わたしの履歴書
Holmesを代表する社員が、半生を語るコラム『Holmes わたしの履歴書』。それぞれの分野で後世に残る仕事を成し遂げようと日々奮闘するHolmes社員。彼ら彼女らが自らの言葉で語る努力や想い。読めばきっとあなたに役立つ何かが得られるはずです。
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Holmesには創業当時から大事にしているカルチャーがあります。
そのカルチャーを根底から支えるのは、この会社を「特別な存在にしたい」という社員の想いと、「特別な会社にいる」という社員が信じる力です。それが特別なプロダクトやサービスを生み出し、他社ができないような偉業を成し遂げる原動力になります。私たちは強いカルチャーを基盤に、魅力的で優秀なメンバーが集い、最高のプロダクトを作り、最高のサービスを提供する。そしてHolmesに関わる多くのお客様や投資家や社員の家族がHolmesのファンになり、「世の中から紛争裁判をなくす」という大志と共に、社会的に特別な価値を生み出し続ける会社になります。
本フィード「Holmes Cultures」では、我々が大事にしているカルチャーそのもの、そしてその価値観が会社にどのように根付き、日々の業務でどのような役割を持つのか、各チームの観点から紐解いてみました。
ーー社員プロフィール
■吾郷 青 (あごう せい) エンジニア
■杜多 真衣(とだ まい) マーケティング
■志摩 篤久(しま あつひさ) フィールドセールス
■増井 隆文(ますい たかふみ)採用
吾郷)エンジニアとして当たり前のことを当たり前に行えることは基本だと思っています。例えば予定していた機能をしっかりリリースできること、バグの発生を少なくしていくこと。
ただ、Holmesのプロダクト開発というのは世の中にない新しいモノづくりです。当たり前のことをやることすら、そう簡単ではありません。僕らは挑戦者であり、Holmesが考える世界観の実現のためには、お客様の想像を超えたサービス体験を提供することが必要だと思っています。
お客様が今は想像できない価値あるモノを創ること。そこにエンジニアとして価値があります。継続的な新規プロダクトのリリースとそれによるHolmesの世界観拡大がエンジニアの役割です。今までHolmes Project CloudやHolmes Knowledge Cloudを立て続けに短期間でリリースを実現してきました。
ただしまだ未熟で効率的に提供しているとは言えない状態です。重要なフィードバックを迅速に判断し、さらに価値あるサービスを提供できるような仕組みを作り、改善していきたいと考えています。Holmesでの開発の特徴はチームワークです。一人で開発するよりも、チームのメンバーと共に活発なコミュニケーションを通じて開発することのインパクトの方が大きいと考えています。チームの力を最大化していくことで、「10倍の顧客体験」を提供できると思います。
杜多)お客様の期待を超えたサービスとサポートを提供しつづけることは、Holmesがお客様とともに、進化していく上で、非常に重要だと思います。Holmesプロダクトの活用によって、お客様のビジネスをドライブさせることにより、Holmesへの信頼も更に高まると考えるからです。
「クラウド型契約管理」に興味を持つ企業に対しては、すでに、Holmesプロダクトの価値やユースケースを訴求して、リード獲得に繋げられています。インサイドセールスと連携し、興味を持ってくださったお客様に対して、クイックに製品説明会をご案内したり、資料を分かりやすく改良することで、お客様がHolmesを最大限に活用し、満足度の高い体験を実現いただくお手伝いができていると思います。
ただし、Holmesが考える「契約マネジメント」という世界観の本当の価値と必要性は、多くの日本企業に、まだまだ理解していただけておらず、そしてニーズも顕在化していないのが現状です。今世の中に顕在化している契約課題は「契約書作成の電子化や管理」に留まっていると感じます。
そんな中、契約の本質的な課題を解決するためには、Holmesの「契約マネジメント」というソリューションが必要であることを、より多くの企業に伝えていきたい。この新しい世界観を世の中に届けることで、企業の「契約」に対する考えや取り組みが変わってくると思います。
「契約マネジメント」をビジネスとしてドライブさせるために必要なもの、との意識が浸透すれば、日本企業のコンプライアンスリスクや、不正はこれまでよりも減るのではないでしょうか。Holmesの成長とともに、導入企業のビジネス基盤もさらに強化され、Holmesはお客様と共に進化していくことが出来ると信じています。
志摩)「SaaSだから安いんでしょ?」「そんな価格設定で御社はやっていけると思っているのですか?」これは私がHolmesの営業活動をする中で、お客様から言われた言葉です。SaaS業界自体が「尖れ」「狭く深く」といった点でしかない常識、これが横行しているがためにHolmesのような広大な世界観は認められにくいのだと考えています。
しかしながら、これが1つの線として繋がったタイミングでお客様の見ている視界が変わることがあります。その時に「Holmesの価値>価格」になるタイミングがやってきます。お客様にここを体験してもらえることでようやく「10倍の顧客体験」が始まると考えます。
そして「10倍の顧客体験を”させる”」だけではなく「10倍の顧客体験を続ける」ことが何よりも大事。瞬間最大風速ではなく、ずっと最大風速でいることでその体験に感動し、Holmesのファンが増えていくのだと信じています。
日々の営業活動としては、お客様の課題をより深くディスカバリーし仮説を元に提案します。そうすることでお客様に自社の課題を自分事のように考えていただく、そしてその上でHolmesの世界観をセールスの最前線でエバンジェリスト(伝道師)として世の中に広めていくことが出来るのが最大の価値だと信じています。
増井)Holmesが成功するためには「10倍の顧客体験」、つまり顧客があっと驚くような感動を得て、顧客も社員も好奇心と可能性にワクワクするようなサービスづくりができることが大事です。そのためにカルチャーを体現する人材をもっと採用する必要があります。まるでスティーブ・ジョブズのアップルのように、固定観念では計り知れない圧倒的なプロダクトとサービスを提供することが、Holmesの存在価値だと信じています。
そこで何よりも揺るがない、根本となる会社の存在目的として何を一番採用で大事にするのか、その解像度を上げて社内外に発信する必要があります。その一つがカルチャーである「10倍の顧客体験」です。
Holmesとして大事にする「10倍の顧客体験」というカルチャーを体現するため、Holmesに入社する社員にブレずに求める価値観とは「Holmesの志や契約マネジメントの可能性に対して心底共鳴していること」だと思っています。10倍の顧客体験を提供し続けるHolmesには、世の中の法律や契約の在り方を根本からひっくり返す大きな可能性があると信じています。買い物をしたり、モノやサービスを提供したり、家族や仕事や趣味の時間など、人の生活のほとんど全てのことが契約で成り立っていて、それが契約マネジメントという新しい概念の浸透によって、スムーズに取引が為される世界が実現されます。
Holmesの登場によって、商取引は全く新しい形に変わり、世の中が大きく変わっていく未来は期待感と高揚感に満ちています。今まで興味は持っていなかったけれど我々のカルチャーが届いて電気が走ったようにその魅力や可能性の大きさに気付き、Holmesに愛着を抱く、そのようにして本当の同志を続々と集めることが、採用としての最大の価値だと信じています。
各チームが交わりこの「10倍の顧客体験」というテーマについて話し合うと、日頃は無意識であったことが改めて可視化され、新しい発見がありました。それは以下3つの共通的な価値観が浮かび上がってきたことです。
プロダクト開発にしても、セールスにしても、マーケティングにしても、採用にしても、とにかく仕事のスピードが早い。新しいプロダクト開発は四半期毎に行い、セールスを通じてお客様の要望は迅速に開発チームにフィードバックされ、必要に応じてCTOの花井がお客様のもとへ飛んでいく。トライアンドエラーで、上手くいっていない所にはすぐにフォローに入る。Holmesの世界観やブランディングを圧倒的な速さで解像度高くマーケティング施策に落とし込み、組織運営のために必要な人材をスピーディーに採用する。それぞれが有機的に連なって圧倒的な速度で周りを巻き込み仕事を進めていく、このスピード感は、全て「10倍の顧客体験」をお客様に提供するために捧げられているカルチャーなのだと思います。
お客様の要望をそのまま実装したりサービスに組み込むことは簡単です。ただ、本当に価値ある核はお客様も表現できない部分にあると考えています。本当は何が必要なのか「C案」を出す。期待に応えるのではなく、想定外のインパクトを与えること。これが10倍の顧客体験です。お客様の要望を無視する訳ではありません。お客様を深く理解しようとするからこそ、Holmesならではの”こだわり”として、お客様も気付いていないHolmesの価値がある。そこを見出そうと知的好奇心と向上心で探求するカルチャーがあります。それを繰り返すことでHolmesがレベルアップしていきます。他社と比較するのではなく、自社がどうありたいのか。そこに相当こだわっている会社がHolmesだと思います。これには終わりがありません。
「Holmesの価値を信じて、すごい!と思う」「世の中に新しい価値を提供することにワクワクする」こういう人は、Holmesのカルチャーに共鳴して、どんな職種でもチームでも活躍し、10倍の顧客体験を提供することが出来ると信じています。Holmesではスクラムとかモダンな開発手法を早い段階で導入していました。これは変化に柔軟な人でないとキツイと思います。ただしそれはHolmesは技術ファーストではなく、お客様にとって良いかどうかや、Holmesの世界観を実現する上でインパクトが大きいかどうかで判断されたことです。効率や流行に思考停止するのではなく、Holmesとして価値あるものなのか、それを見極めることが大事です。Holmesらしい独自の価値を提供したいという志とそれを支えるカルチャーが、新しい市場を開拓し、歴史を作っていくのだと信じています。
10倍の顧客体験を提供する。難しいテーマですが、Holmesではそれらを追い求め続けます。