メキシコ出身の技術者とニワンゴ創業取締役・ニコニコ動画周辺サービスの開発者がタッグを組む
− この会社でどんなことをやっていますか? 自己紹介も含めて教えてください。
Aldo: エンジニアリングマネージャーとして、開発を行っています。メキシコ出身で、開発者として10年間働いています。メキシコでいくつかの会社に務めた後、シリコンバレーのスタートアップに参画し、2017年2月から日本に拠点を置き始めました。
なぜ日本なのか。それはエコシステムのスタイルが日本に構築され始めていて、その変化を体験したいと思ったからです。文化が異なる日本の新しいエコシステムのなかで、メキシコで培ったノウハウを活かして、技術者として腕を磨きたいと思っています。
日本では楽天に入社し、ソフトウェアの開発を行っていました。その後、2017年11月からクリエイターニンジャにエンジニアリングマネージャーとして在籍しています。今、エンジニアのチームをつくりはじめていて、自分とは違うさまざまなタイプの人材を求めています。
木野瀬: 僕は技術顧問として、メンバーのみんながやろうとしていることが技術的に可能かどうか、可能なら具体的にどういうことをすれば上手くいくのかをアドバイスする担当及び役員会も参加します。技術者であるAldoさんは非常に優秀なので、僕がなにもかもアドバイスしなければいけないわけではありませんが、彼も技術的に悩むこともあるので、一緒に対話をしながら進めています。
自分は高校生の頃からテクノロジーの実用化に興味を持ちはじめて、コンピューターサイエンスを学んでいました。大学在学中は、学生発のソフトウェアスタートアップに勤務しながら、人工知能とサイバーセキュリティにまつわる研究をしていて、大学を卒業するタイミングで会社を立ち上げました。そのうちに、株式会社ニワンゴ(後にドワンゴに吸収合併)に関わるようになって、共同創業者として、ニコニコ動画とその周辺サービスの開発を行っていました。
ニコニコでの役目を終えてきた頃からヘルスケアの領域に興味を持ち始めまして、ヘルスケアのテクノロジーの実用化に向けて、デジタルハリウッド大学院で医療メディアアートの研究をしています。
新しい職業・新しい経済圏をつくる、可能性を秘めた仕事のおもしろさ
− この会社の魅力はどんなところにありますか?
Aldo: サポートしてくれる強力なメンバーがいることです。木野瀬さんは実績があり、たくさんの経験を積んでいるので、技術者として決断をする時に後押ししてくれる存在です。従業員としてではなく、チームメイト・友人として、それぞれが意見を出し合って成長し続けるメンバーの存在が私自身のモチベーションをあげてくれます。そういう仲間がいることで、より柔軟によりクリエイティブになれるんです。
YouTuberをはじめとするクリエーターは、新しいエコシステムのなかで重要なプレイヤーになれる可能性があります。さまざまなデバイスでコンテンツをつくり発信できる時代、クリエイターたちに大きな可能性を示していきたい。私はこの会社のプロダクトとチームが好きで、メキシコから日本に来て、素晴らしいメンバーと働くことができ、モチベーションをもって技術者としても成長できていると感じています。
木野瀬: 社内の魅力はやはり人ですね。各メンバーのバックグラウンドが全く違うからこそ、誰かに頼ろうとせず、一人ひとりが主体的に関わっています。その意味では大企業にはないバイタリティにあふれていて、このチームにポテンシャルを感じます。
社外的な魅力もあります。我々がつくろうとしているのは新しい職業です。YouTuberはYouTubeだけではなく、Dailymotionとかニコニコ動画とか、いろんな動画サイトに活躍の場があります。この現代では30年前にはなかった職業が当たり前のように存在します。その意味で、長期スパンで考えるとYouTuberも将来は当たり前にある職業になっていくでしょう。すでに中学生男子の将来なりたい職業にもランクインしていますし。そういう新しい職業をサポートしてつくっていくという感覚はかけがえのないものだと思っています。
− この会社で実現したいことは?
Aldo: クリエイターの力を上げ、YouTubeをはじめとするメディアを盛り上げることに貢献したい。新しいビジネスをかたちにするには、ある程度の時間が必要ですが、インターネット業界においては、常に新しい挑戦をしてそこから学び、顧客と一緒に成長していくことが必要だと思います。クリエイターのためのプラットフォームも今はまだ未完成ですが、クリエイターの声に耳を傾けながらチームメイトと意見を出し合って、革新的なよりよいプロダクトにしていきたいです。
木野瀬: 実現したいことは、新しい経済圏をつくること。ニコニコ動画をやっていたときも、新たな経済圏をつくりたいと思っていましたが、個人的には満足のいく結果にならなず力不足を感じていました。YouTuberを育て支援するという動きは、世界規模で起きています。僕らもその一員として、社会実装しながら、新たな未来の経済圏をつくることを担っていきたいと思っています。
まだまだ実現しなければならないことはたくさんありますが、メンバーが足りません。技術者や企画者、コミュニティーをつくってくれる人など、人材を求めています。
クリエイターのフォロワーに徹することを面白がれる人、求む!
− 具体的にどんな人を求めていますか?
Aldo: テクノロジーが好きで、さまざまな角度から物事を考えられる人。技術者としてはJavaScriptを使えればベストですが、テクノロジーを駆使して新しいものをつくるのが好きで、挑戦的で、先を読んで状況に応じて決断できる人を求めています。
よく質問するのは、どんな趣味を持っているか。仕事以外の自由な時間にどう過ごしているのか。仕事とプライベートのバランスが取れる人がいいですね。日本での働き方は、いい意味でメキシコとは全然違います。みんな仕事熱心で、スピード感もある。でも働きすぎてしまう傾向もある。僕自身も、常に仕事に100%の力を注いで、社会や同僚・チームメンバー、そして家族にどう貢献できるかを考えつつ、オーバーワークにならないように気をつけています。
木野瀬: クリエイターニンジャという会社は、YouTubeを支援する会社のリーダー的存在でありながらも、YouTuberを支援するフォロワーでもあります。僕らはクリエイターがやりたいことを実現するために、エンジニアならエンジニアの立場で、企画者なら企画者の立場で、彼らが生活できるようにするためには、どういうものを提供して、どういう人たちとアレンジメントすればいいのかを徹底的に考えています。クリエイターには、コンテンツを生み出すことに徹してほしい。そのために僕らは全力でサポートする仕組みづくりをしています。
人類の未知に挑むことはめちゃくちゃ楽しいので、彼らのフォロワーであることを面白がって、自分自身のスキルを向上するモチベーションのある方が来てくだされば、非常に嬉しいですね。
Aldo: リスクをとること、評価されることを恐れないで、自らのアイデアを現実に変えたいというパッションを持った人、大歓迎です。モチベーションをもってやりたいことを実現できるこの会社にぜひ、来てください!