なにをやっているのか
私たちクリュートメディカルシステムズは、大手光学機器・ガラスメーカーであるHOYA株式会社からカーブアウトした医療機器ベンチャー企業です。世の中のQOV向上に貢献するため、視野計・コントラスト感度検査器等の視機能評価機などを自社開発しています。
■事業内容■
ヘッドマウント型視野計アイモや視機能評価機アイモvifaをはじめ、さまざまな画期的な製品を開発。緑内障に加えて、白内障、変視症、視神経炎、メニエールなど診断メニューの多様化を図り、診療の効率化から、訪問医療、遠隔診療などでの展開を広げています。
今後はアイモを眼科に限らずヘルスケア市場で展開するために、調剤薬局等の分野での利用ニーズにあわせた開発を行う予定です。また、人間ドックはヘルスケア分野の総合サービス的な考え方になっていくと考えているため、海外展開も視野にいれています。
■アイモとは■
アイモは、緑内障の検査をする持ち運び可能な眼科検査機器です。従来の緑内障の検査は、眼科の暗室で15分ほど、辛い姿勢を維持しながら眼球を動かしてはいけないというものでしたが、アイモを使用すれば、緑内障検査を明るい部屋でリラックスをしながら、2~3分ほどで行うことができます。また、持ち運び式なので、場所を問わず利用可能。現在は、アイモを眼科以外の人間ドックや運転免許センター等で実施できるような、下地作りの活動をしています。
なぜやるのか
■社名に込めた想い■
CREWT(クリュート)は、「Creation(創造)」「Weave(織る)」「Technologies(技術)」の頭文字をとった造語です。技術の革新ばかりにこだわらずに、すでに世の中にある優れた技術を織り上げることで、隠れたニーズにマッチした『新たな価値』の創造を目指すという意味が込められています。
私たちは、「CREWT」の理念で光学技術をコア技術としたモノ(医療機器)づくりを進め、人(医療受療者/従事者)に優しい医療機器を提供していきます。
■QOVの向上に貢献する■
すべての人がいつまでも鮮やかで楽しい日常を彩れるように、「生涯よく見える眼を維持する」ためのサポートをする。それが私たちの使命です。
国内では緑内障の患者が増え続けており、40歳以上の約7%の方が緑内障と言われています。緑内障は放置していると失明の恐れもある病気です。進行を防ぐには早期発見が何よりも重要ですが、自覚症状がほとんどないため、罹患しているにもかかわらず気がついていない人が300万人以上いるとされています。検査場所も眼科に限られているため、気づいた時にはすでに治療が手遅れなレベルまで進行してしまっていたというケースも少なくありません。
もっと気軽に緑内障の検査ができるようになれば、多くの人の幸せな未来を守れるはず。私たちはただ「失明を防ぐ」だけではなく、治療後もできる限り病気の発症前と変わらぬ視覚(見え方)に近づけることにこだわることで、人々のクオリティ・オブ・ビジョン(QOV)の向上に貢献していきます。
どうやっているのか
■私たちの強み■
代表の江口をはじめ、光学のエンジニアが揃っており、完全に内製で開発している点が私たちの特徴です。また、技術者自らが医療の現場に密にかかわり、既成概念により素通りしてしまうようなことも医療に係るモノ・サービスの視点から見つめ直すことで、新たな価値を創造。社内に豊富なノウハウが蓄積されているので、開発コストを抑えた上で、質の高い商品を開発できます。
■魅力的なメンバーと職場の雰囲気■
現在は21名のメンバーで運営をしています。研究所出身のメンバーが多いこともあり、大学の研究室のような雰囲気で、知的好奇心旺盛なメンバーが集まっています。機器の動作確認を行うときなどは出社することもありますが、基本的にはリモートワークなので、自由度が高く裁量を持って働くことが可能です。