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なにをやっているのか

PST株式会社は東京大学をはじめとした様々な大学や研究所、企業、医療機関と共に音声を研究しています。その成果として、音声から心の状態を認識する技術「MIMOSYS」を開発しました。現在は「MIMOSYS」を開発した知見を生かし、音声から病態を鑑別する技術「VOISFIA」の研究開発を行っています。 この研究開発過程で、研究成果を多数の論文として公表していることや複数の国内および国外特許を取得していること。ラベルとして医師の診断結果が付いた音声を多く取得していることは我々の強みです。 エンジニアチームは「MIMOSYS」のSDK化を行い、様々な企業様がアプリケーションを開発する際に組み込んでもらっています。 また、SDKを組み込んだアプリケーションの開発もしており、世の中の人々に扱ってもらっています。

なぜやるのか

近年、生活習慣病やメンタル疾患の増加により、健康管理は社会的な課題となっています。うつ病などの気分障害(感情障害)の総患者数は約111.6万人(2015年12月厚生労働省発表)に達し、休職などによる経済的損失も生じています。 企業や団体においては、メンタル疾患の早期発見に努めていますが、自記式のアンケートによるストレスチェックや問診・面談だけでは実態を見極めることが困難なケースがあります。本人の意図に左右されずに手軽に心の状態をチェックできる仕組みが求められています。 我々は、この問題を解決するために「声」の成分から声帯由来の情報を解析するアルゴリズムの開発を行っています。 これは 1.「声」はアンケートや問診、注射等に比べ負担が少ないことが多い 2.声帯は情動を司る脳の視床下部と迷走神経で繋がっており、かつ不随意(本人の意思とは無関係)であるため、実際の心の状態が反映されている。 という理由からです。 皆様にこの技術を使っていただく事で、心の状態や病気、その兆候を可視化し、最終的に人々の笑顔を増やすことを目指しています。

どうやっているのか

医師の診断が付いた「声」と音響解析技術を活用した「AI」で、ヘルスケア領域、メディカル領域にSDKやアプリケーションを提供しています。 1.分析する技術「MIMOSYS」は、PST社が独自開発しています。東京大学の音声病態分析学講座において精度検証しています。既にSDKとしてお客様のアプリケーション構築に活用していただています。 2.病態を分析する技術「VOISFIA」は、音声から病態を分析する技術です。現在は、東京大学の音声病態分析学講座と共同で研究開発をしています。 将来的には、医師の意思決定のサポートを目指しています。 「MIMOSYS」の SDKは自社開発しているモバイルアプリケーションにも組み込んでおり、多くの人々に扱ってもらっています。 このモバイルアプリケーションは、企業様にも導入してもらっており、社員様のメンタルヘルス向上に役立ててもらっています。 そのため、モバイル/Webアプリケーション開発、SDK開発に加え音声解析等幅広い知識を持つメンバーがいる環境となっています。