すべては「クリエイターのために」
− この会社でどんなことをやっていますか?
代表取締役社長の梅澤亮です。クリエイターニンジャはYouTuberをはじめとするクリエイターを支援したいという思いで2017年3月に創業されました。
「クリエイターのために」という信念のもと、社員一人ひとりがそれぞれの仕事に取り組んでいます。クリエイターのみなさんが創造力を高め成長し、新たなコンテンツを生み出すサポートをするということは、日本の文化を醸成することにもつながると思っています。
僕らは、クリエイターを支援し文化をつくっていくための手段として、プラットフォーム事業とコンテンツ事業を行っています。
プラットフォーム事業は、クリエイターを支援するためのアプリを無償提供しています。まだまだ開発途中で今後は、クリエイターのためにコンテンツの質を上げる分析ツールを導入したり、新たな案件を紹介したり、マネタイズのサポートをすべく動いています。クリエイターと広告主をはじめとする支援者を適切な価格と的確なターゲティングでマッチングし、お互いがWinWinの関係になれるようなプラットフォームをつくっていきたいと思っています。
コンテンツ事業は、近年YouTube界で注目を集める「バーチャルYouTuber」制作に取り組んでいます。昨年末に社員から新規事業として提案があり、すぐに動き出しました。現在、声優やアニメーターをチームに招いて、キャラクターをつくって3Dに起こしているところです。今後、オリジナルの動画コンテンツを配信していきます。
自分たち自身もいちクリエイターとして活動することは、支援対象となるクリエイターの気持ちを理解することにもつながりますし、溜めたノウハウを共有することもできます。コンテンツ事業で培うノウハウや情報はプラットフォーム事業にも活かしていくつもりです。
僕自身は、経営者として、社員それぞれが「クリエイターのための」仕事に集中できるような環境づくりを行っています。社員とコミュニケーションを取りながら、人材や資金などその事業フェーズで必要なリソースを確保することに重きを置いています。
東京生まれ海外育ち、30社の事業立ち上げを経験!
− これまでのキャリアについて教えてください。
東京で生まれて、10歳から19歳までフィリピンで育ちました。フィリピンでは60カ国から1000人以上が集まるアメリカン・スクールに通っていて、多言語・異文化に触れ、多様性を身近に感じながら生活していました。バレーボール、バトミントン、サッカーの国際試合に出場し、キャプテンを務め、人種や言語・文化も異なるメンバーをまとめる経験は今に活きていると思います。
日本に帰国して上智大学へ入学し、大学2年からインターンとして創業支援を行う会社に参画し、さまざまな事業立ち上げに関わりました。雑用から入って、複数の投資先企業で事業立ち上げやマーケティング業務に携わり、出向役員までやらせてもらいました。午前中は授業を受けて、午後から出社して、会社に寝泊まりするような生活を送っていましたね。
卒業後は引き続き創業支援を行う会社でシンガポール金融グループの日本参入に携わったり、楽天グループ会社でiPhoneのアドネットワーク事業やアプリプロデュースなどを経験した後、自ら創業したり、海外で流行っているサービスを日本に持ってきたり、一部上場企業やスタートアップの顧問や株主として、国や業種問わず30社ほどに関わってきました。
たとえば、グローバルスタートアップのタクシー配車アプリ「HAILO」にアルバイトで入り、当時の社長は東大卒、マッキンゼーを経て、元ルイヴィトン社長というエリート中のエリートだったんですが、Uberの勢いが増して、日本撤退という話しが出たので、僕は、ライツを得て資金を調達して、別法人を設立し事業譲渡というかたちで、社長に就任し再出発しました。
同時にWorld Economic Forum(通称ダボス会議)のGlobal Shapers Communityに選出され、ライフワークとして、女性活躍推進のために働くママにタクシークーポンを配布したり、未来の起業家発掘支援と題して、全国から応募のあった600人の学生のうち150名を選抜して東京でイベントを開き、コンテストで14名を選出し、合宿をして事業プランをブラッシュアップするサポートをしたりしてきました。
ヘイローで外資の社長を務めた経験から、バケーションレンタル事業を展開しているNASDAQ上場企業「HomeAway」の日本支社長、ソーシャルマッチングアプリ最大手の「Tinder」日本支社長も務めました。その後スタートアップに関わる中で、クリエイターニンジャと出会い、2017年12月から社長に就任し、現在に至ります。
人種・学籍不問! 多様なタレント求む!
− この会社の魅力はどんなところですか?
この会社の魅力は何と言っても、働く人たちの多様性だと思っています。僕自身もグローバル企業・スタートアップを渡り歩いてきましたが、経営層には、「mixi」の共同創業者として技術面で支えた衛藤、上場企業である「フリークアウト」の創業者で、過去に企業を売却した実績もあるシリアルアントレプレナーの本田が構えています。また、技術顧問として、ニコニコ動画・ニワンゴの創業取締役の木野瀬を迎えています。
メンバーとしても、シリコンバレーのスタートアップで働き、日本の楽天を経て、弊社に参画したメキシコ人の技術者や、防衛大を中退しキャバクラのボーイやバーテンを経験した後上場企業で広告営業をしていたものなど、さまざまなバックグラウンドを持つ、個性あふれるタレントが集まっています。
多様性のあるメンバーが「クリエイターのために」というひとつの思いを軸に、自由に意見を言い合って、それぞれの力を集結してアイデアをかたちにできるところがこの会社の一番の魅力だと思いますね。
− これからどんな人材を求めていますか?
「クリエイターのために」というビジョンに共感し、グローバルな視点も持ちつつディテールにもこだわれる人。今は日本を拠点にしていますが、いずれグローバル展開も目指したいと思っています。あとは、スタートアップなので、柔軟な姿勢で、臨機応変に、アグレッシブに1日1日を120%で生きていける人が理想です。そういう思いや姿勢があれば、学歴も人種も問いません!
中学生男子の就職希望ランキングのトップ3にYouTuberがランクインする時代。テレビの全盛期にアイドルやドラマが話題にあがったのと同じように、今はYouTubeのチャンネルやYouTuberたちが10代の関心事になっています。新たな時代のムーブメントをつくっていきたい人、大歓迎です。ぜひ一緒に、クリエイターたちを支援し、文化をつくっていきましょう!