シリーズA資金調達を発表いたしました。
これを機に、社名を「株式会社リグシー」から「株式会社Holmes」に変更いたしました。
リリースで発表したとおり、調達総額は約5.2億円です。
出資者は
① ジャフコ
② 500startupsJapan ※既存株主の追加出資
③ BEENEXT
④ SMBCベンチャーキャピタル
⑤ 青柳直樹氏(メルペイ社代表取締役・メルカリ社執行役員)
⑥ Paul Kuo氏(元クレディスイス証券社CEO)
⑦ 永見世央氏(ラクスル社取締役CFO)
です。
シリーズAは、シード調達とは全く違いました!
本当に今まで考えていなかったことや、考えていたけど浅かったことなどに真剣に向き合う必要があります。
なにより、投資家からの質問に真摯に向き合うことになります。
※むかつくこともかなりあります!
うちは、シリーズAにより、
組織が3段階くらいレベルアップしました!
⑴ 調達活動期間
当社は、クローズまで約2ヶ月でした。
ただ、リードであるジャフコさんとのターム合意までは約1ヶ月でした。そこからの投資家の方達との契約書のやりとりに1ヶ月くらいかかった感じでした。
契約書のやりとりについては、当社は、外部の人にお願いしていたので、私自身の手間や時間を使うことはあまりありませんでした。
なので、私自身の感覚的には「1ヶ月で終わった」という感じです。
ちなみに、リード決定までの期間中も、私の時間の全てを注ぎ込んだ!というわけではありませんでした。
注※契約書のやりとりについては、絶対に外部の人(できればスタートアップに勤めている弁護士)にお願いした方がいいです!少なくともCEOがやってはダメ!
契約書のやりとり、各種調整、日程確保、押印のための移動、必要書類集め。。。本当に大変です。
期間については、500のJamesからも「本当に順調だったねー。何も苦労なかったじゃん!」
と言われましたが、自分にとっては
地獄の1ヶ月でした・・・
まあ、その話もおいおい。。。
⑵ ピッチ資料
ピッチ資料については、ラクスルの永見さんから完成度を褒めてもらえるほどでした。
ピッチ資料作成については、絶対に守って欲しいことが2つあります!
① 自分のプロダクトと近い会社の「シリーズA時の資料」をもらう。
→シードVCなどに頼んでみたり、知り合いの社長に頼んでみてください。
殺到してしまうかもしれないので会社名は伏せますが、当社は、本当にご厚意で、既にシリーズAを調達済みの社長に、ピッチ資料と事業計画をいただきました。
今回の調達の大きな大きな要因の一つです!
② デザイナーに作ってもらう
やはり、見栄えは大事です。
ちなみに、私は、期間中にMRRが増えたり、素晴らしい顧客と契約できたときには、すぐに資料に追加していました!
⑶ 候補VC
会ったVC(エンジェルなども含)の数は15社〜20社くらいでしょうか。
ほぼ全て紹介で会いました。
既存投資家の500のJamesから、彼の知り合いをFBなどで繋いでもらいました。
もの凄い助かったのが、紹介してくれたのが全てパートナーだったということです。
※シリーズAにおけるシード投資家のありがたさについては、また書きます。
パートナーに会うのがいいのか、アソシエイトに会うのがいいのかは色々あります。
①一緒に調達のために歩んでいくならアソシエイト
②出資するかしないかの判断を求める段階ならパートナー
がいいです。
当社は②の状態だったので、パートナーにいきなり繋いでもらって本当にありがたかったです。
⑷ 社内の変化
冒頭で「組織が3段階くらいレベルアップしました!」と書きましたが、そこを少し。
僕は「シリーズA調達したら社外役員がガッツリ入ってきて、毎月役員会でガッツリ詰められるんだろうな・・・」と思っていました。
ですので、今までみたいに、なんとなーく良い感じで成長しているだけではだめだろうなと。
仮に未達だとしても、その原因と根拠をはっきりさせ、それをデータで示す必要があるし、
なんとなく目標を決めるのではなく、目標及びそのための計画を徹底する必要があるな、
と強く感じていました。
そこで、調達中に、そのあたりを組織に伝え、徹底するための仕組み作りに着手しました。
同時に、文化が重要だと思っていたので、文化作りにも着手しました。
その一環が、先日のnoteで公開したこの取り組みです。
https://note.mu/kenta_holmes/n/n568621931b04
その結果、調達期間中の8月は、過去最高の新規契約額になりましたし、10月の新規成立額は、過去最高の8月を上回る過去最高となりました!
上場企業の導入もかなり決まっています。
採用も11月以降、複数人入社してくれることも確定し、選考が進んでいる方もかなりいます!
本当に、この調達は一つの転機になりました。
※私が調達活動に時間を使っており、現場にいる時間が少なかったのが良い結果の原因という説もあります。。。CEO邪魔説。