーのエンジニア経験もあり、思いついたアイデアはすぐにコードを書き形にしていきます
起業直前に制作したロボットコント。当時外装も全て手作りでした
■ディズニーランドのような体験を 〜堀川の幼少期の原体験〜 代表の堀川とって体験アトラクションを作りたいと思ったきっかけは、幼少期に体験した東京ディズニーランドの「シンデレラ城ミステリーツアー」というウォークスルーアトラクションでした。 キャストの迫真の演技と、当時最先端と思われる造形・映像技術があいまって、他のアトラクションのような予定調和を感じさせず、本当にディズニーの物語の中に入っていると錯覚させられるアトラクションでした。 このような「物語性がある体験型のアトラクション」は、たとえばVRアトラクションなど、いくつか存在します。しかし私たちは現在の技術によって、それらを一段上にアップデートできると考えています。 「これはゲームだ」と思って現実から断絶された状態で別世界に入り込むのではなく、より生身に近く、日常の延長線上にあるファンタジー世界に迷い込み、ひとりひとりが主人公になれる体験、それを体験アトラクションの新たなスタンダードにしていくことが、curiosityの目指すビジョンです。 ■どの企業もシェアを獲得できていないAR市場で存在感を示すcuriosity AR市場で、シェアを大きく獲得できている企業は日本にありません。 ARが世に知られるようになったのは2016年頃です。キッカケはARを活用したスマートフォンアプリ「ポケモンGO」です。全世界で8.5億ダウンロードを記録した当アプリが登場したことで、ARを身近に感じていただけた方も多いのではないでしょうか。 また、2020年以降に普及するであろう5G、そしてwi-fiの日常化なども後押しして、「ロイと魔法の森」のようなスマホで遊ぶことができるARアプリもトレンドとなる時代に差し掛かってきています。 世界のAR/VRのハードウェア、ソフトウェア及び関連サービスを合計した支出額は、2018年は89.0億ドル、2019年の168.5億ドルから2023年には1606.5億ドルに達する見通して、2019年から2023年にかけて市場規模は「10倍」程度に成長を見込まれています。 特に、法人向けではトレーニングや産業メンテナンスの分野、個人向けではVRビデオ、ARゲームなどでVR/ARの普及が大きく広まると予想されています。 AR市場において競合企業は数社出てきておりますが、「競合」ではなく「同志」だと思っています。共に成長をしてAR市場を形成をしていきたいと思っています。

どうやっているのか

作ったアトラクションはまず自分たちで体験会
ディスプレイ多いです(主目的はアトラクションに使うためですが普段も使っている)
■過去に取り組んだ「Real RPG」にもチャレンジをしてまいります 2018年にcuriosityはVRやARデバイス不要の、魔法の世界体験「Real RPG」を実現しています。プロジェクションマッピングやロボット・疑似ホログラム・モーショントラッキングの技術などを駆使して、魔法の世界を現実に再現し、そこに生身の体のまま入り込むことができるアトラクションです。 実現コストや技術による表現力の制約からまだ商用化には至っていませんが、私たちが考える未来のエンターテインメントは、このようなヘッドセットやスマートフォンなどのデバイスから解放された、現実と地続きのアトラクションです。基盤技術の進歩が目覚ましいAR/MR分野も、将来的にデバイスは小型化し、現実と仮想との境目がなくなってくると考えています。未来のXRともいえるこの「Real RPG」の商用化に向けて、私たちは研究開発を続けていきます。 参考:https://www.curiosity-inc.jp/solution/real-rpg ■経営陣のご紹介 ・堀川 隆弘 Founder/CEO/Engineer 東京大学理学部数学科卒。ソフトウェアエンジニアとして大手SIer・モバイルコンテンツ会社勤務を経て2012年に渡米。aeria games、米Yahooでモバイルアプリ開発に従事し、帰国後にcuriosityを創業。テクノロジーを活用した未来のエンターテインメント創出に取り組んでいる。ロボット開発、アプリ、web、画像処理、機械学習、ハードウェアなど幅広い分野に精通。 ・根子明里 CCO/Creative Director 広告代理店 Beacon Communications K.Kを経て、数々の広告企画や企業ブランディング業務に携わる。アートディレクションの他、グラフィックデザイナーやイラストレーターとして複数の広告賞を受賞。企画、脚本のほか3DCG、映像編集、プロダクトデザインや造形制作など幅広いクリエイティブスキルを有している。JAGDA(ジャパングラフィックデザイナー協会)正会員。 ■働き方/特徴 (1)副業可としています 実業(curiosityでの業務)に支障がない範囲であれば副業は可としています。実業へより良い影響を与えていただける副業については歓迎です。 (2)リモート勤務も可能です 現在、リモート勤務のエンジニアがおります。週3〜4勤務なのですが問題なくワークをしております。 (3)働き方は自己裁量にお任せしています curiosityは勤務時間、勤務する場所などは自己裁量にお任せしています。「業務時間」で評価はしとておりませんし、成果物が良いものであれば業務時間は問いておりません。 (4)入社時に各自希望のスペックの PC やディスプレイが支給されます 社内には主にエンジニア/クリエイターが在籍しており、今後も増員をする予定です。ビジネスサイドの方よりもPCやディスプレイ、その他業務で使用するツールにはこだわりをお持ちの方が多いかと思います。ご希望を仰っていただければ希望に沿う形で準備したいと思っています。