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金融業界から渡米して日本酒のセールスをしていた私が帰国し日本語講師になったわけ - スタッフインタビュー -

Cotoのスタッフ紹介をしていく本シリーズ第2号は、Coto Japanese Academy横浜校でLearning Development(教務)として活躍するA.O.さんです。それでは、どうぞ!


"Cotoのビジョンと自分の海外での悔しい経験が繋り応募を決意"

新卒で金融機関に入社して数年経ったあるとき、一人ではじめてオーストラリアの現地ツアーに参加する旅行をしました。当時、英語が話せなかった私は、周りの人とコミュニケーションが取れず、ツアーの他の参加者たちに話しかけることができず、とても悔しい想いをしました。この頃から、日本で仕事や生活をしている海外の人を見ると憧れるようになり、自分もそうなりたいという思いから、金融機関をやめ渡米し現地で日本酒の営業職をしていたんです。

アメリカでの経験は、海外で一人の日本人として暮らす貴重な経験となり、帰国後も同職を続けることにしたのですが、例のパンデミックが起こり、一度自分のキャリアを立ち止まって考え直し、日本語講師になるため養成講座に通うことにしました。

そんなあるとき、ふと見かけたSNSでCotoの投稿が目に留まりました。学生や先生が楽しそうにしているイベントの様子や、カジュアルなレッスンの雰囲気が伝わってきて心惹かれたんです。どんな学校なのか気になりウェブサイトをみると、そこには「Be yourself, Anywhere」という言葉。

どこにいてもあなたらしく…というCotoのビジョンですが、海外で英語が話せず悔しい想いをした自分が重なりました。今度は、日本に住んでいる方たちに対して、その方らしくいられるよう自分がサポートしたい…これが私が日本語教師としてやりたいことだ!と思い、業務委託の講師として応募したのがCotoとの出会いです。


"オープンでフレンドリーな雰囲気の中で日本語講師デビュー"

実際にCotoで講師をしてみて、入社前に抱いていた印象そのものでした。

実は、日本語教師になるための勉強をしていた時に、日本語教育業界は一般的に先生の関係がギスギスしているとか、仕事が大変すぎて助け合う余裕がない、というようなウワサを耳にしたことがあり身構えていたところがあったんですが、Cotoで働いてみると、先生たちはすごくオープンで雰囲気がいい。講師室では、キャリアの長さに関係なく授業の相談をし合う姿がよく見られて、フレンドリーな方ばかりだなと感じました。

講師として働き始めてから1年半ほど経ったときに、社員になりませんかとお話をいただきました。そのころは、Cotoで教えることにも慣れてきて、そろそろ他の学校にも応募してフリーランスとして掛け持ちをしながら日本語講師をやっていこうかなと思っていたので、青天の霹靂でした。

悩んだのですが、1年半の講師歴しかない私にこんな声がかかることは他にきっとない!、これまでたくさんサポートしてくれたスタッフさんの立場に私もなる…そう思うと、今後やりたいことがどんどん膨らんできて、このチャンスを掴むことにしたんです。

"Learning Developmentメンバーとしての挑戦、自分の殻を破る経験"

でもLDになってすぐのころは、学生や先生のために何ができるかを考え過ぎて、とにかく時間に追われました。スタッフになってから2ヶ月で配属の横浜校の増床が決まり、はじめてのことに戸惑いつつも、スタッフみんなで一緒につくりあげている感じに支えられて、なんとかやりきることができました。

改めて考えてみると、講師になったばかりの頃も授業に慣れていない私をスタッフが気にかけてサポートしてくれたり、Cotoには、いつでも周りにSOSを求めることができる風通しの良い雰囲気があります。とにかくやってみよう!やりたいことを応援しよう!という文化がとても好きです。

ほかにもLDになってから、講師をしているころには考えられなかった挑戦をいくつもしました。教師の横のつながりを広げようと講師の交流会を設けてみたり、より学生さんのニーズに応えられるように新しいコースをつくったり。私は教えることも大好きなので、相変わらず教えることもしていますが、教えるだけではなく、講師のサポートやスクール運営に携わることを通して、学校の未来を考えるようになったことで、自分の未来も考えられるようになったと思います。

もともとは、はっきりと自分の意見を伝えたり、誰かと対立することがとても苦手で飛び込むような挑戦もできないタイプでした。「自分に関わることでなければ言わなくてもいいや」とか、「どうなっちゃうか分からないのは怖いからやらない」という選択をよくしていたり、落ち込むことがあるとそれを引きずり続けることが多かったですが、CotoのLDとして絶えず挑戦していくうちに変わったと思います。

私たちの目指すスクールは何かということを同僚と議論したり、レッスンのクオリティに関して講師に話をしないといけなかったり、やんちゃなキッズのグループレッスンで毅然とした態度で教えたり。そんなことを繰り返しているうちに、何が起こっても「これは何かを学ぶチャンス!」と捉えるようになった自分に大きな変化を感じています。

"これからの夢とCotoで働きたい方へのメッセージ"

今は、抽象的になってしまうのですが、講師として成長しつつLDとしての役割を続けていくことで、何かワクワクするようなものが見えてくる気がしています。

私は、Cotoという場所をただその場限りのつながりをつくるスクールではなく、つながった人たちみんなが戻れる場にしたいと思っています。旅行先のシェアハウスのようなイメージが近いでしょうか…。その場に戻ると、懐かしい友人に会えたり、新たな情報を得たりできる。その時に日本語を勉強しているかしていないかは別として、その人の原点として、心の拠り所となる場所にCotoがなれたら嬉しい。まだ漠然とした夢ですけど、この夢を具体的にしていきたいです。

いままでの経験にあまりとらわれずに、ここは私と合いそう!とか、やってみたい!ここでならできそう!と思う人は、ぜひ応募してほしいです。経験は大切ですが、経験がないからといって諦めるのは勿体ないです。私のようにやりたい気持ちを優先して、飛び込んでみて。履歴書だけでは分からない想いをCotoはきっと受け止めてくれます。

このストーリーが気になったら、遊びに来てみませんか?
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