なにをやっているのか
▍長年使い続けてきた基幹システムをクラウドへ移行
2021年から3カ年計画で、長年使い続けてきた基幹システムを刷新中です。
今後の成長やビジネスの拡大を見据え、AWSをはじめとするパブリッククラウドを採用し、最新のサーバレスアーキテクチャ/マネージドサービスを採用しています。
▍データ活用基盤の整備
これまでオーケーは膨大なデータを蓄積しながら十分に活用できていませんでした。
そこで、Google Cloud BigQueryとLooker、Tableauを活用し、CX(顧客体験)を高めていけるよう準備を進めています。
▍ネットスーパー、アプリの開発
お客さまや店舗の現場から得られたフィードバックを迅速に取り入れながら、ネットスーパーやアプリの開発・運用をしています。
▼オーケーネットスーパー
https://ok-netsuper.com/
▼オーケークラブ会員アプリ
https://ok-corporation.jp/feature/okclub_app.html
▍新たなテクノロジーを活用した研究開発
店舗の業務改善からデジタルマーケティングまで、AIほか新たなテクノロジーを積極的に活用し、研究開発やPoCに取り組んでいます。
なぜやるのか
オーケーは、2021年から3カ年計画で、基幹システム含む全業務システムの刷新プロジェクトをスタートしました。今後の成長やビジネスの拡大を見据え、AWSをはじめとするパブリッククラウドを使いスケーラブルなアーキテクチャを採用するとともに、システムの安定性向上/運用負荷軽減のため積極的にマネージド・サービスを取り入れています。
オーケーでは自社物流センターを立ち上げたり、大阪への進出を決めるなどビジネスの拡大を進めています。また、折しも世間ではDXが叫ばれ、当社も2021年に「オーケーネットスーパー」、2022年には「オーケークラブ会員アプリ」を開始するなど、急ピッチでデジタル化を進めています。ビジネスの拡大要求に答えながら、お客さまによりよい商品/サービスを提供しつつ、従業員の負荷軽減/満足度向上という盛りだくさんな課題に答えていくためには、社内のさまざまなシステムを有機的に連携させ、情報の流れをスムーズにしていく必要があります。
しかし、今の基幹システムでは設計思想も古く、オンプレミス環境にあります。さすがにこれでは柔軟性・拡張性が低く、サービス開発のボトルネックになってします。そのため、自由度が高く、さまざまなサービスが充実したパブリッククラウドに完全移行しようと考えます。
どうやっているのか
▍プロフェッショナルの伴走で最先端の知識とノウハウを吸収
基幹システムのクラウド移行に関しては、AWSが全面サポートしてくれており、営業担当者だけでなく、SAやCSM/TAMの支援があります。また、リセラーのクラスメソッドからも技術支援を受けています。Google Cloudについても営業担当者に加え担当のエンジニアがアサインされており、インフラ構築やBigQueryのマート開発はアイレットの支援を受けるなど、クラウドのプロフェッショナルに伴走(レビューやサポート)いただきながら進めています。また、リヴァンプや個人として著名なプロフェッショナルの協力のもと、既存の業務プロセスを根本から見直し、再設計することで、組織全体の効率化・生産性の向上を図っています。
実は2020年までオーケーにはクラウドのクの字もなく、IT本部のメンバーは、ほぼ初心者の状態からAWSやGoogle Cloudの勉強を始めて成長してきました。これからクラウドの知識を身につけたい、スキルアップしたいという方でも、同じように最先端の知識とノウハウを吸収しながら活躍できる環境です。
▍IT本部と業務部門との距離が近い
IT本部のメンバーの共通点は「現場に行きたがる」ということ。生鮮やグロサリーの部門に席を置いて仕事をしたり、GoProを付けて牛肉をカットしている現場を撮影したりと、業務を理解し、システムに生かそうというメンバーが変革を支えています。
▍何事もまずはやってみる「アウトプット・ファースト」
AIや画像解析など、新たなテクノロジーを活用した研究開発、PoCを行っています。これらの取り組みは今後、顧客満足度の向上や店舗運営の改善に生かしていく予定です。