こんにちは!スパークルチームのさしみです。 今回は、スパークルチームの代表である楠 麻衣香(くすのきまいか)にインタビューしました!
どんな想いをもってスパークルチームを立ち上げたのか、これからスパークルチームをどんな会社にしようと思っているのか、そしてどんな人と一緒に働きたいと思っているのか、などについて聞いてきましたのでご紹介します!
【経歴】 2003年中央大学卒、就職氷河期どん底の中、一世を風靡した一部上場の経営コンサルに就職するも、業績悪化により1年でクビに。失意ののち4人のベンチャーに拾われ、人材開発業界ライフをスタート。社長の失踪、渡加経験、外資系研修会社など波乱万丈のキャリアの後、人材開発ベンチャー企業にて参画。 大手企業を中心に人材・組織開発のプロデュースのほか、自組織のマーケティング立ち上げ・新卒採用立ち上げ・新規事業開発など「素材を引き出しコンテンツとしてプロデュース」する活動を続けてきた。 2019年、ストレングスプロデューサーとして独立、2020年スパークルチーム合同会社を立ち上げ。
一人ひとりが強みを活用できる環境が、従業員エンゲージメントを最大化させる ———創業から5期目を迎えたスパークルチームですが、なぜ設立しようと思ったんですか?
ストレートに言うと、「ストレングスファインダーを使ってチームを面白くするような会社が他になかった」からですね。
ストレングスファインダー(正式名称:クリフトンストレングス🄬)は、一人ひとりの強みの源泉を発見することができるアセスメントツールで、ビジネスシーンでの活用に特化されているのが特徴です。 一人ひとりが自分自身やチームメンバーの強みを把握し、それをうまく活用しあえる方法を理解することで、チーム間で気持ちよくコミュニケーションをとることができ、仕事をスムーズ推進していくことが出来ます。
アメリカの調査会社のGallup社が2017年に実施した調査(State of Global Workplace)によると、エンゲージメントが高い社員の割合として世界平均が23%のなか、日本にはたった6%しか存在せず、それは調査対象の139ヵ国中132位でした。その後の2022年の調査でも、その割合は5%となり、むしろ下がってしまっているのです。 その背景には、日本特有の組織構造や忖度文化といったものがあったりするのですが、そもそも全体的に「仕事にやりがいをもって活き活きと働いている人が少ない」というのが大きな課題であると思っています。
社員一人ひとりがエンゲージメント高く働いていくには、環境がとても重要です。誰しもが自分の強みをうまく活用し、それをお互いに承認しあって活躍できるような舞台を作るためのものとして、ストレングスファインダーは最強のツールであると考えています。
そこで、このストレングスファインダーをうまく活用して世の中に活き活きと働く人・チームを増やしていきたい!と思うようになったのですが、それをやっている会社がどこにもなかったんですよね。なので、自分で作りました(笑)。
ストレングスファインダーに出会って、自分に“OK”が出せるようになった ———なぜストレングスファインダーに着目したのですか?
私自身が「マミートラック」に陥って落ち込んでいた時に、ストレングスファインダーに救われたからですね。
【マミートラック】女性社員が育児休業から復帰した際に、昇進や昇格を目指すキャリアコースから外れて、アシスタント業務や単純作業に従事する待遇へと変わること 私は28歳の時、人材開発コンサルティング会社で営業として働いていて、主に大手企業の人事部に対し、新入社員研修や昇格者研修などの企業研修の提案をしていました。その時の仕事は、ただ既存の研修プログラムを提案するのではなく、独自の研修プログラムをさざまななフリーランス講師と共に作り上げ、「講師プロデュース」という形で世の中に発信していました。
その講師プロデュースと言う仕事は、多くの人の人生に彩を添えられている感覚があり、また自分の能力を活かしながら会社づくりにも貢献できていて、まさに天職で大好きな仕事でした。
だけど、33歳の時に育休を経て時短勤務として職場復帰した際に、私が参画していたプロジェクトの様々なことが夜の時間帯の会議や飲み会などで決定されていって、自分が知らない間に物事が進んでいくことを目の当たりにしたんですよね。 育休を取得する前までは社内でも中心的に活動してきた立場から、急に自分がいなくても色々なことが進んでいくような立場に変わってしまい、徐々に疎外感を感じるようになりました。「私がこの会社にいる価値って何なんだろう」ってどんどん自信を失っていったんですよね。
そんな時に、ひょんなことからストレングスファインダーに出会いました。 診断してみたところ、私の上位資質は「戦略性・コミュニケーション・個別化・活発性・着想」で、その資質(つよみ)を紐解くと、「誰も思いつかないようなやり方を思いついて周りを巻き込み、風穴をあける」「一人一人の個性を見抜いて生かす」「言葉で人を魅了する」というものでした。
この結果解説を聞いたとき、私の中に強い衝撃が走りましたね。これまでの社会人人生で体験してきたあらゆることの理由がわかった気がしたんです。
そこからさらに深堀して調べていくうちに、「あ、私はこれでいいんだ」と自分自身に”OK”を出せるようになり、そこからは仕事面においてもうまくいくようになりました。 不思議なことに、自分自身にOKを出せると、相手にもOKを出せるようになるんですよね。相手に自分自身の「よわみ」もさらけ出すことで、チーム間にGive&Takeの関係性を作れるようになります。 そうするとチームも必然的にエンパワーメントしていくようになり、パフォーマンスもどんどん上がっていきました。
その経験を経ての気づきとして今も大切にしていることですが、「良いリーダーがいればチームメンバーも働きたくなる」んです。 リーダーが自分や相手の強み・弱みを受け止められるようになれば、そこで働くメンバーにとって心理的安全性の高い環境を作っていくことができます。それによってメンバーのモチベーション向上にもつながり、ここで働きたい!貢献したい!という人が増えていきます。
そんな安心安全の場をつくるためのツールとしてストレングスファインダーは非常に有効であると、自身の経験をもって言うことができます。
さまざまな人が活躍するプロデューサー集団にしたい ———そんな背景があって生まれたスパークルチームですが、これからはどんな会社にしていきたいと考えていますか?
「プロデューサー輩出機関」にしたいですね。
もちろん、より多くの企業に活き活きとしたチームを作っていきたいという想いは前提としてあるのですが、それを一緒に目指していくスパークルチームのメンバーや講師が、より輝けるステージを作っていきたいなと日頃から思っています。
スパークルチームには組織開発プロデューサーや講師として活躍をしているメンバーがたくさんいるのですが、みんなそれぞれ色んなバックグラウンドやビジョンを持って働いているんですよね。 たとえば、家業を継ぎながら遠方からリモートで働いていたり、幼いころからの夢だった職業と人材開発を掛け合わせて新たなチャレンジをしようとしていたり、学生時代に大学院で梨の研究をしながらラッパーとして活躍していたりと、本当にいろんな人がいます。たぶん私が一番ノーマルタイプです(笑)
そうやってみんな様々な想いやビジョンをもって、それぞれが自律的に人生の選択をしながら組織開発プロデューサーとして活動していくなかで、私はみんながまだ気づいていない能力や可能性を引き出し、彼らのビジョンを実現する場、背中を押す場としてスパークルチームはありたいなと思っています。
ゆくゆくは「おもしろいプロデューサー集団」と言われるように、私自身はそのためのプロデューサーでありたいと思っています。 なので私は、人材・組織開発業界のJ.Yパークを目指しています(笑)
前向きに悩んでいる人とスパークルな社会をつくりたい ———そんなスパークルチームを、これからどんな人と一緒に作っていきたいですか?
人生で起こる悪い出来事も含めて、それを面白がって前向きに悩んでいる人と一緒に作っていきたいですね。
前述したようにスパークルチームには良い意味で「わけのわからない」人がたくさんいます。だけどみんな、絶対にどこか一本筋が通っているんですよね。 そういった自分の人生を前向きに捉えてキャリアをつくっていける人は、関わる相手にも良い影響を与えていきます。その要素は、スパークルチームのパーパスでもある「スパークルチームであふれる世界をつくりだす」という面でも欠かせないものになります。
私たちと一緒に強みも弱みもさらけ出しながら、自分の強みを活かすだけでなく、「強みであふれる社会」を作る側として本気でコミットしてくれる方と働きたいなと思います。
ある意味、「この人と一緒にいたら何か面白いことができるかも」が採用基準になっていたりもするので、想いやビジョンがある方はぜひ応募してみてください。一緒にスパークルな世の中をつくっていきましょう!
スパークルチーム合同会社では一緒に働く仲間を募集しています