なにをやっているのか
クオンクロップは、「食と農」の分野における環境問題などのサステナビリティに関する社会課題を分析・可視化するSaaS「Myエコものさし」を提供しています。例えば、食品・食材が生産されてから消費者のもとに届くまでに、どのくらいの環境負荷があるのか、どの程度良いのか、例えば温室効果ガス(GHG)や生物多様性などの10以上の指標で可視化することができます。
「Myエコものさし」は2022年にJAアクセラレーター第4期に優秀賞採択、フランス商工会議所主催のBUSINESS LEADERS FORUM 2022 TECH4GOOD EVENTにてBest Startup for a Sustainable Society賞を受賞、2023年には未来の農をつくるTOYOHASHI AGRI MEETUPアグリテックコンテストでの入賞及び愛知県豊橋市との連携企業への採択、スペインの料理研究/教育機関であるBasque Culinary Center, Culinary Action on the Road, Future Food Institute賞を受賞されるなど、国内外からサステナビリティに関する効率的なデータ分析のための先進的なソリューションとしての評価をいただき、ICJ2号ファンドからの出資を受け、国内外での更なる事業加速を目指すステージに至りました。
なぜやるのか
食と農の世界は、脱炭素だけではなく生物多様性など様々なサステナビリティ課題に直面しています。他方で、商品数の多さやバリューチェーンの複雑さなどから、商品単位でのエコスコアの可視化は進みづらい現状があります。結果として、食材名で判断された一部の食材が全体として忌避されたり淘汰される動きにも繋がってしまうと考えています。
「Myエコものさし」は、国内外の規格やガイドラインに沿った科学的な分析を組み合わせ、食農事業者のこだわりを十分に反映させつつも効率的な計測を可能にするシステムとして、生産者、食品メーカー、レストランなど様々な食農の事業者にご活用いただいております。
サステナビリティは気候変動の問題だけではありません。「Myエコものさし」は、10を超える食品エコ指標で、食材や食品のエコスコアを可視化します。食と農に関わる皆様の工夫や努力を形にして世界に発信していくことで、私たちが享受してきた多様な食文化を持続可能な形にして次世代に繋ぐことを目指しています。
どうやっているのか
私たちのチームが大事にしている6つのこと
<健康第一>
食と農のサステナビリティの課題解決に挑む私たちですが、私たち自身がサステナブルに充実した日々を過ごすことが課題解決の礎になると考えています。忙しい時期においても、ただただ精神論で無理をするのではなく、丁寧な問題解決とチーム連携を駆使しながらオンオフのメリハリをしっかりつけて体調管理を行っていくことも私たちのプロフェッショナリズムの一部として大事にしています。
<プロフェッショナルであること>
メンバーそれぞれが各分野のプロフェッショナルとして妥協なくお客様に付加価値を提供することを大事にしています。これは一人独力で仕事を完結させないといけない、ということではなく、自身の役割は責任をもってアウトプットしつつ、チームとしてお客様への提供価値が最大化できるように、積極的にメンバー間で妥協なく連携していくことを大事にしています。
<オープンなコミュニケーション>
誰が言ったから、ではなく、なぜそうなのかに基づいて議論することを大事にしています。メンバーそれぞれに役割や役職はあれど、それらは上下関係を作るためのものではなく、フラットに議論をぶつけ合いながら、より良いアウトプットを作り上げていくことを大事にしています。
<データ・ファクトに基づく議論>
上司の指示が絶対正しいということはありません。データやファクトに向き合い、課題・イシューを明らかにして、メンバーそれぞれが課題解決につながる議論をすることを大事にしています。もちろん全てデータで説明できるものばかりではないので、可能な議論を尽くした後は、不確実な中でもスピーディーに意思決定を行うことも大事にしています。
<継続的なフィードバック>
参画いただいた段階での能力やスキル以上に、参画された後どれだけ成長しているかを大事にしています。世の中の状況も刻々と変化する中、私たち自身が日々成長を重ねることが重要ですし、そのためにインプットとなるフィードバックをメンバー間で行うことを大事にしています。
<時間や場所に縛られない>
スタートアップとしてスピードは強みの一つです。オンライン・オフラインを組み合わせたハイブリッド型のワークスタイルで、時間や場所に縛られず、スピーディーな問題解決や事業推進を行っていくことを大事にしています。