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「cotreeは、メジャー化しつつある日本のオンラインカウンセリングの先行きを決める位置にいる」
「僕たちはカウンセリングの未来をつくっている。良くも悪くも、僕たちにかかっている」
cotreeのエンジニアメンバーからこんな力強い発言が出たのは、2020年6月オンエアの「ひらやまラジオ」でのこと。用意された言葉ではなく、自然な会話からこういった想いが聞けるのは、普段からチーム内で議論がなされ、共通のビジョンを描けているからだと感じました。
この日は、COOのひらやまさんMCのもと、エンジニアの千葉さん、東さん、中村さんが登場。本記事では、番組前半に登場した千葉さん、東さんのトーク内容をお届けします。cotreeのプロダクトづくりやチーム体制について、「いのちだいじに」な働き方、現在募集中の「エンジニア職」の採用についてなど、たっぷり語ってもらいました。
千葉 一輝さん プロフィール
cotree ・エンジニア。CEO櫻本さんとは学生時代から知り合いで、そのご縁から2018年よりcotreeにて勤務。cotreeではWebサイトの運用・開発にとどまらず、臨床観点から幅広い業務を担当。cotree研究所の所長を兼任。趣味は哲学。
SNS : note / Twitter
それぞれに意思があり、お互いを尊重している
業務内容は?
東さん:ユーザーさんが使いやすいサービスを安定的に提供するため、コードを書いてプログラムをつくっています。「こういうサービスであるべき」という提案も含めておこなっています。
千葉さん:あらゆることをやっています。cotreeはエンジニアかどうかの垣根が低くて、要件定義もするし、カウンセラーにヒアリングもする。カスタマーサポートの対応もします。僕だったらユーザーヒアリングもするし、現在は倫理ガイドラインの作成などもやっています。
ひらやまさん:エンジニアとしての仕事ではなく、千葉さんの仕事もありますね(笑)。補足すると、今回のエンジニア募集はこれを全部やってほしい、ということではないです。
ふたりの役割分担は?
千葉さん:僕は保守やサイト全体を見ることが多いですね。定常業務をやりながら開発もしています。ドメインの知識が必要なところや、カウンセラーとのやり取りが多いものは、僕が担当することが多いかなと思います。
東さんはチーム運営・体制づくりもやってもらっています。エンジニア歴は、僕よりも東さんのほうが長いので難しめの設計を多めに持ってもらっていますね。
東さん:緊急度が低くて難しいところをやる、という感じ。僕は臨床の知識がほぼゼロなんですけど、千葉さんはその知見から「cotreeとしてどういうサービスを提供すべきか」についても研究しています。
千葉さん:「臨床的な構造がどうあるべきか」という観点でシステムを捉えながらやっています。エンジニアがおもしろいなと思ったのはそれもあって。純粋にコードだけを書くエンジニアじゃないですね(笑)。
エンジニアとしてのお互い印象
千葉さん:東さんはすごくバランスがいい。ビジネス部分、コミュニケーション設計などのソフトスキルが高いし、技術面もだいたいカバーしているなと思います。
東さん:あ、ありがとうございます(笑)。技術はどんどん変わっていくので基本をおさえている感じですかね。千葉さんのすごいところは、臨床の観点でプロダクトのあるべき方向をよく考えていること。本当に勉強熱心で、僕の5倍くらい本を読んでいますよね。
千葉さん:そんなには読んでないです。最近は『存在と時間』(ドイツの哲学者マルティン・ハイデッガーの主著)を読みはじめて、そればっかりです(笑)。
東さん:臨床や哲学だけでなく、僕が知らない技術書もたくさん読んでいるので、技術面の知識量は僕よりもあると思う。僕はcotreeでやる前にたまたま経験して知っているんですけど、体系的に知っておくべきことは千葉さんのほうが詳しいなと思います。
エンジニアチームはどんなチーム?
東さん:みんなに意思がありますね。変なこだわりがあるわけじゃなくて「サービスを良くするためにこうしたい」というポリシーがある。僕はプログラミング、システム、ビジネスが好きなのでその領域で。千葉さんは提供内容、臨床に関して。中村さん(ラジオ後半に登場したエンジニア)はカウンセラー兼エンジニアなので、カウンセリング領域で持っている。
千葉さん:中村さんと僕は臨床的な立場が微妙に違うので、そこもおもしろいですね。
東さん:全部必要なんですよね、cotreeにおいて。それぞれに考えや意思を持っている。担当範囲が明確で、こだわりを持っているチームですね。
千葉さん:かつ、平等な立場で議論するチーム。もし意見が割れても「なるほど」「たしかにそこは考えてなかったですね」と受けとめる。説明量が多くなることはあるけど、対立することはないですね。それぞれに意思があり、お互いを尊重している。
ひらやまさん:たしかに。ちゃんと意見は言うけど、喧嘩しているシーンを見たことがない。エンジニアチームだけじゃなくてcotree全体でそうかもしれないですね。
東さん プロフィール
エンジニア。2018年よりcotreeにて勤務。フリーランスでほかの会社でもエンジニアをやりながら、週8時間コミットで働いている。cotreeでは全体の開発・改善、チーム運営などにも従事。趣味は、温泉とウイスキー。
SNS : Twitter
cotreeは「いのちだいじに」を大切にしている
「働きやすさ」を感じるのはどんなところ?
東さん:エンジニアチームに限らず、みんなやさしいですよね。
千葉さん:互いに支えあえる、強いチームだと思う。何かあったら助けあう。じゃないとまわらないのもあるけど(笑)。誰かが大変だったら、みんなから「休んでくださいね」って言葉が飛びかう。たとえばコロナの影響で、メンバーのお子さんの保育園が休園になったときも「休んで休んで」ってみんなが言う感じでした。
東さん:エンジニアの組織はパキッとドライなところもけっこう多いけど、cotreeは「いのちだいじに」なチームですね。「無理せずいこうぜ」って言いあえる。僕自身も、働きやすい働き方をしています。1年前に子どもが生まれて「しんどいな」って思ったときから働き方を変えたんです。そういうのを許容しやすい組織ですね。メンタルヘルスの会社なので「こころが破壊されるような無理をしても意味ないよね」という価値観は全員が持っています。
千葉さん:それに希望が通りやすいチームだと思う。僕は、朝どうしても起きられないので12時出社(リモート稼働)ですし。「自分のパフォーマンスが出しやすいやり方でいい」「その人にとってベストなルールがあるなら、それでいいんじゃない?」 というスタンス。「人間の凹凸に合わせてパフォーマンスが発揮できるようにしよう」という考えがみんなにある。
東さん:全員が「いのちをだいじ」を大切にしている会社ですね。一方で業務の進め方は堅くしていこう、と。当然のことだけど「何をいつまでにつくるか、どのくらいの時間でつくるか」の目標を立てて進めています。そのうえで技術的な挑戦もできる環境だと思います。
今、どんなフェーズを迎えている?
東さん:オンラインカウンセリングサービス(cotree.jp)のメインシステムができたのが2015年。1年前にシステムが新しくなったアセスメントコーチング(as.cotree.jp)は、cotree.jpにはない技術を使っています。5年経った今、もう一度生まれ変わろうとしていて、「カウンセリング」と「コーチング」をシームレスに伝えるかたちについてディスカッションしはじめています。
千葉さん:具体的には「カウンセリング」と「コーチング」を同一サイトにまとめたいという話が出ています。ひとつの場所にカウンセラーとコーチがいるイメージです。たとえばあるユーザーさんが、人生のなかでカウンセリングを受ける時期からいったん卒業したとして、次に転職を検討したときにはキャリアカウンセラーにつながる、というかたち。それを実現するため「カウンセリング」「コーチング」をまとめあげる、新規開発フェーズに入りつつあります。
やりたいことの「機会」が転がっている場
どんな人にジョインしてほしい?
東さん:いい人に来てほしいですね。技術力は勉強すれば身につくので、cotreeのラジオを聴いたり、この記事を読んだりして「友達になれそうだな」「cotreeの世界観が好きだな」と思ってくれる人がいいですね。今の技術力がどうであれ、そう思ってくれた人はcotreeに向いているなって思います。もうひとつは、なんでもいいので趣味がある人! 趣味がある人って楽しそうだし、話を聞いていて純粋におもしろいんですよね。そういう人がいるとチームが賑やかになっていいなって感じです。
ひらやまさん:あと、主体性があることは大事ですね。たくさんの会社があるなかでcotreeを選ぶのって、意思を持って選ばないとなかなか来ない世界だと思う。放っておいてもいろいろできる人が、たまたまcotreeを選んで働けたらいいかもしれないですね。
千葉さん:そうそう。エンジニアに限らず、他職種の採用面談でも言っています。「意見を言えたほうがいいよ」「自分はこれが好きとか、自分なりの軸があったほうがいいよ」と。職場は、自分のやりたいことの「機会」が転がっている場だと思っているので。cotreeとして提供できるいちばんのものは「機会」です。その機会をおもしろがって「自分だったらこう使う!」という意思があったほうが働いていて楽しいと思う。必須ではないけど、そういう姿勢で来てもらえたらいいかなと思っています。
東さん:そういう人に提供できるものは、たくさんありますからね。
千葉さん:ですね。それがあってはじめてお互いに贈りものができるような気がします。
好ましいスキル面は?
東さん:cotreeではRuby on Rails、Reactというライブラリや、Herokuというインフラを使っているので、その経験があるとうれしいですね。あと、大企業のシステム経験よりも、スタートアップでスクラッチでプロダクトをつくったことがある人だと、仕事の進め方的に相性がいいと思います。
「これからの5年」を決めるプロダクトづくり
cotreeでどんな経験ができる?
千葉さん:今は新規開発のフェーズなので、開発すべきものがたくさんあります。あたらしい技術に触れることができるので、経験が浅い方は大変かもしれないけど、技術力を上げるにはいい環境だと思いますよ。
東さん:すごいなと思うのが、5年前にはなかったプロダクトがここまで大きくなり、テレビなどで取りあげられて大きな反響をもらう状況になっていること。今は、これからもっといいかたちでプロダクトを成長させるために「もう一度つくりなおすぞ!」という挑戦のとき。今ジョインすると、これからの5年を決めるプロダクトづくりを経験できます。
千葉さん:あとは臨床の領域にも携われます。メンタルヘルスのビジネス部分に食いこむことができるので、メンタルヘルスや相談サービス、支援のビジネスを知りたい人にはいい環境なんじゃないかな。市場としてもオンラインカウンセリングがメジャー化しつつあります。その変化をおもしろがれる人はいいかもしれないですね。
cotreeのこれから
東さん:オンラインカウンセリングのあるべきポジションはまだ明確になっていないと思うんですよね。ある意味、僕たちがつくりにいっている。僕たちが最適なかたちをつくることで、研究のひとつの結果になるだろうし。
千葉さん:そう。cotreeは先行きを決める位置にいます。今、オンラインカウンセリングについて取材がたくさんきますが、オンラインのカウンセリングを日本でやってきた会社のなかでも、うちは有名どころだと自負しています。大きいことを言うと、日本のオンラインカウンセリングの実践をつくっていると感じています。
東さん:僕たちはカウンセリングの未来をつくっている。良くも悪くも、僕たちにかかっている。いまも議論を重ねている途中ですが、つくりたい未来に確実に向かっています。メンバー全員でしっかり着実に、真剣に取りくんでいる自負があります。自分の意思を込めやすい時期だから、このタイミングでジョインするのは、きっといい経験になると思いますよ。
応募を検討している人へ
東さん:数か月後だとあたらしいメンバーが決まっているかもしれないです。だから、今はすごくいいタイミングです。日本のカウンセリングの未来を一緒につくっていくのは、この記事を読んでいるあなたです! この記事を読んでいる人はエンジニアだけじゃないと思うので、よかったらエンジニアの方に紹介してほしいですね。その人にとっていい出会いになるかもしれないから。
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