なにをやっているのか
「CRAFT TEA」
「Chabacco」
「よいお茶を、いつもそばに」をコンセプトに、日本茶を使った新しい事業を行なっています。
(1)日本茶のサブスク飲食店(カフェ・テイクアウト業態)
「持参したマイボトルに良質な日本茶を注ぐ」というサブスクリプション型の飲食店を運営しています。
直営店・パートナー店舗を合わせ、現在東京都内に6店舗(丸の内・飯田橋・銀座・西新宿・大手町・町田)展開しています。
今後は、直営店を増やしていきつつ、FC展開やメニューライセンス展開を進めています。
(2)お茶割りを提供するネオ居酒屋
お茶割りを提供するネオ居酒屋業態にもチャレンジします。
日本茶の香りが、アルコールに負けないようにするために、特殊なお茶の抽出方法をする独特のレシピを開発しました。
現在、銀座店・大手町店の2店舗で展開しています。
(3)お茶のカワイイお土産「Chabacco(チャバコ)」
タバコサイズの箱に粉末茶のスティックを入れた、カワイイお茶のお土産事業です。
主に、鉄道沿線に設置された自動販売機で販売しています。
現在、西武グループと提携し、西武鉄道沿線に4台、伊豆箱根鉄道沿線に3台、自動販売機を設置しています。
今後、自動販売機の設置場所を増やしていく予定です。
(4)サブスクリプション型の日本茶通販(EC販売)
日本茶を定期的に飲みたい方向けに、高品質な日本茶のティーバッグを定期的に郵送する、サブスクリプション型のサービスを展開する予定です。
今後も、日本茶をカンタンにするための事業を急ピッチで展開していきます。
なぜやるのか
「茶業界の現状と消費者のニーズ」
CRAFT TEAのブランドコンセプト
■お茶農家が苦しんでいる
私は、社会人になってからずっと東京で仕事をしてきました。
4年前から、仕事のご縁で地元静岡にあるお茶の産地「川根本町」にかかわるようになります。
「川根本町」は日本有数のお茶の産地です。昨年の全国茶品評会で産地賞を取ったり、個人の部でも1,2,4位を独占するなど、全国屈指の技術を有しています。
しかし、その川根本町でお茶に関わる皆さんが「最近大変だ」「どんどん状況が悪くなってきている」「私の代でおしまいにする」と口々に言うのです。
詳しく聞くと、
・お茶が売れなくなってきている
・その結果、お茶の単価が大幅に下落している
・作っても儲からない状況だ
とのこと。
本当か?と思い、お茶産業のデータを見てみました。
すると、ここ20年で、
・お茶の販売価格は4割減
・リーフ茶(急須で入れる茶葉)の消費量は3割減
・農家数は8割減
と、産業全体が衰退していることがわかりました。
このままでは、素晴らしいお茶を生産する技術が失われてしまう。
これは本当にもったいない、なんとかしたい、と思い始めたのが4年前です。
■衰退の原因は?
なぜ、これほど急激にリーフ茶の消費量が下がっているのか?
直接的な原因は、「急須」の普及率が激減しているところにありました。
とある調査によると、急須を『持たない』人は2011年には16%だったのに対し、2019年には40%に急増しています。
20代はもっと極端で、2019年には70%の人が急須を持っていないと答えています。
さらに、忙しい現代では、急須を持っていてもお茶を飲まないという方も増えています。
「急須でお茶を飲む人が激減した」
これが、お茶業界が苦しむ直接の原因でした。
■日本茶をカンタンにする!
一方で、緑茶飲料(その多くはペットボトル)の消費量は、実は増えています。
消費者が「緑茶を飲まなくなった」のではなく、「緑茶の飲み方が変わった」のです。
なぜ、ペットボトルのお茶は伸びているのか?
それは、「消費者が利便性を求めているからだ」と私たちは分析しました。(農水省も同じ見解のようです)
よくよく振り返ってみると、私が知り合ったお茶業界に関わる人々の大半は「おいしいお茶」を作ることに大半の労力を割いています。
一方で、消費者は「利便性」を求めています。
このズレを解消すれば、もっとたくさんの方にお茶を飲んでもらえるようになるのではないか?
そう考えた私は、お茶をカンタンにするブランドを立ち上げようと心に決めました。
そんな経緯で立ち上げたブランドが「CRAFT TEA」なのです。
CRAFT TEAは、高品質な日本茶が大量に消費される世界を創り、衰退している日本茶産業を盛り上げます。
どうやっているのか
メンバー:石川・新谷・藤原
CRAFT TEAは3名で立ち上げ、仲間が徐々に増えています。
そのため、組織文化と呼べるものはまだありません。
働く環境も、お世辞にも良いとは言えません。
ただ、熱量とスピード感はすごいです。
一緒に働きながら、CRAFT TEAの組織文化を一緒に作り上げてくれる仲間を探しています。