映画『RRR アールアールアール』|絶賛上映中!
1973年10月10日、カルナータカ州ライチュール生まれ。父親はテルグ映画界のベテラン脚本家で監督作もあるV.ヴィジャエーンドラ・プラサード。CMの製作、ETV のテレビ・ドラマ演出を経て、01年にNTRJr.主演の"STUDENT NO.1"で監督デビュー。09年の『マガディーラ ...
https://rrr-movie.jp
こんにちは!デジタルマーケティング事業部の山本です。
今月も、デジタルマーケティング事業部にて取り組んでおりますトッピクスレポートを社外の皆さまにもお届けします!
トピックスレポートとは音楽マーケティングに関して、また、音楽に捉われずマーケティングやブランディング、SNSやWeb3、広告/PRといったカテゴリなど、各々の興味関心ごとを毎月事業部、社内にレポートするCotoLab.ならではの取り組みになります。
今月は下記8つをご紹介します。
海外、音楽トレンド、画期的なマーケティングの取り組みなどにフォーカスした内容となっています!
インド映画史上最大の製作費約97億円をかけ、全世界で興行収入約220億円を超える大ヒット、日本国内で公開されたインド映画として初の興行収入10億円を突破しました。
橋の上から飛び降りて子供を助けるシーンなど映画を象徴する「RRRといえば」となるようなバズに繋がるシーンは予告編が公開されるたびに次々と生まれていきました。 予告編や本編映像の公開が毎回新鮮にファンや潜在ターゲット層への有効なアプローチ手段となっていきました。
アカデミー賞歌謡曲を受賞した“Naatu Naatu”はキャッチーかつ覚えやすい音楽にコンパクトだが複雑なダンスという、現代においてバズを産みやすい音楽の特徴も有しています。マーケティングにおいて「強度が高い」コンテンツの見本と言えるでしょう。
インターバルを入れた上映、有声・無声応援上映、ドルビーシネマ版など様々な形態で上映が行われました。未配信・3時間超の大スケールアクション映画という特性は意外にもシアターの様々な形式上映にフィットしていたと言えるでしょう。「RRR」フリークの人々の間に何度も繰り返し鑑賞するトレンドが生まれ、ハッシュタグ #追いRRR が誕生しました。様々な上映形態はそうした鑑賞を後押しする要素としても働いていたことが推察できます。
ストリーミングでの音楽鑑賞を題材にした研究は、従来の研究より定量的な観測を多分に盛り込んだ科学的アプローチがあり、ストリーミング市場の発展に伴い、2020年以降からは興味深い研究が次々と発表されています。
Spotifyが組み込まれている3つの市場、音楽、広告、金融を通じて、プラットフォームのパワーダイナミクスがプレイリストとどのような関連性があるか分析を行った。プレイリストは市場を仲介し、新たな利益の向上が見込まれると同時に、プレイリストは市場間の相反する圧力の結果により生まれ、プラットフォーム経済における構造的ダイナミクスを見るためのレンズとなることがわかった。
個人のアイデンティティに対する音楽消費の重要性を示すことで、LGBTQの文化がデジタルプラットフォームを通じてどのように形成されるかを分析したところ、キュレーターによる多様な視点や経験の共有を可能にするコミュニティ構築への関与、キュレーションによって持ち込まれた多様なアイデンティティが、思想的にあいまいなプレイリストを生み出すといった結果が観測されました。
情報バラエティ番組『ラヴィット!』はニュースを扱わない朝の帯番組として人気を獲得し、配信時代に合致した、確実かつ聡明なコンテンツマーケティングを行っています。
放送時間は平日月~金の午前8時から10時、MCはお笑い芸人麒麟・川島明、曜日によって異なるモデルやタレント、お笑い芸人が7~8名がゲストとして登場します。オススメ品紹介やアーティストライなど多岐に渡るオープニング、食品や雑貨などの専門家が選んだランキング紹介、Twitter投稿による視聴者参加型プレゼント企画などのコーナーがあります。
Tver上で一週間無料で配信されている本番組は、放送後も2つに配信を分け、リアルタイム感を出しながらSNSで交流しつつ段階的に配信まで繋げています。本放送のスクリーンショットによるバズやキーワード発表などの盛り上がりを即座にフィードバックに取り入れています。
ラヴィット!では配信の活用と、ゴールデンタイムに番組とのコラボやイベント企画など柔軟なコンテンツ作りにより深度を持ったファンを獲得を実現しています。コンテンツを柔軟に変えることが、ファンの思考の内側におけるコンテンツを確固なものへと変えたのだと考察することもできます。
新たな世代のKPOPアイドルがどんどんとデビューしている中、勢いがあるのが5人組ガールズグループNew Jeansです。
2022年8/1にKPOP最大手事務所の一つ、HYBEからデビュー、レトロ、Y2Kコンセプトの楽曲やコンセプトが人気を集めています。昨年12月にリリースしたDitto、今年1月にリリースしたOMGが史上初デビュー6ヶ月でグローバルビルボードチャート100にランクイン、 デビューから半年強、6曲のリリースのみでBlackPinkと同じspotifyで2170万月間リスナーを記録しています。
KPOPでは複雑なトラック作りやコード進行、ビートドロップなどHyper-producedと呼ばれるトレンドが流行していましたが、対照的にNewJeansの楽曲は、単調なビートにR&Bやハウスミュージックのグルーブの要素を取り入れた楽曲が多く、“Easy listening” と呼ばれています。シンプルだけど耳馴染みがよくキャッチーなメロディーと、彼女たちの透明感のある歌声がファンの心を掴んでいると考えます。
NewJeansは楽曲のリリースごとにネット上で大きなバズを生み出すことに成功しています。TikTokではカバーダンスやミームなど楽曲を用いたトレンドをアーティスト側から積極的に発信しUGCを促しています。ダンスチャレンジは様々な難易度の誰もが真似できる動画スタイルをアーティスト側から提案し、振り付けもバズを生み出しやすい(真似しやすい)Viral friendlyなものが多いです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください!
3月8日にspotifyがStream onという発表会でアプリに導入される様々な新機能が発表された中で、顕著に見られたのがアルゴリズムによるおすすめ機能の強化、特にTikTokのお勧めページを意識した機能の追加でした。音楽ストリーミングサービスにそのような機能は必要なのでしょうか?
イギリスのCMAが発表したデータによるとSpotifyでの楽曲再生の60%-80%は企業やSpotifyによるエディトリアル、アルゴリズムが関連ないとことろで行われていることがわかっています。Youtube musicは30-40%の楽曲がアルゴリズムによるプレイリストから再生されているため、Spotifyのアルゴリズム使用度の低さを示しています。
TikTokの調査によると67%のユーザーが新たな音楽をTikTok上で見つけると回答、またTikTok上でのコンテンツの再生の80%以上がそのアルゴリズムによってレコメンドされているというデータもあります。TikTokユーザーはSpotifyユーザーに比べレコメンドされているコンテンツに対する注目度が高いことが伺えます。
Spotifyはおすすめ機能の向上としてTikTok のプラットフォームの型を大幅に取り込みつつも、ユーザー満足度を上げること最優先に考えるという目標を掲げています。ショート動画を音楽ストリーミングサービスならではの活用方法ができるのかが鍵になりそうです。
Night tempoというシティポップブームの立役者となった韓国のDJのツイートが7000以上のいいねを獲得し話題となりました。海外でのシティポップの流行は本当に終わってしまったのでしょうか?
2020年ごろ、元からある楽曲を切り張りした音源だけで制作されるVaperwaveの登場、日本のアニメや漫画文化への関心、レトロな雰囲気の再評価などから海外でシティポップジャンルが流行しました。竹内まりやの plastic loveがMV 2100万回再生されるなど、70年台から90年台にリリースされた楽曲がリバイバルする現象が起こりました。
1. レコード価格の安定: ブームと共に過去のレコード盤の価格が急上昇しましたが、今は定価まで価格が落ち着いています。流行をレコード価格の減少だけで断定はできないが、指標の1つとして考えることができます。
2. チャートに食い込む海外プロデューサーのサンプリング使用頻度:
コロナ禍にかけてがピークだったサンプリングにシティポップが用いられている楽曲数もだんだん落ち着いてきています。
シティポップが流行から音楽ジャンルとして確立され定着するフェーズに突入しています。海外でも1つの音楽ジャンルとして、歌詞の意味はわからないけど落ち着くから普段から聴いているという人が増えています。流行から定着、定着から進化を遂げる音楽ジャンルとして親しまれていくのではないかと考えます。
3/28から3/31の4日間Dolce&Gabbanaや、Couchなどなだたるハイブランドが参加するMetaverse Fashion Weekが開催されました。
ランウェイ ショー、アフター パーティーやショッピングなどを没入的なメタバース空間で体験でき、60を超えるブランド、アーティスト、デザイナーが参加する世界のファッション業界における画期的なイベントです。今までパリやミラノなどでショーケースイベントを行っていたファッション業界がバーチャル上でボーダーレスに一堂に会する機会となっています。
主要なメタバースプラットフォームを1つにまとめたhubをローンチし、相互運用性のあるマルチメタバースを可能にしています。デジタルファッションNFT、Web3 アーティストの Vinnie Hager のアートワーク、ARによる仮想試着サービス、フォトブース、AIファッションクリエイションコンテストなど様々なサービスを提供しました。
デジタル化による環境負担、コストの削減、現実世界の制限に問われないクリエイティブの拡大、ファッションセールスのグローバル化など様々なメリットが期待されています。現実と仮想の間のギャップが縮小し、Web3 が新しい技術の進歩をもたらすにつれて、消費者が自分自身を表現するための手段としてデジタル上での服購入の選択肢が増えてくるかもしれません。
国民的な人気を誇るジブリ作品ですが、その人気はアメリカでも同様です。カリフォルニア西海岸では毎年スタジオジブリフェスという映画上映会行われており、10ヶ月にわたりロサンゼルスエリアの映画館でジブリ作品の上映が行われています。時代を超え愛されるジブリ作品が、海外でも人気にな理由はなんなのか考察します。
動くお城、森の妖精など日常生活では想像できないイマジナリーな世界が広がっていると同時に、苦悩や孤独、大人と子供の感性の違いや境界線など現実的でリアルな部分も鮮明に描いています。コントラストが映画のメッセージ性を深め、繰り返し見ても楽しめる魅力を作り上げ、幅広い世代に愛されています。
全て手書きで作られる美しい自然やキャラクターの表情などは多くの人を魅了する大きな理由の1つと言えるでしょう。アメリカでジブリ作品を配信しているHBO MAXはジブリの自然を描いたシーンを集めた動画は、160万回以上再生されている人気コンテンツです。
アニメーションやストーリーなどが人気なのと同時に、映画に使われる音楽も人気を集めています。ノスタルジックでレトロな感覚、楽しく平和でありながらも、ホームシックのような孤独感が交わり合った複雑な感情的要素、様々な音楽要素を取り入れキャラクターや時代背景など映像にピッタリマッチした楽曲が多くの人を魅了しています。
株式会社CotoLab.は、メディア事業「DIGLE MAGAZINE」とデジタルマーケティング事業「B.O.M事業(Saasサービス)、Partner事業(マーケティング支援)」を主に事業を運営しております。
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