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【営業部門責任者インタビュー】体験をもとに予防医療の必要性を実感。世界規模で「健康社会の実装」を目指す。

ウェルヘルスは、企業の健康管理を強化するために、労災保険を活用した二次健康診断の導入支援を行っています。この二次健康診断は、脳血管・心臓疾患による労災事故の防止を目的として、企業は費用をかけずに実施できる仕組みです。

「健康経営」の重要性が高まる中、当社は企業と医療機関の橋渡し役として、スムーズな二次健康診断の導入をサポート。創業から1年半で、すでに300社が導入し、8万名分のデータを蓄積しています。

これまで培った事業ノウハウを活かし、新たな健康管理プラットフォームの構築を目指して多角的な事業展開を進めているウェルヘルス。この記事では、営業部門責任者として加わった松田さんのキャリアや、予防医療に対する情熱についてお伝えします。


松田 一樹 / 執行役員

東京都出身。都内の公立高校を卒業後、柔道整復師を目指し3年制の専門学校へ。卒業後は2つの接骨院で約6年間勤務。その後、キャリアの可能性を広げるために営業・販売支援を主事業とする株式会社セレブリックスで6年間営業を務める。独立を視野に入れる中で、Webマーケティングを学ぶために株式会社売れるネット広告社で1年間勤務。その後、営業代行サービスを主軸とする株式会社START WITH WHYにCOOとしてジョインし、当社代表の土井と知り合い意気投合。当社の執行役員としてジョインし、営業部門の責任者を担っている。

健康領域への一歩は柔道整復師として。接骨院の運営でも力を発揮

ーー松田さんは以前、接骨院で勤務されていたとお伺いしました。柔道整復師を目指したきっかけを教えてください。

高校時代は進学校に通っていたのですが、本格的に受験勉強に入るタイミングで大学のネームバリューを目的に進学しようとする周囲の空気を感じました。そこに強い違和感を覚えたんですね。

とはいえ、私は学びたい学問があったので大学の受験勉強を続けました。結果的にいくつかの大学に合格できましたが、肝心の第一希望には不合格でした。その時ふと「本当に自分が進みたい道はなんだろう?」と立ち止まって考えました。

色々と考えた末に「いま、本当に興味があることに取り組もう」と思い、長年サッカーをプレーしながら興味を抱いていたスポーツ医療の道に携わろうと、高校3年生の3月に柔道整復師を目指す専門学校に通うことを決めました。

ーー専門学校での学びは、いかがでしたか。

3年間前向きに学びましたし、柔道整復師の資格も無事に取得しました。就職はかつて所属していたスポーツ少年団でコーチをしていた際に一緒に教えていた方が、たまたま接骨院の先生という縁もあり、先生が運営する院に入りました。

現場では業務に必要な知識を勉強し直して、マッサージなどの実技を学び実践する日々でしたね。私なりに本気で取り組んだ自負はあります。

ーー腕を磨く日々だったんですね。

そうですね。就職から3年間、スキルを磨くうちに新たな場所で勝負したいという思いが強くなりました。そして、フランチャイズの一員として接骨院をオープンする企業に転職しまして。この院では、雇われる形ではありますが医院長という立場で仕事をしていました。

院内での施術はもちろん、院の立ち上げからスタッフの採用、売上管理、毎月の収支報告など店舗運営も担う経験は貴重でしたし、ある年ではフランチャイズ約93店舗のなかで売上2位を記録できました。患者さんに通い続けていただけるように、営業面も重視して取り組んでいたので、自信になりましたね。

営業2年目で最大30人のチームリーダーに

ーー2つの店舗で3年ずつ、接骨院で計6年間経験されました。その後は、どのようにキャリアを歩みましたか。

営業職に転向しました。というのも、しっかりと収入は得られていたものの、それ以上に稼ぐことや成長することへのビジョンを描けなくなっていたんです。そこで、全国2位の売上となった際に営業の力を体感し、営業の仕事に可能性を見出したことで、転職を決めました。

ーー大きなチャレンジですね。どのような企業で営業のキャリアをスタートしたんですか。

セレブリックスという、営業代行を中心に事業展開する企業に転職しました。同社は「営業を科学する」と掲げており、その点に強い魅力を感じて応募しました。入社後は規模を問わずさまざまな企業の営業代行を経験するなかで、最も長く携わったのは日本を代表するグルメメディアの営業代行です。運営企業のオフィスに常駐し、営業担当として日々営業活動に取り組んでいました。

1年目はプレーヤーとして、2年目はこの企業に参画するセレブリックスのメンバーを管理するプロジェクトマネージャーとなり、最大30名のチームをマネジメントしました。計4年間担当し、実力あるメンバーに囲まれて刺激を受けながら、再現性のあるロジカルな営業手法やチームマネジメントなど、ここでも多くの貴重な学びを得られたと思います。

この頃から、次第に独立を考え始めました。ただ、その実現には営業スキルに加えて、Webマーケティングの知識やスキルが必要だと感じ、売れるネット広告社というEC支援企業でECコンサルタントとして入社しました。

ーー独立に向けて具体的に行動し始めたんですね。

そうですね、独立に向けて行動する中で、売れるネット広告社の加藤代表が主催する交流会にも参加していました。Webマーケティングの実績を持つ他社の社長たちとの交流を通じて、非常に有意義な知識や視点を得られました。その後、ご縁があって「START WITH WHY」という営業代行事業を展開する企業にCOOとしてJOINしました。

ーー当社にはどのように関わっているんですか?

代表の土井さんと知り合い、定期的に連絡を取り合うなかでウェルヘルスのお話を聞き、土井さんがウェルヘルスを立ち上げたきっかけや、事業への想いを聞いて心が動きました。売上アップや国内での上場という目線ではなく、「誰もが健康でいられる未来を創りたい」「アメリカに上場して世界展開したい」という話が、私には想像もできないようなスケールの大きな話でとてもインパクトがあり、ワクワクする思いを感じました。

そんな背景から、執行役員としてのジョインする打診を受けた際に参画を決めました。START WITH WHYから営業メンバー2名も合流し、私は主にウェルヘルスにおける営業責任者を担っています。具体的には、新規営業や商談、受注前後のフォロー、カスタマーサクセスなど、営業に関わる一連の業務を統括する役割です。

実体験で感じた予防医療の意義

ーー接骨院の柔道整復師として医療業界に携わりはじめた松田さんは、当社の事業の魅力や社会的意義について、どう思われますか。

日本人の平均寿命は、2023年のデータによると男性が約81歳・女性が約87歳です。一方で健康寿命は少し前のデータですが、2019年に男性約72歳・女性75歳ほどといわれています。健康寿命の定義は「健康上の問題で日常生活に制限のない期間の平均」です。つまり、約10年は何かしらの健康問題を抱えて生きているんですね。

たとえば、接骨院には本当に幅広い年齢の方が来院しますが、やはりご高齢の方が多いです。お越しになる方は、変形性関節症など病後の対処療法でも改善が難しく、主に緩和を中心とした対応が求められるケースも少なくありません。「できるなら、長くいい状態でいてほしい」と仕事を通じて強く実感していました。

私が携わっていた予防医学の観点では、健康寿命を上げていく必要性が語られています。高齢化社会を迎える今、ウェルヘルスの事業は本当に重要です。

参考:厚生労働省「令和5年簡易生命表の概況 - 1 主な年齢の平均余命」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life23/index.html

参考:内閣府「令和5年版高齢社会白書(全体版)-第1章 高齢化の状況(第2節 2)」
https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2023/html/zenbun/s1_2_2.html

ーー接骨院での経験が原体験となり、ジョインにつながったんですね。

そうですね。もう一つ、私が関わりはじめたタイミングで親戚が若くして肺がんで亡くなったんです。その親戚は健康診断の一次健診で再検査を推奨されていたのですが、「たぶん大丈夫だろう」と行かずにいたところ、翌年の健康診断で「すぐに検査してください」と言われて、再検査をしたところステージ4だと発覚したんですね。

「1年前の時点でしっかりと再検査を受けていたら、もしかしたら状態は変わっていたのかもしれない」と今も考えています。

本当に健康診断や二次健診の重要性を身に染みて感じます。間近で経験したからこそ健康の大切さを強く感じますし、ウェルヘルスの事業に熱量を込められる点はありますね。

ーーお話を聞いて、予防医療は多くの人にとって身近なものだと感じますし、社会的に大きな意義のある事業だと改めて感じます。

健康寿命の向上を目指すことは社会的意義もありますし、やらない理由はありません。私は、世界的に事業を展開できるポテンシャルがあると本気で思っています。

国籍や地域が変わっても人間の体の構造は大きくは変わりません。脳疾患や心疾患などの予防医療は全世界で必要となる領域です。そう考えると、ウェルヘルスの事業は世界のフィールドでチャレンジできる可能性があると確信しています。

ーー松田さん自身、接骨院から離れた後も医療的な領域に思いはありましたか。

どこかのタイミングで、医療や健康に携わりたいという思いは常にありました。50代や60代、キャリアの最後は接骨院を自分で立ち上げるのも良いなと思っていました。

やはり、患者さんが目に見えて改善していくことが素直に嬉しいですし、また医療業界に携わりたい思いを持つなかで、予防医療に携わるチャンスをいただけたのは運命なのかもしれませんね。

予防医学の未来を見据え、長期的に携わりたい

ーー今後、松田さんは当社でどのように取り組みたいですか?

長く携わりたいですね、土井さんから愛想をつかれない限りは(笑)。土井さんが思い描くステージに近づいていくプロセスを支えていくことは、大きなやりがいです。日本だけではなく、世界での事業展開を目指している点にもワクワクします。

そのうえで、年度末に向けた売上目標の達成ももちろん目指していますし、今は本当に土台づくりの段階ですので、大きな目標を実現するために、スピード感をもって行動し、実績を積み重ねることで事業を盛り上げたいですね。

ーー松田さんが感じる、当社や代表・土井の魅力は?

スタートアップの良い点が網羅されています。組織はまだ小さいため、年齢、性別、経験に関係なく中心プレイヤーを目指すチャンスがありますし、裁量を手に事業を盛り上げていくポジションを目指せる環境です。

今後も事業拡大を目指す当社は、チャレンジの中で採用が加速すると考えていますし、社内にさまざまなポジションが生まれるはずです。

土井さんは、ポジティブなコミュニケーションを大切にしていて「やれることは、もうどんどんやろう」という姿勢です。すごくワクワクするビジョンを持っており、代表だからといって偉ぶるようなこともありません。どのメンバーも、1人の人間として丁寧に接する姿が印象的です。

ーー最後に、松田さんはウェルヘルスにどのような人材がマッチすると考えていますか。

主体性のある方ですね。事業拡大に向けて、今後はいかに最短ルートで世界にウェルヘルスの名を広めていくかがカギになります。成長フェーズにおいて、自ら積極的に仕事を進めることを楽しめる方が良いと思います。

また、予防医療の必要性を感じている方は、やりがいを感じながら仕事に取り組めると思います。ぜひ一緒に、当社の事業を世界に広めていきましょう。

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