【内定者ブログ】クロス・コミュニケーションのユーザー視点のプロ「Webディレクター」にUIUX設計の極意を聞いてみた。
こんにちは!
クロス・コミュニケーション内定者の佐藤です。
みなさんは、クロス・コミュニケーションにWebディレクターという仕事があるのをご存じでしょうか?
われわれクロス・コミュニケーション(以下CC)はITソリューション事業というアプリやWebサイト開発を主軸としており、それらの開発の一端を担う役割に、Webディレクターという方たちがいます。
まずはCCのWebディレクターはいったいどんなことをしているのか?また、どういったこだわりを持っているのか?などをお伝えできればと思っています!
それではよろしくお願いします!
まず初めに、Webディレクターの役割をお聞かせください。
簡単に言うと、アプリやWebサイトのフロント部分を作る役割ですね。フロントというのは、データや情報を扱うシステムの部分に対して、ユーザーが見て、触れて、情報を打ち込んだりする画面の見た目の動きや機能の部分のことです。
しかし、実際に手を動かしてマークアップすることで画面を作っていくという仕事はプログラマーの方々にお願いします。
そうなんですね。では、CCのWebディレクターはどんなことをするのでしょうか?
簡単に言えば、どういう機能を持たせるか、どこに何を設置するかなどの設計を考えています。
まず、お客様のサービスを促進する手段として、アプリやWebサイトがあると考えています。お客様のサービスがこういうものだから、それをアプリ内で実現するなら「こういう機能を持たせたらいいのでは?」「ここにこの機能を配置したらよいのでは?」とかを考えながら「ユーザー視点」の裏付けをもって、お客様に提案し設計しています。
それからプロジェクトマネージャーがシステム開発に割り当てた「ひと・もの・かね」を管理する一方で、Webディレクターはフロント開発に割り当てた「ひと・もの・かね」を管理したりしています。
いまおっしゃった、「ユーザー視点」ってとても重要な観点なのかな、と思ったのですが、「ユーザー視点」というのはどうして大切なのでしょうか?
それは作り手の考えがユーザーの考えと同じとは限らないからですね。
作り手が思う「こんな機能があったら便利だろう」「こんな操作ができるのがいい」というのをユーザーもその通り思っているとは限らないですよね。なのでかならず「ユーザー視点」を調査してから設計に移ります。
「ユーザー視点」を知るための調査は、CCの親会社クロス・マーケティンググループ(以下CMG)が持つ450万人のパネルから情報を集めることで可能になります。その時の調査対象はユーザーのサービスの使い方です。
さっき言ったように、アプリやWebサイトはあくまでも一つの手段です。大切なのはユーザーがサービスをどのように体験しているかです。その体験をよりよくするためにアプリやWebサイトという手段があるので、Webディレクターは調査によってわかったデータ化されたユーザーのサービス体験をアプリやWebサイトのUIに落とし込む設計を目指しています。
むずかしいですね・・・サービスの体験に応じて適切なUIをアプリに落とし込むということですよね。なぜ「ユーザー視点」ではユーザーのサービス体験(UX)が大切になるのでしょうか?
たとえばアプリを開発したいクライアントが銀行の場合。銀行の預金サービスって、口座にお金預けて、その口座にあるお金を引き出したり、よそへ振り込んだり、別口座に振り替えたり、あとは単に残高を確認するなんてこともサービスとしてありますよね。
そこでクライアントがユーザーにそうしたサービスの利用をもっと促したいとなったときに、アプリだったら「こうしてみるのはどうだろう?」とか、具体的に利用を後押しするために、サービスの特性を踏まえてユーザーの体験をデザイン(UXデザイン)するという感じです。
だから他のサービスのアプリの使い方を見ても参考にはならないし、むしろアプリやWebサイトに落とし込みたいサービスを、ユーザーがどのように体験しているかを知ることが何より大事なんです。
なるほど。今までよりサービスの体験をよくしたいから、一つの手段としてアプリやWebサイトで解決したいとCCに依頼が来る、または受注を獲得する。そうなれば従来のサービスの体験を上回る価値を提供する必要があるので、まずはそのサービスがどのようにユーザーによって使われているのか、現状を知るために調査をする。そして調査によってわかったことを踏まえてUIを工夫し、ユーザーの体験(UX)をよりよくすることで、本来の目的であるサービスの利用促進を図るということですね。
ユーザー体験向上がクライアントのためであり、クライアントのための工夫がユーザーのためにもなるんですね。とても考え抜いて設計されている感じがします。
その通りです。
考え抜いたUIが思い通りの動きをしてくれたり、ユーザーの体験が理想的な形で評価されたりすると、やっぱりうれしいものですね。
そういうUIUX設計までできるということはCCの強みだと思いますか?
かなり強みだと思いますね。
システム開発はあの企業に、フロントの部分はこの企業に、と企業を跨がなくていいからお客様もこちらもプロジェクトを進めやすいですし、グループ全体(CMG)の力も借りて調査からシステム開発、UIUX設計まで行うのであらゆるデータもたまっていきます。だからシステム開発からUIUXまでできるというのは強みですね。
最後に、CCのWebディレクターの課題など、今後の展望をお聞かせください!
やっぱりさっきから言ってる「ユーザー視点」を一人ひとりが持つことですね。大切だとは言っていますがなかなかできることではなくて、やっぱり難しいです。でも単にUIを設計するのではなくて、UXをデザインできることで、お客様に納得いく合理的な提案と設計ができるようになりますよね。今後Webディレクターは「ユーザー視点」を武器に、もっと営業的な側面を持ってお客様に提案していくこと、そして合理的に設計する力が必要だと思っています。
組織としては、CCの強みとしてもっとUIUX設計も注目されるようにしたいですね。今CCはアプリが作れるとか、金融系のアプリが強いとか、大規模開発ができるなどで知られてはいるけど、「CCはUXデザインができる」という認識がまだ足りないと思うんです。
だからこそWebディレクター一人ひとりが「ユーザー視点」を持つことで、ユーザー体験も作れるという認識が得られると考えています。
いかがでしたか?
CCのWebディレクターはユーザーの体験をデザインすることで、お客様のサービスの利用促進という目的に貢献するプロフェッショナルであることが伝わってきました。
すこしでもみなさんにクロス・コミュニケーションのWebディレクターの魅力がお伝え出来たようであれば幸いです。
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