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GIG代表・岩上氏に聞く。「2つの視点」を備えたカウンティアの財務サポートの強みとは?

カウンティアの財務戦略サポート事業部は、2017年に岩上貴洋氏が創業した株式会社GIGの資金調達と財務戦略企画のお手伝いをさせていただきました。

デジタル領域の事業を多角的に展開するGIGは、2年で50人を超える規模へと成長を遂げています。

今回は弊社代表・姥貝がGIGのオフィスを訪ね、財務戦略サポートを依頼した経緯や、感想を岩上氏に伺いました。

財務面の成長を支える立場としての、カウンティアの実力に迫ります。

監査と実業家、両方の視点を備えている

姥貝:まずGIGさんが財務戦略サポートを必要とした経緯について教えてください。

岩上:これまで10年以上自己流で会社を経営してきました。毎年20パーセント以下の成長曲線であれば、自己流で調整しながらやれなくないかもしれません。しかし事業を毎年倍に成長させていく上で財務のスタンダードをきちんと知りたいと思ったんです。財務は守秘義務の最たるものなので、あまり外に見せたいものではありません。でも、「何が正しいのか」という視点で客観的にアドバイスをくれる赤ペン先生的な存在は必要だと思っていました。

姥貝さんは公認会計士として監査の実務経験があり、かつ経営者としての視点も持っている。両方の視点を持った財務コンサルができる方は、あまりいらっしゃらないですよね?

姥貝:この分野で起業をする人はあまりいませんからね。

岩上:そう、いないんですよ。監査の視点からコンサルティングをする人も、実業家の視点からコンサルティングをする人もたくさんいる。けれども、両方を兼ね備えた人はなかなかいません。

一概にどれがいいとか悪いとかは言えませんが、たとえば、監査側の人はガチガチのことを言うことが多いわけです。「そりゃ当然だよね」みたいな内容。でも、「実務の実情を見てくれ、そんなことを言っている場合じゃない」と経営者としてはなるわけです。

一方、実業家に寄ったコンサルタントは、「節税、ガンガンやりましょう」みたいな人が多い。節税しようとすると、いろいろな手法が取れてしまうんですよね。今はグレーだけど翌年は黒になるってこともある。この手法は監査が済んでからでないと面倒であるとか、法改正が済んでから直すのが大変になってしまうといったことを実業家側では知らない人が多い印象です。コンサルをやる人はいっぱいいますが、「うん、知ってる」というような内容も多く……。

姥貝:前の会社を含めて10年以上経営されていますからね。

岩上: はい。姥貝さんは監査と実業のバランス感覚があるんですよね。いろいろな視点を交えて話してくれるというか。よく僕が質問するときに「姥貝さんだったらどうしますか?」という風に聞きますよね。姥貝さんはさまざまな所で絶妙な選択をできる人だから。だから姥貝さんのいるカウンティアにお願いしようと思ったんです。

姥貝:ありがとうございます。事業上のメリットを最大限に活かしながら、税法の際を攻めてIPOにどう備えたらいいか。そういうところでバランスを取るのはなかなか難しいことではあります。

岩上:あとVC側の目線でもサポートしていますよね。

姥貝:そうですね。出資者と企業のマッチングというようなこともやっています。

岩上:それもかなり助かりますね。

財務がしっかりしているとアクセルが踏める

姥貝:財務面で幅広くサポートさせていただいていますが、メリットを感じている点について教えてください。

岩上:財務戦略企画では、キャッシュフローやBS/PLが健全かどうかをチェックしてもらっているのが助かっています。幸いに「健全です」という場合は「よかった」と安心できますし、健全でないとしたらどこを修正したらいいかを的確に把握することができます。

この前は、成長速度を高めるための資金調達を相談させてもらいました。カウンティアさんは、エクイティ・ファイナンスだけでなく、デット・ファイナンスも相談できる。デットで調達する場合はこういうプラン、エクイティ調達する場合はこんな風に、と。両方をサポートできる企業はあまりいないので、とても心強いです。

姥貝:ありがとうございます。そういえば、以前エクイティ調達するための投資家向け資料に赤入れしたことがありましたね。

岩上:そうですそうです、30ページくらいの。姥貝さんに資料を見せながら、この順番でこういう話をして、これぐらいの金額を調達しようと思うんですって話すと、赤ペン先生のように直したほうがいい箇所を教えてもらいました。たしか30ページ中8ページ、おおよそ全体の4分の1は修正が入っていて、自分が知らなかったワードなんかもありましたね。たとえば、「ユニットエコノミクスを回した方がいいです」とか。「ん?ユニットエコノミクス?なんだそれは!」みたいな(笑)。おかげさまで、結果的にはうまく資金調達ができました。

姥貝:うまくいってよかったです。そういえばサポート開始した当初、GIGさんは20人くらいの社員規模だったと思うんですが、かなり増えましたね。

岩上:おかげさまで50人規模に成長しました。2.5倍ですね。財務戦略サポートを受けたことは成長への影響度はとても高いです。財務がしっかりしているとアクセルが踏めるんですよね。

姥貝:岩上さんの経営を近くで見ているとつくづくすごいなと思います。

岩上:カウンティアさんのおかげですよ!

多角的に財務を捉えるカウンティアだからこその可能性

姥貝:今後追加してほしいサービスはありますか?

岩上:財務スコアリングサービスみたいなのがあると嬉しいですね。

姥貝:決算書を吸い込ませたら自動で表示されるみたいな感じですか?

岩上:最近、五角形のレーダーチャートで組織診断の数値が一目で分かるようなサービスがあるじゃないですか。組織もいろいろな視点で見なければいけませんが、財務も同じくらい多様な視点で見た方がいいと思うんですよね。とっつきづらい決算書類を視覚化させて、今どこが落ちているのか、どこを伸ばしたら成長できるとか。セグメントごとに他企業との比較ができたり平均的なスコアリングが知れたりとか、そういうのがあればなあって。

姥貝:「今ならデットでもっと調達できますよ」とか、「この調子ならIPOがいけそうかもね」とか、ひと目で分かったら便利ですね。

岩上:姥貝さんはバランス感覚を持って財務を多角的に見れるから、それをレーダーチャート化させるのは需要がありそうだなって思います。月額数万円とかで定点観測をしておいて、ちょっと凹んできてヤバイと思ったら、カウンティアさんのコンサルを受けるというような。

姥貝:おもしろいです。

岩上:これから不景気が来るじゃないですか。絶対に需要あります。

姥貝:よし、作ろう!(笑)

岩上:監査とコンサルと実業と、すべてに精通しているカウンティアさんだからこそできることかもしれないですね。期待しています!

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