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就活で志望理由を言えなかった私がマネージャーになり気づいた大切なこと - スタッフインタビュー -

Cotoのスタッフ紹介をしていく本シリーズ第4号は、Coto Japanese AcademyでOperation StaffのトップとしてシニアマネージャーをするY.H.さんです。それでは、どうぞ!


”静岡から上京し、拠点のオペレーションとしてスタートしたキャリア”

私が新卒として就職活動していた時は、ちょうどパンデミックの時期でした。外資系の観光企業から内定をもらっていたのですが、入社直前になり内定を取り消されたんです。就職のため地元の静岡から東京への引っ越しの準備をしている最中だったので、いきなり梯子を外されたような状態に陥りました。とにかく何かしないといけないと思い、大学の時に副専攻で日本語を勉強していたこともあって、オンラインで日本語講師をすることにしたんです。何か良い日本語教育の求人がないかネットで探したのですが、時期が時期なだけに、求人自体がほとんどありませんでした。そんな世間に暗い雰囲気が漂っている時期に、われ関せずとばかりに元気に採用活動をしている会社を見つけました。それがCotoとの出会いです。

Cotoには講師として応募したのですが、面接時にオペレーションスタッフとして働かないかとお誘いをいただきました。私は大学生の時に留学生サポートのサークルを立ち上げたり、英語の勉強のためにニュージーランドに留学したり、一人で東南アジアをパックパッカーしながら旅したりと、一度やりたい!と思ったことは、なんとしてでもやり遂げたい性格でして。面接で話を聞いて、Cotoのオペレーションの仕事は行動力のある自分に向いているかもしれないと思い入社しました。


”拠点のオペレーションスタッフから統括をする立場に”

入社後はオペレーションスタッフとして働いていましたが、その後は飯田橋校でアシスタントマネージャー、渋谷校と麻布校のマネージャーを経て、現在はCotoの全拠点のオペレーション統括をするシニアマネージャーをしています。

各拠点で新しい商品やコースの開発・販売を進めていますが、拠点ごとに集まる学生さんの客層が違うため、学生さんのニーズに合わせて、スタッフや講師に求められるものも違ってきます。様々なニーズや目まぐるしい変化がある状況の中で、全拠点の売り上げと人材育成の責任を負い、スクール事業としての判断が求められる立場となりました。

Cotoでは様々なコースが立ち上がっていますが、直近の一例を挙げると、渋谷校と横浜校で短期来日や日本へのオンボーディング層を対象とした「Japanese Language And Culture Immersion / Learn and Experience Japan!」を開講することになりました。すぐに使える日本語レッスンだけでなく、日本の文化やマナーを学んだり、そば打ちや和楽器などの文化体験、日本人との交流や街歩きワークショップなどを提供します。多国籍のクラスメイトとのレッスンやアクティビティを通じて、一般的な観光や日本語学習だけでは得られない深い学びができるコースです。

このような新しい試みが次々と生み出されていますが、自分1人では何もできませんし、スタッフが自分の部署のことだけを考えていても上手くいきません。チーム全体として力が発揮できるように、チームビルディングをするのは私の大切な仕事です。


”個の力を最大化させるために心掛けていること”

リーダーとしてチームをまとめていくのに重要なのは、テクニックやスキルではなく、人としてのあり方だと思っています。これは私のリーダーに教わったことで、私のノートの最初のページにも書いたことです。知識や経験も大切ですが、相手を想う気持ちや密なコミュニケーションの方が大切なのではないでしょうか。

コミュニケーションにおいては、「何をやるか」ではなく「なぜやるのか」を伝えるようにしています。頑張る理由がわからなかったり、やることに納得がいかなかったりすると、誰もが仕事への情熱が下がってしまうと思うんです。Cotoで一緒に働いているメンバーは、スキルもやる気もあるので、細かいことを指示することはあまりないですね。

あとは、一人一人がもつ強みを伝えることも心がけています。誰でも得手不得手があるものですが、自分の強み・得意なこと・長所はなかなか分からないですよね。だからこそ、自分の強みを言ってもらえるのは嬉しいことだと思うんです。メンバーの強みを見つけるために、関心を持ってジーっと観察しています。どんな仕事が楽しくできるのか、どんな状況だとパフォーマンスを発揮できるのか、心を向けて観察することでメンバーが困っていることにも気づきやすくなります。根底にあるのは「チームメンバーの一人一人に仕事を楽しんでほしい」という想いです。働く人の楽しい雰囲気が、Cotoの社風と直結していると思うからです。

これまでCotoで働きながら多くの人に出会い、記憶に残っている瞬間が2つあります。1つ目は、立ち上げから任された渋谷校で採用と育成をゼロから関わったスタッフの成長を目にしたことです。完璧なチームではないかもしれませんが、自分がいなくてもオペレーションが滞りなく回せるチームを半年かけずにつくりました。私は、その頃麻布校のマネージメントもしていたので、いつも渋谷校にいることはできなかったのですが、それに不満を持つこともないチームをつくれたのは、自分自身もそうですが、みんなも良くやってくれたと思いますし、とても誇らしかったです。

2つ目は、外国籍のスタッフを正社員としてはじめて登用したことです。社会人としての経験がない外国籍のスタッフをアルバイトとして採用し、お客様との話し方や報連相など、言語や文化の壁を越えて、育成しました。日本の会社で働くことは、その人にとって大きな挑戦だったかと思いますし、私も厳しいフィードバックを幾度となくしましたが、少し経ち彼女はトップセールスとなり、正社員をオファーすることができました。今ではCotoに欠かせない存在になった彼女を見る度に、いつも自分にできることのベストを尽くそうと思い返します。


“スタッフが安心して楽しく働けることで会社の大きな成長につなげたい

スタッフが楽しく安心して働ける会社であり続けることが、何より大切だと思っています。Cotoは風通しの良い会社ではありますが、組織が大きくなっていくときにありがちな縦割り組織になったり、必要以上に上下関係が生まれたりしないようにしなければなりません。

例えば、オペレーションスタッフのポジションなら、単なる学生の伝言係や講師の雑用係になってしまうと、優秀でやる気のある人にとっては、魅力のある職場ではなくなってしまいます。スタッフとか講師とか、社員とか契約社員とか、役割やポジション関係なく、チームの仲間として同じ方向を向いて、一緒に成長できる組織風土をさらに作っていきたいです。

最近考えているのは、若手のスタッフがCotoで安心して長く働けるように、様々な制度を取り入れることを考えています。すでに外国籍のスタッフもCotoで働いていますが、さらにいろいろなポジションで活躍できるような仕組みも作っていきたい。そのためにも、会社を大きくして売上げを上げていくことに貢献していきたいです。

”Cotoで働くことに興味のある方へのメッセージ

今私が、Cotoで働くやりがいは?と聞かれたら「やりきったと思うことがないこと。」と答えます。もともと私は、自分に自信がなくどれだけやっても完璧なことはないと思っているのですが、Cotoで働いてから、なりたい理想像がどんどんアップデートされていき、目標や見たいものも変わっています。理想がアップデートされていくのは、Cotoからいただいているチャンスがあるからだと思います。今の願いは、もっと色んな人にCotoのことを知ってもらうことです。お客様はもちろん、働く人もそうですし、世の中の価値としても、Cotoを知って欲しい。そうやって思える会社だから、働き続けられます。

私が就活生だったとき、何がやりたいかを言語化することはできませんでした。今思えば、あの頃は、志望理由を聞かれると、思ってもない言葉を並べて、ただの憧れで適当な言語化をしていたと思います。何がやりたいのかも分からなかったので、色んな幅の職種を受けて、就活の軸なんてなかったです。でもCotoで経験した色々な仕事を通して、自分がどういう人間で何がしたいのか、何にやりがいを感じているのかを言語化できるようになりました。

Cotoは意思決定のスピードが早く、働く人は、仕事をする目的や意志を持つ人が多いと感じます。今は持っていなくても、どうにか掘り当てたいと思っている人には、それをサポートしている人たちがいます。当時の私のように、就活中で何がやりたいのか分からないけど、自分の力を最大限発揮したいと思っている人は、ぜひ応募してきてほしいです。


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