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なにをやっているのか

IT WORKS@島根は、島根県が運営するITエンジニアの島根へのUIターンに特化した無料職業紹介サービスです。 https://www.shimane-itworks.jp/ 求人を掲載しているだけでなく、実際に県内のIT企業に転職されたエンジニアの方のインタビューやUIターンに関わる情報などを掲載しています。 また、求人を掲載するだけでなくそれぞれの求職者の方にコーディネーターが付き、転職だけでなくそれに伴う移住のサポートを行っています。 現在取り扱っているのは県内のIT企業の80社ほど。 今後もっと多くの方にこの活動を知ってもらうためにWantedly掲載を始めました。 実は県民の方には、 「島根はアピール下手な県だよね」 こんなことを言われたりします。 実際のところ、県としても多種多様な発信活動をしていますがまだまだ「島根=エンジニアに住みよい場所」というイメージは全国にまで定着していません。 このWantedlyという媒体を企業でもなく、さらには県庁職員でもない”転職/移住支援制度”が利用するというのはWantedly社さんとしても初めての取り組みだとおっしゃっていました。 ですが、Wantedlyさんは多くの”イケてる”エンジニアのみなさんがご利用されているサービスだと思います。 このWantedlyを通じて、もっともっと多くの皆さんの 「いずれ地元に戻ろう」 「いつか移住してみたい」 そんな想いのきっかけを創ってまいります。

なぜやるのか

島根は実は、ITにゆかりの地だと知っていますでしょうか? 県外の方はもちろん、出身者も実は知らない島根とITの縁が多くあります。 比較的有名なところとしては、松江市がRubyの聖地であるということです。 これはRubyの開発者”まつもとゆきひろ氏”が松江市在住であることに端を発したことです。 今では、Rubyに関する世界的なカンファレンスが開催されたり、松江市内にはオープンソースラボというOSSのエンジニアや研究者がいつでも無料で利用できる施設が設置されています。 それだけではありません。 島根県では「島根を日本のシリコンバレーにする」とIT企業の誘致施策に力をいれています。 その結果2007年から2015年の8年間で31社の県外企業の誘致に成功し、IT従事者は約34%増、関連の売上高は88%増したのです。 しかしその結果、企業数に対してIT従事者の数が足りなくなってしまったのです。 ”都会には人がたくさんいるが、その分チャンスを勝ち取らなければいけない。  でも島根にならそのチャンスが余っているんです。” これはとあるUターン者の発言です。 最先端のトレンドも、別に東京や都会にいなくてもオンラインでキャッチアップできるようになりました。 そんないまだからこそ、島根で住みよさと仕事の両立をしてみませんか。 選択肢は無限大です。 UIターンだけでなくリモートワークやワーケーション、副業で島根のIT企業とつながる方も多くいます。

どうやっているのか

県がIT産業を支援する。 人によっては県庁にIT産業のことが理解できるのか? そう思われる方もいるかもしれません。 実は、島根県内には(これは偶然の側面もありますが)県庁だけでなく市の職員にもIT人材が多いのです。 市民にもIT人材は多く、エンジニア同士の交流も盛んです。 技術交流だけでなくOSS「おいしい酒とそば」と題した移住エンジニアたちが、専用アプリつきの街飲みイベントを開催したりしています。 他にも「本業:IT、副業:農家」など個性あるそれぞれのライフスタイルを送られています。 転職や移住というのは簡単なことではありません。 だからこそ、コーディネーターによる求人のあっせんや各種補助金のアドバイスなど、県として手厚いサポートを提供し「ITが主役の街」を実現すべく活動しています。 本当は、島根がシリコンバレーを掲げるのはちょっとしんどいかもしれません。 でも、島根は島根らしく、エンジニアの居心地の良さを大事にしていきます。