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髪型・髪色が自由なITエンジニアと、スーツで黒髪のITエンジニアは何が違うのか?

こんにちは、バンド活動をしていた20代は自由な髪色・髪型でしたが、就職してからは黒髪オンリーの兵永です。


日本の社会では、ビジネスパーソン…特に男性は基本的に黒髪だというイメージが昔から根付いており、実際に割合の多くを占めています。


茶髪や金髪にしようものなら「社会人に相応しい常識的な髪色に…」と、上司から注意が入ってしまうこともあるでしょう。


しかし近年、髪型や髪色についても多様性を受け入れるような風潮があったり、IT業界の中にも派手な髪色・髪型をされている方も見受けられるようになってきました。


もちろん自由な髪色・髪型にするのは本人の意思によるものだと思いますが、従事している会社がそれを許可するのかしないのかは、どういう違いで決まるんでしょうか。


今回もIT業界の片隅で働く私の目線から考えてみたいと思います。

・髪型・髪色が自由なITエンジニアも増加中?

IT業界においても男性と女性で違いが大きくあるのですが、女性に関しては茶髪くらいまでなら以前から容認されており、特に黒髪と大きく差があるようには感じません。


男性の場合、20代から40代のビジネスパーソンはほとんど黒髪です。年配の方で白髪まじりの方もいらっしゃいます。


ITインフラ・ネットワークの事業を行っているシーエスコミュニケーションでは、在籍している男性社員の全員が黒髪でした。


色は黒ですが、パーマをかけてオシャレを楽しんでいる方もいます。


しかし、IT業界を見ると、近年はITエンジニアも金髪や茶髪などの派手な髪型で、カジュアルな格好で働いている方も珍しくなくなってきました。


多くの場合、そういうエンジニアは「クリエイティブ」色の強いIT業界に属しています。


特にWebサービス領域の事業を展開している企業に所属している事が多いように感じます。


発想力や創造性を活かしたり、デザイン力や感性を大きく求められるようなお仕事において、個人の持つ個性も認める方針なのでしょう。


また、お客様と直接関わらないような仕事をするITエンジニアについても、髪色や髪型が容認されているケースもあります。


他にはフリーランスで事業をされてる方なども、自分の裁量で髪色や髪型を自由にされていることもあります。


髪色・髪型以外にもヒゲなども同様かと思います。


一方で、黒髪にこだわりの強い企業もあります。


例えば、官公庁向け金融系などの“お硬い業界”のシステムを作っているITエンジニアや、お客様と直接会話するような立場にあるITエンジニアについては、会社が厳しく指定している事があるようです。


多様性の受け入れが叫ばれる時代なので、少しずつ髪色や髪型の自由化が進んでいるようにも感じますが、IT業界含め、日本の世の中に浸透するには時間がかかることでしょう。

・見た目から受ける印象の違いは大きい

理解しておかなければならないのは、人間は想像以上に「見た目の印象に左右される生き物」だという事です。


「見た目で判断するのは良くない」「ちゃんと中身を見て欲しい」という声もありますが、人類の長い歴史の中で身につけてきた、危機回避のスキルなので難しい部分があるのだと思います。


太古の昔から食べ物が食べれるかを判断したり、敵か味方を直感的に判断する上で、視覚情報は大きく影響しています。


「いつも食べているものと色が違うから、これは食べたら毒かもしれない」や「あいつは仲間と違う格好をしているから敵かもしれないぞ」というように、目で見た情報をもとに安全性を判断します。


没個性とも取れるくらい「みんなと同じ」が日本において優遇されるのも、みんなと同じを選んだほうが失敗する可能性が低いという経験からの心理が働いているのかもしれません。


その心理的な影響は、受け取る側に委ねられているので、自分ではセーフと思っていても、対面の相手からはアウトだと思われることもあるでしょう。


もちろん関係を進めていく中で、その人の中身を知ることで印象が変わるということもあります。見た目だけで判断するべきでは無いと思います。


しかし、ビジネスにおいては、その関係を進める時間が必ずしも常にあるわけではありません。


第一印象だけで判断されてしまう機会は多くあります。


そのため信頼性を大切にする企業は、自社の社員に信頼性が高まるような格好を求めますし、創造性をアピールしたい企業は、社員の創造性を尊重するという方針になる事は納得できます。


オシャレを楽しむ事や自分らしさを貫くことは素晴らしいことだと思いますが、見た目からの影響は重要視されるという事は理解が必要ですね。

・シーエスコミュニケーションの場合

冒頭で話したように、2024年4月時点でのシーエスコミュニケーションの男性社員は、全員黒髪でした。


これは私達の仕事が、直接のクライアントだけでなく、実際にシステムを使うお客様(エンドユーザー)と直接接する機会が多いことが理由の一つとして挙げられます。


政府機関、学校教育機関、飲食、商社、店舗など、様々な業界の現場で仕事に従事することも多く、お客様の視点を考えているからこそ、自分たちが与える印象にも気を使っています。


現場によっては作業着など、汚れてもいいような格好をすることもありますが、基本的にはエンジニアもスーツのビジネススタイルで働いているのも同様の理由からです。


またいずれ、ITエンジニアのスーツ事情についてもお話できればと思います。


ただし、弊社の代表の牧草は「どんな髪色・髪型・格好であろうと、結果を出せるなら構わない」と話していました。


自由には責任が伴い、責任を果たすからこそ自由が得られるという考え方です。


個人的には、髪色や髪型、服装などは社会全体の慣習として残っている部分も多くあるので、将来的には新しい価値観が社会に浸透してくる可能性は高いと思います。


しかし、駅や街中でコピー&ペーストのような似た格好をしたビジネスマンや就活生を見ると、それはまだまだ先の話なのかと感じますね。。。


今回はITエンジニアと髪色・髪型についてのお話でした。


ちなみに私は、20代の頃に金髪や赤髪、ツートーンカラーなど、バンドマンらしく色々と経験した結果、30歳になる頃には「別に黒髪でいいや」と思うようになりました。


自分の中の価値観やこだわりの優先度が変わった結果なのかなと思います。


それでは、ここまで読んで頂きありがとうございました。

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